皆さんこんばんは、備前国鉄道です。

 

今日3月13日は、2021年春のJRグループダイヤ改正。

 

鉄道ファンにとっては年に1度のお祭りみたいなもんです。

 

新たな列車が誕生して便利になったり、所要時間が短縮されたりする一方、ダイヤ改正をもって廃止される列車・路線や引退してしまう車両も多くあります。

 

JR東日本が運行する特急「踊り子」で40年以上使われてきた185系が引退したことは全国ニュースにもなっていましたね。

 

そしてこちらも、30年以上に渡る活躍に遂に終止符が打たれました。

 

 

1989年の登場以来、岡山・高松と高知とを結ぶ土讃線特急「南風・しまんと」として瀬戸大橋上や四国山地を疾走してきた2000系ディーゼルカーが、「南風・しまんと」の運用を終了しました。

 

当ブログでも昨年夏頃からお盆増結の撮影記録等を投稿してまいりましたが、遂にラストランを迎えました。

 

 

ラストラン列車となったのは、本日午前7時8分に岡山駅を発車する高知行き「南風1号」。

 

途中の宇多津駅で、高松からの「しまんと3号」を連結し、終点の高知駅には9時39分、ほぼ定刻通り到着した模様です。

 

岡山の天気予報は残念ながら雨ということで当初は岡山駅で発車を見送るつもりでいたのですが、「密」になるのを懸念して、お隣の大元駅で通過シーンを動画で撮影することに。

 

7時10分頃、雨雲の隙間から少しだけ青空が覗いていた大元駅を高速で通過して行きました~。

 

※うまく再生できない場合はYouTubeでご視聴下さい。

 

まだ少し暗い時間帯ということで、JR西日本管内では珍しく4灯フル点灯でした。

 

先頭のグリーン車2010号は、1991年11月に富士重工で製造された車両。

 

今年でちょうど30歳ということになりますね。

 

小さい頃から「南風」と言えばこの2000系でした。

 

もう二度と見られないと言われてもまだ実感が沸きません…。

 

 

ラストランの4日ほど前の地元紙・山陽新聞の記事によりますと、2000系は「南風・しまんと」から撤退した後も。高知~宿毛間の「あしずり」および松山~宇和島間の「宇和海」として今後10年程度現役を続けるということです。

 

ただし、グリーン車2000形を含む「南風」用の車両の大半については順次廃車・解体されるものと思われます。

 

2000系、長らくの活躍お疲れ様でした。。。