発売が遅れていたエンドウの小田急3100系ロマンスカーが数日前に発売開始されたようです。
先日、イモン渋谷店に立ち寄ったときに、購入予約をされ引き取りに来られた方がいらして、その場で試走確認をされていました。
ご迷惑にならないよう少し離れたところからチラリと、ほんの短い時間だけ覗かせていただいただけですが、魅力的な商品であることが伺い知れました。
艶のあるボディーの塗装、とくに赤の発色が秀逸であると思いました。
複雑なグレーと白のラインの完璧な塗り分けと相まって実車のイメージをよく捉えています。
また、通電カプラーを採用して集電もバッチリのようです。(ただし、線路上で連結するのにコツがいりそうです。)
ヘッド、テール、行き先表示灯も点灯。さらには軟質プラの外付け幌も付いてきて、購入者の満足度はかなり高いのではと推察します。
ぜひ購入したいところですが、私は中村精密の古い製品(原型)をもっているのであっさりパスしました。
中村精密の3100系について、少し補足させていただきますと、ボディーと床下機器のみの半完成品の状態のものをヤフオクで落札しました。
そのあとすぐに動き、適合する台車の在庫のあるお店を確認して、必要数を手に入れました。ここは、素早かったです。
台車は、カツミ製のFS346。もしなかったら、0系新幹線用のDT200が似ているとの記事をどこかで読んだことがあり、次善の方策と思っていましたが、幸いその必要はありませんでした。
今現在は、どちらの台車も市場からはなくなってしまったようです。
エンドウ製品が発売されるにあたって、私は、連接台車の処理(ボルスターの位置等)に興味があったので、家に戻った後すぐにネットで確認しました。
パソコンで描画することができないので、手書きになりますが、上図が今回発売されたエンドウ製品、下図が自作した中村精密のボディー用の台車の取付位置を示した図です。
基本の考えとして、エンドウの場合は、1両おきに両端に台車の付いた車両を配置し、間に挟まる車両は台車無しとなっています。
私が自作した方は、両先頭車は両端に台車を配置して、他は片側だけ台車の付いた車両を繋いでいくようにしました。
※ただし、中間の1両だけは例外になります。
どちらがどうとかは言えませんが、モーター車を編成のどの位置にするかについては、それにより必然的に決まってきます。
モーター車として適しているのは、両端に台車が付いている車両であり、私のとった方式では、先頭車のみがモーター搭載車になります。
[中村精密製品に組み込んだMPギヤ、連接台車]
ただ、遠藤製品のように連接部の台車にMPギヤを組み込むと連接ピンなどの構造が複雑となり、工作が難しくなります。
そのため、先頭車の連接構造となっていない方の台車にのみMPギヤを組み込むことにしたわけです。
ただ結果として動力車は1編成に2両、片台車伝導とせざるを得ませんでした。
牽引力不足が危惧されましたが、勾配のないレイアウトでは、問題なくスムーズに走行しています。
おそらく、エンドウ製品は、両台車伝導であり、より優れた方式であることは疑いありません。
できたら、エンドウの車両をつぶさに手に取って、そのあたりの構造を調べることができたらと思っています。