名鉄急行と近鉄特急の粋な話 | 鉄道きさらんど

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今は3月に民鉄や3セクの多くの事業者もダイヤ改正を行う。JRの大減量ダイヤほど悲惨な印象は薄いとはいえ減便が目立つ。しかしJR上場会社の様に民間投資家の顔色をうかがわなくて良かったり、他のJRと比べても地域に根差した経営を徹底している3セクは手堅く増車や初電来り上げ、終電繰り下げ、新車投入をしているところもある。

 

3セクではないが、愛知の民鉄も大きなダイヤ改悪はまだない。(この地域のJR在来線も大きな変化は良くも悪くもないが)

 

名鉄で特筆するべきは一部の急行の特別車の客扱い開始が今日から始まったことだろう。もともと特急車で運用していたが、特急車が急行につく時は特別車は締切扱いだった。それがこれからは一部の列車でミューチケットを買って特別車を利用できるようになる。恩恵を受けられる時間帯や区間が非常に限定的とはいえいい変化だと思う。特急や快特以外でも着席サービス重視の流れが起こってほしい。

https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/itimannisenrinnji.pdf

近鉄はダイヤ改正ネタではないが先月に突如引退したスナックカーこと12000を来月の土休日に運転する。車両が検査期限を迎えていないからできるのだろうがいったん定期運用を退いた車両が臨時列車で走るのは大昔の青函連絡船の「アンコール運航」を思い出す。撮り鉄も集まりそうだが4日間に、1日2系統を1往復ずつで分散するしすでに近鉄沿線は緊急事態宣言が解除されていて人が集まっても問題なしという判断だろう。粋だなぁと思う。やはりJRより民鉄のほうが遊び心のある施策が多い。

 

185系なども「アンコール運転」があるとよさそうだ。