2021.3.12 定期運用最終日、185系【最後の最後】の旅③ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

沿線でたんまり撮って、さわやかのげんこつハンバーグをたんまり堪能した弾丸ツアー。

↓そこまでの話↓

修善寺。
そう、上り最終の踊り子16号に乗るため!

乗り継ぎ時間はわずか6分程度。
しかもレアな1番ホームからの発車とか。
感傷に浸ってゆっくり撮る暇はなく、わたわたと動いていく。

東京方先頭はさっきまで記念プレートがあったが、持ち替えの最中…

どうにかこんな風に撮るのが精一杯。

そうこうしているうちに、もう発車時間。

15:39。
185系最後の修善寺駅発車。
185系が戻ってくることは、定期列車としてはもう無い。


どうにか自由席に座席を確保。
大仁、伊豆長岡と止まりながら、粛々と最後の旅を続けていく。
車内は思っていたよりも静かで、それぞれが感染予防対策を取りながら楽しんでいる様子だった。

だが、その車内が俄かに沸き立ったのが、大場を発車した直後のこと。
車掌から次駅案内を前に放送が入る。

間もなく列車進行方向左側は、当社伊豆箱根鉄道の前を通過します。
185系最後の運転を、社員一同お見送りしております。
その目に飛び込んできたのは、本社前で敬礼や手を振ってお見送りする社員の皆様方!

車内からもあちらこちらからうぉぉと感嘆の声が漏れ出した、感動のサプライズの瞬間‼️
40年の歴史の積み重ねが、このような愛のこもった見送りになったのだろうか。
そのシーンに胸が熱くなり、乗れて良かったなと思いを新たにしたのだった。
間違いなく、今回の旅で最大のハイライトとなった。

沿線各所でも、愛のあるお見送りがちらほら。

そうしているうちに、僅か30分足らずの伊豆箱根鉄道の旅は名残惜しくも終わりを迎える。
渡り線を渡って三島駅のJR東海1番ホームに入り、これで伊豆箱根鉄道から185系は消えた。

16:07、到着。
三島駅は、ギャラリーなどでかなり輻輳した状態。
気持ち遅れ気味だったせいもあり、感傷に浸る余裕は皆無で慌ただしく三島駅を発車した。


これで、JR東海管内からも国鉄型特急列車が完全に姿を消す。
のだが、終始ショートリリーフの感が強かったからか、極めてクールに走り抜いていった。
車内放送に入るときの鉄道唱歌チャイムが、せめてもの餞といったところだっただろうか。

そして16:21頃。
そんなJR東海管内も抜けて、熱海駅に戻ってきた。
最後の連結シーンを撮ろうと、すでにかなり騒然とした密な雰囲気になっていた。

膨れ上がるギャラリーを、どうにかロープで押しとどめている感じだった。

安全距離も、ギリギリで確保。

そして…16:24。
いよいよ伊豆急下田からの編成が、姿を現すー。