エンドウ製 EF81を箱から出したらスカートが取れていた | 模工少年の心

昨日は一日中雨が降り続き、外に出るのを遮るようでした。

 

このところ、模型製作に明け暮れる日が続いていたので、休養をと思っていたのですが、結局、昨日もちょっとだけ、いじってしまいました。

 

中古のキット組のEF81です。

購入した時点で、あちこち痛みがありましたので、そのとき、あちこち手を入れて整備しておきました。

 

ただ、ヘッドマークの取付をやり残していましたので、昨日はそれをやろうと思ったわけです。

 

それだけのこと。

すぐに終わるはずだったのですが、そうは問屋が卸してくれませんでした。

用意してあったモリヤスタジオの機関車用トレインマークの取付はお預けです。

 

このEF81は、最新の(といっても2008年頃?)EX仕様MPギヤ付きではなく、インサイドギヤのかなり古い製品です。

 

ただ、モーターをキャノンのDN22に交換してありますので、走行に不満はありません。

低速が効き、ギヤの唸りが心地よく、いかにもELらしい重厚さを感じます。

 

屋根上の塗り分けは、EX仕様と同じ、妻面付近の塗り分けがパンタ下までローズピンク、ランボードもローズピンクです。

製品化に恵まれたEF81ですから、各社製品の屋根上の塗り分けには差異を調べると面白そうです。


塗料のローズピンクですが、元から塗られていた塗料は、マッハ模型のラッカーだと思われます。

 

私のもとに来たときには、妻板オデコあたりなど、塗装が剥げていて、補修が必要でした。

ガイアノーツの瓶入りのローズピンクが、マッハのものとそっくり同じ色であることには驚きました。

 

剥げている部分にタッチアップし、耐水ペーパーを軽く掛けて、タミヤのコンパウンドで磨くと、全く補修の箇所がわからなくなりました。

(通常はコンパウンドを使うことはないのですが、この機関車は側面にも塗膜に荒れが目立ち、ダメ元で全体にコンパウンドを付けて磨き出しています。)

 

このようなEF81ですが、箱から出すと、何とスカートがハンダハズレで取れていたのです。

ヘッドマークどころではなく、まず、現状復帰をしなければなりませんでした。

 

これが面倒なのですが、今回はスカートに塗った塗料のメーカー、色名がわかっていたので、気が楽でした。

 

中古で購入時に、スカートも塗装の乱れが目立ったので、グリーンマックスのねずみ色1号で塗り直しておいたのです。

 

塗装に使った塗料の情報は、とても重要だと思います。

同色を吹き付けれは、部分再塗装で補修の跡がほとんど目立たないくらいに回復することが可能です。

 

また、その延長線上のこととして、塗料の混色は、できるだけしない方がいいと思っています。


補修の実際は、まず、ボルスターを止めてあるビスを緩め台車を外し、半田付けしやすいようにして、外れたスカートを床板にはんだ付けします。


ハンダ付けをすると、熱がスカートの表面にまわり、塗膜が痛みます。

それで、スカートだけ、再塗装することになります。

(ハンダ付け)

(マスキングは、ミイラ男のように、テープをぐるぐる巻きにして、再塗装する部分だけ顔を出す)
こうした現状復帰工事に、結局、土日のかなりの時間を費やしてしまいました。

 

ヘッドマークについては、各社から複数販売されているので、この際、出費がかさみますが、いろいろ買ってみて比較等もしてみたいと思っています。