■LAYOUT AWARD
LAYOUT AWARD(レイアウトアワード)は、鉄道模型のジオラマコンテスト。
今年も、東京都大田区城南島で3月21日まで開催されています。
 
過去にも何度か足を運んだことがありますが、今年も行ってきました。
今年はHPから予約しないと入場できませんが、入場料は無料です👍
 

 
ひとつひとつの作品は幅60cm×奥行30cmのモジュールレイアウトと呼ばれ、線路の位置などの仕様が決められていることで、いくつものレイアウトを結合させて、鉄道模型の車両を走らせることができるものです。
 
当日もいくつもの作品を結合させていました。
 
御徒町駅付近を再現したもの(未完成だそうです)をはじめ、いくつか気になった作品をご紹介します。
 
 
 
 
こんな感じで、どれも、作り手の世界観や思い入れが感じられる作品です🙌

来館者が気に入った作品を投票することができ、最終日にはそれを集計して最も票数が多い作品がグランプリに輝くのです🏆️
 
100近い出品作品の中からグランプリに選ばれるのは至難のことなのですが、なんと第1回~第3回全ての回でグランプリに輝き、殿堂入りした作者の個展が同時開催されていました。
 
■佐藤英也作品展
それが会場の一角にある、佐藤英也氏の作品展。
 
 
実はご本人とも面識があり、訪問した日も在廊していましたので、ご案内いただきながら、作品を鑑賞してきました😊
 
 
殿堂入りするだけあって、一般の作品とは段違いな作品たちです。
(すべて、透明なケースに入っているので、反射して写真が撮りにくいです💦)
 
まずは第3回のグランプリ作品。
函館本線の姫川駅です。
現在は信号所になっている駅ですが、キハ40形が良く似合います😉
 
 
ホーム側から見た駅舎。
雑草の生え具合や、ホームの砂利の感じなど、姫川駅の世界に入り込んでしまいます。
 
 
目線を落として、キハ40を眺めます。
Nゲージ鉄道模型としては、恐ろしい再現度です。
 
 
こちらは、烏山線の滝駅付近にある龍門の滝。
水の流れをよくここまで再現できるものだと感心してしまいます🌊
 
 
さらに小湊鐵道五井駅の車庫です。
 
 
春のいすみ鉄道を走るキハ52。
こちらは展示するほど作品ではないと、謙遜されていましたが、十分すぎる作品です。
桜と菜の花と第4種踏切で、沿線の代表的な情景です。
 
 
そんな達人の作品に見入っていると、今回の作品展で初めて公開する「新作」があるとのこと。早速、新作を紹介していただきます😆
 
■新作に圧倒される
新作は、只見線第四只見川橋梁
他の作品よりひときわ大きなサイズで、見る者を圧倒する情景です。
山に植えられた木々の色や種類も多く、川の色合いも絶妙です🍁
 
そこを走るキハ40。撮り鉄の方もうらやむような光景です。
 
 
横から見ても下からみても。
 
 
車両に近づいて見ます。
鉄橋の点検用の足場も自作とのこと。
 
 
さらに目を凝らせば、枕木に振られた番号や、雨によってできたと思われる鉄橋の塗装の変化までで再現されていました。
 
 
こだわりだせばトコトンこだわれる鉄道模型ジオラマの世界。
今度行くときには、虫眼鏡持参で行ってみようと思います😁