こんにちは。

今日はNゲージ鉄道模型、先日書いた連結器周りケーブル、ホース類のカラーワイヤー化に着手です。今回は実写をUpしたばかり、91年まで板谷峠を行き交った交流電気機関車、KATOのEF71(3079-1)とED78(3080-1)に施工します。

 

整備前のEF71 5(手前)です。矢印のエアホース、TOMIXのPZ-001が既に外れかかって浮いていました。近い将来運転中に脱落していたでしょう。

機関車大集合記事で書いたように、このPZ-001を止めて、カラーワイヤー表現に順次変えて行く方針です。オーバーサイズ解消と脱落しやすいのを解決するためです。

EF71は5,7号機、ED78は3,6号機が在籍していますが、ED78 6だけはカラーワイヤーで施工していましたので、残り3両の再整備することになります。

 

今回は施工法について詳しめに書いてみます。何度も書いていますが、もしやってみようという方がおられたら、自己責任でお願いします。

 

先ずカプラーパーツを3両分準備します。左から上下3列です。ピンバイスを用いてエアコック、ジャンパ栓ケーブルの必要なところに穴を空けたところです。

0.3mmのピンバイスで下穴を空けてから、0.4mmで拡張しています。こうすると穴あけ位置の狙いを定めやすいです。

右上1つはED75のものです。これを出して来たのは、中心に入る連結器のすぐ右脇、ブレーキ管エアコック表現があるんです。しかしED78,EF71には無い、、、仕方ないので銀河モデルN-105を挿し込むための穴を空けています。何でナナゴーにはあってEF71,ED78には表現が無いんだろう???実車はどの形式も付いているのに...。

 

今回使用のカプラーパーツは手持ちがありました。EF64 1000のホース類表現をするにあたり、形態が似ているので使えないかなー と買っていました。が、両端の小さいKE72ジャンパ栓、EF64には無いのでカットして整形する必要があり、あれこれ考えた末これは難しかろうと結局使いませんでした。無駄になっちゃったかなー?と思っていましたがここで役に立ちました。EF71とロクヨン1000の並び、実車ではありえない?組み合わせ(笑)ですが、どちらも国鉄時代の機関車らしくジャンパ栓、ホース、ケーブル類テンコ盛り、勾配区間で活躍した”山男”です。

 

続いて連結器をねじ止めする準備です。左のオリジナル状態から右のように中心部にグラインダーをかけて段差をなくします。段差の所に穴を空けなければならないので、これをやらないとドリルが滑って位置がずれ、失敗の確率が高くなります。

 

更に1.2mm厚の白色プラ板を小さく切って、スカートパーツに挟みこんでから、1mmの穴を空けます。ここに右の連結器 Micro Trainsの#2004(#2001のショートタイプと同じ)をねじ止めします。私の所の機関車はこれが標準です。

 

連結器をねじ止めしてから必要なエアコックに白色塗料を挿します。実車写真を参考にどれに色を入れるかを決めています。作業中間違って触ったりすると簡単に剥げるので、出来るだけ後まで引っ張って..このタイミングで行います。

 

いよいよエアホースやケーブルの表現、ケンタカラーワイヤー#28(0.33mm)を挿し込みますが、穴が0.4mmでワイヤー径より大きく緩いので、ごく少量の瞬間接着剤を先端に付けて...

 

穴に挿し込んで少し置くと固まって動かなくなります。ここから適当な長さに切断し、成型すればオーケー、実車に真似てケーブル、ホースを表現して行きます。

 

左が新たにカラーワイヤーで表現したもの、連結器右脇の銀河N-105はこれまで使っていたものを移植です。右はこれまでのPZ-001表現です。左側、エアホースと逆Ω状のKE3電暖ケーブルが干渉しなくなり、スッキリします。

 

ED78 3についてはこのパーツ、ボディー前面右下部から伸びる2本のKE77開放栓ケーブルも取り替えています。カプラーパーツ右側2か所の四角い穴に挿し込むのですが、大きめのPZ-001コック表現と干渉して上手くハマらず、無理矢理整形していたので新しいのに取り換えました。パーツはED75 1000(3075-1)の余りです。写真の2つ付いたパーツが付属していて、1000番台の場合1つしか使わないので余っていました。

 

先日の赤岩駅周辺の記事でUpした写真ですが、実車の左側もゴチャゴチャ感があって、エアコックの真上をケーブルが通るような感じです。片や下側、コックから伸びたエアホースはケーブルの手前側でクロスしているし,,,模型で表現するには難しい細かい作業になります。

 

こうしてカラーワイヤー仕様化の整備終了です。右のEF71 5 左のED78 6と感じが合いました。

 

EF71 7とED78 3も同様にスッキリしました。ケーブル、ホースが一杯ゴテゴテ付いてこそ国鉄型機関車..いい感じになったかなー。

 

これまで使っていたカプラーパーツはコックを削って0.5mmと大きい穴を空けちゃっているのでもう使えず、お役御免です。ちょっと勿体ないですけど..ジャンパ栓をスライス切り出しして、他の車両に移植する場合などのために保管しておきます。

何故か右上1本だけカラーワイヤーが入っていました。後から増設したのかな。

 

1年と1日前、EF71 5のケーブル、ホース類表現をPZ-001で行った記事を書いていました。

 

 

1年で再整備..カプラーパーツの交換 となっちゃいましたが、やってみて色々と気付いたり思いついたりするので、やむを得ないですね。

 

早速運転ですが、今日はこんな姿を再現してみました。EF71 7+5の重連で50系牽引、板谷峠末期の普通列車で実際見られた編成です。交流電機では最大出力を誇ったEF71が2両で、50系客車たった2両を牽引、、実際乗ったことがありますがパワーを持て余し、加速が凄かったのを覚えています(笑)。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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