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【E131系】新しい房総ローカル デビュー!

皆さんは、房総に行ったことはありますか?

今年のダイヤ改正では、209系天国と言われた房総ローカルが少し変化しました。

 

主に外房線上総一ノ宮以南、内房線木更津以南、鹿島線に、ワンマン対応のE131系が投入されました。

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本日は新たな房総の顔となるE131系の乗車記です。

 

 

かつての房総半島には、113系という、古き良き国鉄近郊型車両が使われていました。

しかし、房総半島の塩害や、下総地域の砂の被害などが深刻で、これ以上使うことは不可能と判断されました。

 

そこで千葉にやってきたのが、京浜東北線で活躍していた209系でした。

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ステンレス製ということで、塩害にも強いとされた209系でしたが、房総の塩害はかなり酷く、ドアが汚れている車両も多くいます。

 

ちなみに、E131系の投入理由としては、209系の置き換えではなく、末端区間の需要の低さのためにワンマン運転をするためです。

 

というのも、現在のJR東日本では、3両以上の電車には必ず車掌の乗務が必要であり、現行の209系は最短で4両のためです。

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今回は鹿島線ということで、佐原から乗車しました。

 

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ワンマン、2両と表記されていると、地方の鉄道感が増しますね。

2両という表記はこれまで東北地方や甲信越でしか見ることが出来なかったので、非常に新鮮です。

 

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車両のデザインとしては、房総ローカルらしく、菜の花をイメージしてのデザインです。

前面の水玉模様は、海の波しぶきをイメージしており、また台形型のデザインはかつての113系リスペクトだそうです。

 

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行先表示はフルカラーLEDが使われています。

JR東日本は、地方にも新型の車両を投入する傾向があるので、むしろ都心側よりもハイテクな車両が走っていることもあります。

 

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車内は青と黄色を基調とした座席になっています。

ボックスシートが少ないなという印象でした。

そもそも房総半島の地元住民で長距離乗る人が少ないのかもしれませんが、木更津安房鴨川上総一ノ宮のロングランがあることを考えると、もう少しボックスがあってもいいと思います。

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停車駅等の案内については、ついに房総にもデジタルサイネージが導入されました。

ただし、千鳥配置(4ドアのうち、左右に2つずつ、交互に配置されている)となっています。

 

また、ワンマン運転の関係で、運転席の上には後方のモニターが付いています。

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運転士は、窓から顔を出さなくても、この画面で後方確認をして扉を閉めることが出来ます。

 

 

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2両編成だとかわいいですね笑

 

 

 

いかがだったでしょうか?

房総の末端区間を中心に、活躍していくことになるE131系。

 

ワンマン化が主たる理由ではありますが、塩害も深刻化していた209系の後継という考え方も出来なくはありません。

 

デジタルサイネージ等も採用され、車内も明るくなりました。

 

今後皆さんが房総に行かれるときには、E131系に乗る機会も増えると思います。

 

今回もお読みいただきありがとうございました。