流氷物語」号の乗車記です。
車両については、前編 をご覧ください。


■網走駅
網走駅は列車ごとの改札。
前日のうちに改札の方にお伺いしたところ、9:45発の流氷物語号の改札は9:00からとのこと。
改札開始時点では私を先頭に15人ほどが並んでいました。
 
 
この人数なら座席確保の心配はなさそうということで、外観の写真を撮ったりしました📸
ドアオープンは9時10分。
難なく海側の窓側を確保することができました。
 
だだ、出発間際にはボックス席は各2~3名ずつ、ロングシートもゆったりと埋まる感じでしたので、間際の乗車ですと、山側の座席や後ろ向き座ることになると思います。
 
 
ドアオープンから30分以上のゆったりとした時間を楽しみ、列車は定刻で出発!
 
網走市観光ボランティアの方が車内放送のマイクを握ります。
ガイド専門という訳ではないでしょうが、熱心に案内をしてくださいます。
 
まずは網走港を通過。
冬の間は流氷が来るため、小さな漁船は陸揚げされているのだそう。
まるで中古車展示場のように、漁船が並んでいます。
 
 
海の先には、羅臼岳を中心とする知床連山の姿がきれいに見えています。
温かい日だったこともあり、流氷はまだ見えません。
 
 
網走駅から約15分。座席が温まってきたところですが、北浜駅で10分間の停車があるとということで、下車の用意をします。

 
■北浜駅
北浜駅はオホーツク海に一番近い駅として知られ、駅事務室部分は喫茶店「停車場」になっています。
 
 
九州の大畑駅のように、待合室には多数の名刺が貼られています。
私もどころかに名刺を貼り付けてきましたので、訪問された方は探してみてくださいね🤗
 
 
駅舎横には、展望台が設けられています。
 
 
ここからも知床連山がきれいに見えています。
水平線近くに白っぽい線が見えていているところに流氷がきているのだとか🤔
 
 
また、停車時間を利用して記念撮影ボードを用いての記念撮影も行われていました。
この記念撮影ボード、使用後には列車の窓にピッタリサイズの優れもの🎉
 
 
この状態で記念撮影するのも良さそうです。
 
■ついに流氷
地球温暖化の影響もあって、近年は流氷がなかなか接岸しないという話を聞きつつも、「流氷物語」号なのに、、、と思っていたところ、北浜駅を過ぎてから、車窓にはわずかに流氷の姿が見えてきました😉
 
 
流氷観光船「おーろら」号が、流氷をかき分けて運航する姿とは程遠いですが、少しだけでも流氷のかけら?が見えたので、めでたしめでたし。
個人的には、物足りませんでしたが😂
 
 
なお、流氷は風向きによって数時間のうちに状況が変わるため、寒ければいいというものでもなく、こればかりは運なのかもしれません。
 
道東のマッターホルンとも称される美しい山並みの斜里岳が見えてくると、終点知床斜里駅ももうすぐです。

「冬場にこんなにきれいな斜里岳が見えるのは珍しい」と、観光ボランティアの方も喜んでいらっしゃいました🙌
 
 
流氷は見えたものの、「もう少したくさん見たかった」と思ってしまうのは贅沢というものでしょうか🙄

そんな想いを乗せつつ、知床斜里駅に到着した「流氷物語」号。
折り返し運転とはなりますが、復路にも乗車する場合でもいったん改札口を出て並び直すのがルールなのだそうです。
 
 
すると、駅員さんがトロンボーンで演奏を始めました。
「北の国から」のテーマ曲です🎶
 
地元の方によるおもてなしも素敵ですが、駅員さん自らのおもてなしは、より一層嬉しいものです👍
 
※ブログ掲載ご本人許諾済。
 
さて、ここからは、快速「しれとこ摩周」号で、標茶を目指します。
 
 
勘の鋭い方はお察しかと思いますが、標茶からは「あの観光列車」に乗車します🚂
そのレポートは次回👋