静岡駅から約4時間をかけ、岐阜駅までやってきました。長時間乗車の心地よい疲労感も、久々の感覚です。
隣のホームに停車中の、静岡では見ることのできない気動車を撮影。地元民には珍しくもなんともないでしょうが、そんな些細なことですら新鮮に思えてきます。
そして改札を出て目に飛び込んでくるのは黄金の信長像。
よく見るとしっかりマスクを着用、『第六天魔王』とも呼ばれ恐れられた信長公も、疫病対策には余念はありません。
振り返り駅舎を撮影。
このアングルだと、どこかの競技場のようにも見えますね。
ペデストリアンデッキ完備の都会的な光景ですが、そこから見下ろす街は、クルマも人通りも少なく、まったく活気が感じられません。とても人口40万を超える、県庁所在地の駅前とは思えない寂しさです。
一介の旅行者が知ったふうな口を利くのは本来は慎むべきですが、岐阜市における中心市街の空洞化は、様々な所から情報として入ってきています。『さもありなん』といったところでしょうか。
そんな駅前からまっすぐに延びる道路を、金神社に向け歩いていきます。
その道中こんなものを発見。
私の地元『清水港』を前面に押し出した看板を掲げたお店です。小さいころから口にし過ぎて、最近は少々飽きてきて魅力的には思えなくなってきたマグロですが、地方においては『清水港』はある種のブランドになるのかと、少し誇らしく思えました。
なんてことを思いつつ目的の金神社に到着。
黄金の鳥居が目を引きます。
ご利益はもちろん金運アップ。いつもより少し念入りにお詣りをし、御朱印もいただきます。
社務所前には岐阜には場違いなこんな方もいました。
他には誰がいるわけでもなく、ポツンと1人だけ・・・
まだ朝の10時を過ぎたばかりですが、1つめの目的は無事達成しました。
次は2つめの目的の岐阜タンメン。店舗は愛知岐阜両県にまたがり多数展開してはいますが、基本的にロードサイドが主体となっており、駅から徒歩圏内のお店は限られています。そんな中事前に目星をつけた、今伊勢店へ今から向かおうと思います。今伊勢は愛知県一宮市の地名で、名鉄名古屋本線の駅名にもなっていますが、地図を見る限り最寄駅はその隣の石刀駅のようです。こんな時はもちろん両駅制覇でしょう。ということで、名鉄に乗るべくそのターミナル名鉄岐阜駅を目指します。
といっても名鉄岐阜駅はJR岐阜駅のすぐそば。来た時とは少し道を変え、10分ほど歩いて迷うこともなく到着しました。
これから名鉄に乗り、石刀駅へ向かいます。青春18きっぷを持つ身としては多少の出費とはなりますが、駅巡りも趣味とする私には、特に大きな問題ではありません。石刀・今伊勢の両駅とも未訪問であり、改めて出直すことを思えば安いものです。
そういえば名鉄に乗るのもホント久々・・・
既に入線していた10時10分発の須ヶ口行き普通列車に乗り、発車を待ちます。