-二本松展望地(13:28発)-塘路(14:11着・14:55発)-
※この全駅間歩きは2014年9月に歩いたものです。
シラルトロ沼沿いを歩いた後、小さな峠を越えて塘路エリアに入りました。
少し急な丘を5分ほど登ると、視界が開けました。
ここは釧路湿原の二本松展望地です。
手前を流れる川が釧路川。
そして太平洋に向かって湿原がどこまでも続いていました。
まだ海は見えませんね。
今日は天気が良いとばかり思っていたのですが、
釧路市街地の方はにわか雨が降ってそうですね。
ここで昼食を食べることにしたのですが、
どこまでも広がる湿原が見られるような環境ですから、
海からの冷たい風も吹きつけられ放題でした。
ペットボトルが吹き飛びそうになるわ、
10分後には厚手の上着を着込むわ。
着いた時は暑かったのに…。
昼食を終え、先ほどの砂利道に戻りました。
大きな石を踏んでしまうと、突き上げるような痛みに襲われました。
交通量が少ない道にみえて、
たまに大型車もやってくるので油断できません。
こう見えて釧路湿原を横切る貴重な道なんですよ。
国道まで戻って一安心。
右手に線路、左手に塘路湖を見ながら南へ。
塘路市街に入りました。
人口は2015年現在で200人弱。
決して大きいとはいえませんが、
このあたりでは拠点となる集落です。
塘路(とうろ)駅に着きました。
ノロッコ号の終点、SL列車の停車駅だけあって
駅の脇には観光バス用の駐車場が設けられていました。
JR公表の1日平均利用者数は6人弱ですが、
これは乗降調査がシーズンオフの平日に行われているためであり、
シーズンの休日は結構な賑わいを見せています。
ホームは2面2線。
それぞれのホームは互い違いに配置されています。
列車は来ない時間だったのですが、
どういうわけか係員がホームにいて、記念切符を販売していました。
そんなところで販売しているから、買っちゃったじゃないですか~。
次は細岡駅ですが、
今日はそこまで行かず、途中にあるキャンプ場で一泊します。
といっても、峠ひとつ越えた10km先ですが…。
国道に合流して、南へ向かいました。
歩道はすぐに無くなり、こんな感じに。
初めのうちは木々の向こうに牧草地も見えたのですが…
しばらく歩くと林の中に突入。
高低差100メートル越えの丘越えが始まりました。
右手の林が一瞬途切れると、釧路湿原が見えました。
奥に見えるは阿寒の山並み?
電波塔っぽいものが見えてきたということは、
峠の頂点が近いのかな?
さあ、峠の頂点が見えてきました。
今日の行程もあと少しです。
(その20へ続く)
塘路駅周辺のGPSログ(1/40,000)です。
塘路駅の北で西へ寄り道していますが、
ログ線の西端に二本松展望地があります。
サルボ展望台と比べるとマイナーな展望台で、
入口に2~3台分の駐車スペースがあるだけで看板はありません。
前情報無しでは分かりませんね…。