ここ最近、引退を間近に控えた105系電車の記事を中心にお届けしてきましたが、最終日となる今日は古座川橋梁を渡る105系電車の写真で締めくくりたいと思います

 

 

2両だと短いので、少々長い鉄橋を持て余し気味となりますが、緑の車体が水面や山によく映えていますね

 

105系がこの地域を走り始めたのは、確か20年ほど前のことだったと思います

165系電車が老朽化で引退したため、それに代わる車両として導入されましたが、車内にトイレが設置されておらず、またロングシートという仕様も相まって、ネガティヴな印象がつきまとう車両だったと思います

 

しかも、165系が空気バネ台車だったのに対して、こちらはコイルバネ台車であり、お世辞にも乗り心地は褒められたものではありませんでした

2005年頃から、和歌山線と共通運用になっていた4ドア車に代わって、それまで岡山地区で運行されていた3ドア車にリニューアルを施した上できのくに線へとやって来ました

 

この車両には、待望のトイレが設置されましたが、その設置工事に要した費用は地元自治体が負担しており、当時の私はJR西のケチっぷりに辟易したものです

とにかく使える車両はとことん使い倒すJR西のことなので、もう少し活躍するのかと思っていた105系ですが、21年春のダイヤ改正で227系へ引導を渡し、きのくに線からは撤退することになりました

 

227系になっても相変わらずロングシートですが、空気バネ台車なので乗り心地は飛躍的に改善されそうです

おそらく、227系も半世紀くらい使い倒すつもりだと思うのですが、それでも最新鋭車両が導入されることは、きのくに線にとって久々に明るい話題となりそうです