磨いて、磨いて、洗って、洗って・・・最後にゃ塗る! | 美軌模型店の待合室

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一緒に工作を楽しみましょう!(^^)/

皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。

 

タイトル、ものすごく分かりにくいのですが

昔流行ったドリフのネタをもじってみました。

ある世代の方なら、

言われれば笑っていただけるでしょうか。

 

まあ、スベってるでしょうから

これ以上は深入りしますまい(笑)。

 

さて、今日はそんなわけで

裏面に通電板が固定された

イス板をいじっておりました。

 

昨日も挙げたこの通電板の状態は

それはそれは正視できぬありさまで

今すぐにでも磨いてやりたい気分ではありますが

 

その前にやっておくべき事。

この動力の用途はモハ711です。

つまり、特急用の背もたれの表現が不要なので

綺麗に仕上げる作業の前に、

ワイルドな切削を終わらせた方が得策と言えます。

 

これが編成を潰しかねない工作なら

かなりの覚悟が要る場面ですけど

一匹狼のジャンクですから未練はありません。

ニッパーで切れるだけ切ってしまいます。

 

あとはノミで彫れるだけ彫って・・

というのは、外装など精度が必要な場面の話。

どうせ床板色に塗ってしまいますから

ここはテキトーで構いません。

直接中目の平ヤスリでガシガシ削ってしまいます。

 

切れ味鋭く表面なめらか、

このヤスリに出会ってから切削工作が激変しました。

新潟が世界に誇るべき素晴らしいヤスリです。

↓ご参考

 

謳い文句が、切削面の精度が

1/100~1/200ミリとありますが

感覚的にはその通りに見受けられます。

最後に力を入れずにこすることで

より表面が美しくなるように思います。

 

平ヤスリだけで表面が光沢がかるのは、

最初に使った時は感動したものでした(^^)

手に合う道具との出会いも

工作趣味の愉しみですね(*^^*)

ちなみに完全に削りきった後でも

何故か背もたれの痕がシミみたいに残りました。

樹脂がヒケている部分はわかるのですが、

触っても光を当てても平らにしか感じないのに

これは不思議でした。

 

塗れば分かりませんし、

所詮は車内、

しかも簡単な腰掛もあとから貼りますので

多少の事はこだわらず、

このままペーパーもかけずに終わらせましょう。

 

ちなみに話のついでに

単目のヤスリのメリットをひとつ。

こうしてサッサッとブラシで払うことで

目についたカスが簡単に取れるのです。

これで次もすぐ快適に使えます。

 

さて、表面が済んだところで

いよいよ悩ましい金属研磨とまいります。

 

ハケで削りカスを取り除き、

一旦工作台を綺麗に掃除してから作業しました。

 

回転工具を使うのもいいのですが

バフがすぐ黒くなって使い物にならないので

私はもっぱら金属研磨は綿棒で行います。

 

いつも使うステンレス用の研磨剤も

買って十数年を経ていよいよ底をついてきました。

次に買うのは銅合金用と決めてますけど

さて明らかな違いがあるのかどうか?

というか、そもそも売っているのかさえ

意識してチェックした事がありませんけどね(笑)

そろそろホームセンターで確認しておこうかな(^^)

 

綿棒5本くらい使いましたでしょうか。

余計な力を入れると

肝心の台車との接点部分を折損しかねないので

粘り強く、磨く方向を意識しながら磨きました。

好きな音楽のMVでも見ながら

そこそこ気が散る環境での作業がおすすめです(笑)

とはいえ、やっているうちに面倒になり

「電気さえ通れば何でもいいや」

と、作業しながら思考が変化し

隅々までピカピカとはしませんでしたが

まあ、これだけやっておけば

しばらくは安泰でしょう。

 

気が済んだら水道に行き、

台所用洗剤と歯ブラシで洗浄。

しっかり泡を立て、

あちこちから黒い汚れや研磨剤の色が

出てこなくなるまでじっくり洗います。

洗剤成分がのちのちに影響しないように

流水で充分にすすいだら

あとは乾燥させて出来上がり。

このさいタオルやティッシュで拭き取ると

余計な成分を付着させる恐れがあるので

そのまま水を振り切るか、

拭くならペーパータオルなどの

洗濯や加工のされていない

使い捨ての紙が良いと思います。

 

熱くならない程度の、少し離した距離で

ファンヒーターの前に置いておけば

あっと言う間に乾燥しますので

最後にマッハ模型のLPSオイルを摺り込んで完成です。

水置換、潤滑、防錆、浸透、洗浄、と、

素敵な効能がぎっしり並ぶパッケージに

心が躍りますが

 

最後の洗浄効果のおかげなのでしょうか、

本当であれば一滴綿棒につけて

全体をこすってやれば

充分に被膜が形成されるように思うのですが

 

こすった綿棒に、

いつまでも黒いものがついてくると

気になってまだまだ掃除してやりたくなるのです。

既にテカテカに見えてからも

綿棒3本を消費してなお黒くなりましたから

分子レベルの出来事は不思議なものですね。

 

ほどよい所で手を止めて

今日は終わりとしました。

まあ、これだけ磨いて

組み戻す時に通電グリスでも塗ってやれば

しばらくは安泰なことでしょう。

 

ていうか、その必要はあるんでしょうかね?

既に金属表面に浸透した油膜があるはずなので

さらに油を足さなくてもいいような気も・・

 

こんどマッハさんにお会いしたら

伺ってみようかな(^^)

そして、使用のうえ放置後の当車両が

今後どのように状態が変化するのかも

愉しみにしたいですね。

 

次はいよいよ台車まわりの手入れですかね。

ではまた明日(^^ゞ

 

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