(前半)東横サヨナラバス旅 | ハンター湘南の旅ブログ

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平日に残されたチャンスは少ない、緊急出動!

(廃止間際の土日は「お別れ乗車」客で混雑し、普段の乗客数を掴みにくいので)

 

京急の快特と湘南新宿ラインを乗り継ぎ、最速ルートで8時前に渋谷に着いた。

学03(日赤医療センター行き)の2分毎発車のゴールデンタイムに当たるが、今日はそちらは乗らず、急ぎ逆の西口に降りた。

 

3月末で廃止になるバス路線の、まずは1本目

 

【渋55】 幡ヶ谷折返所行き(東急バス)

昨年の資料で調べておいたバス乗り場は全く違う場所になっていて焦ったが、湘南新宿ラインの並列化のおかげで、何とか間に合った。

 

井の頭線が比較的近くを並走するので、案の定、朝の時間帯の乗客は1桁にとどまっていた。

昼間の高齢者の買い物客がメインだろうか。

本数は終日30分毎

 

バスは「東大前」や「代々木上原」を通るが、大学や駅とは全く違う場所の「偽物」のオンパレードだ

 

「松陰学園前」はバス停から学校は近いが、8時10分なのに、歩いている生徒は無く、テスト休みか。

男女共学になり、初出場の年に高校野球を応援に行ったなあ。

日の丸が見えて、併設の幼稚園が卒園式らしい。

松陰学園(バス降車後に改めて撮影)

 

「東北沢」「大山町」「消防学校前」とすすみ

そして、乗客は2人だけとなり、終点の「幡ヶ谷折返所」に到着

 

駅へは乗り入れず、中途半端な終点

 

4月1日から、運転区間が短縮され、東北沢駅で折り返しとなる

本数も1時間1本に激減する

 

寂しい折返所

10分ほど時間調整して、渋谷駅へ

 

さようなら、幡ヶ谷折り返し所。

 

さて、バスで来たルートを歩いて戻りながら観察

暗渠化された玉川上水に沿った道には旧橋の欄干が各所に残る。

 

さようなら「消防学校前」バス停

 

消防学校内には、各種消防車が停まっていて、一度内部を見学してみたい

余談ながら、この隣の施設で空気ボンベ等が製造されているので、「渋谷区幡ヶ谷の空気」が全国へ出回っているわけだ。

 

次は大山町、交差する井の頭通の京王バスとは離れている

さようなら「大山町バス停(東急)」

 

そして、新たな終点となる東北沢駅

地上の線路跡が整地され、新たなバスロータリーが整備された

新しいバス停にはカバーが掛けられていたが、来年、結局廃止で再びカバーが掛けられないか心配だ。

 

新宿寄りの線路跡はまだ整備中

東京ジャーミィの尖塔がやたら目立つ

 

折り返し渋谷駅行きのバスがやって来た

このアングルも3月いっぱい

 

さようなら ★ 渋55 幡ヶ谷~東北沢間

 

 

さて、下北沢駅まで歩く

 

こちらは「北沢タウンホール」終点の光景

 

この路線【下61】(小田急)も、単独系統が北へ向かってひょろっと伸びて、駅ではない場所で折り返していて、地図で見ると、まるで兄弟のようにそっくりで、私は両路線を見間違えることもしばしば。

初めて現地へ来たが、ビルの1Fで折り返しで都会的な風景で、想像していたような侘しさは微塵もなかった。

 

近くには、有名な「スズナリ」が

ナウな若者向けスポットかと思いきや、なかなかの「昭和」ぶりだった。

さすがに朝早く、全く人の気配なし。

 

下北はほとんど降りたことがないので、まったくの「おのぼりさん」で、地図と首っ引き。

 

ようやく駅に着いた

小田急が地下へ潜ったので、位置関係が全然わからん

 

知らない間に駅は小田急と京王が分離されていて、かつての混然一体とした駅を思い出すのが難しいほど変わった。

 

京王の「カレーショップC&C」が改装後の下北に開店してないかチェックしたかったが、この後は成城学園前に向かうので、小田急の領域しか入れず。

 

小田急駅のレリーフ

 

おお、小田急と言えば、「箱根そば」があった、朝食兼昼食だ!

ていうか、小田原・海老名に続き、10日以内に3回も来ている。

 

小田急は、急行線と各停線が上下に分かれ、地下深い急行ホームへ回ったら、成城に停まらない「快速急行」が来てしまい、少し待たされて失敗。

各停のほうが早かったか。

成城学園前で、急行が普通に追いついた格好。

 

さすが成城で、歩いている私立高校生は皆、自由度が高いおしゃれな恰好で、地味な都立高校生が逆に目立っていた気がする。

 

さて、成城学園前からは、同じく3月31日で廃止される東急バス【都立01】の乗り納めだ

 

さて、バス乗り場を探していたら、長い行列ができていた

 

と、唐突に「都立01」が来た、

都立大学北口行き

30分に1回ぐらいだから、偶然もいいところ。

 

しかも、並んでいる人は皆、このバスの乗客だった

思わぬ賑わいに戸惑いつつ、席は満席で、通路に立った。

 

しかし、成育医療センターへの区間客は多いので、二子玉川からの系統を延伸して、廃止後の本数を確保するようだ。

 

たちまち発車したバスは、邸宅街を南下

たまたま沿道の都市大付属中高が卒業式のため、着飾ったご婦人方が目立ち、男子校が華やぐ数少ない日だ。

 

その後、世田谷通りに出ると渋滞気味

この辺りは、渋谷方面行きの東急・小田急バスが多数走り、私も何度か通過した区間。

 

NHK技研前から右折し南下、

世田谷区総合運動公園

この辺りは私立校のスクールバスを撮影しようとして、2回も空振りだったので覚えている

美術館へ行って気晴らししたっけ。

 

「聖ドミニコ学園」からはいよいよ、【都立01】の単独区間だ。

案外残っている乗客は多かった。

廃止対象路線にありがちな高齢者ばかりではなく、若い人も多い。

 

「駒大高裏」などを通過し、桜新町駅で客の大半が入れ替わる

学生のいない時期でそれなりの乗客はあり、廃止するのはもったいない。

桜新町から先の「サザエさん通り」は狭隘区間で、上下別ルートを行く

この区間は当系統の真骨頂だ(この区間は今後も黒07系統が存続)

 

「日本体育大学前」、「東深沢中」、「東深沢小」(学芸大世田谷小中も近い)、「都立大理学部前」、「都立大付属高前」、「めぐろ区民キャンパス」と学校がらみの停留所ばかり、このバス、通称【学校線】と言うのを車内の放送で知った。

 

なお、このうち「都立」とつくものはすべて移転または名称変更しているが、そのままだ。

そもそも東横線の駅名「都立大学」自体、そのまま放置して30年近く経つ。

 

急に見覚えある風景、めぐろパーシモンホールへの道だ

定期演奏会で何度か来た場所

 

そして、終点、都立大学駅に到着

 

すでに成城学園駅行きに変わって、循環線状になっていた。

 

それなりに若い人の利用もあるし、入れ替わりも多く、収益性がありそうな気がするが、廃止は残念。

 

さようなら ★ 都立01系統全線 成城学園前駅~都立大学駅北口

 

さて、次は横浜市内を攻める

東横線で南下

 

(つづく)