うちわを見せて改札口を通るなんて、不思議な体験!
うちわ型の切符!!有効範囲内でことでん乗り放題&仏生山温泉の入浴料とタオルがセットになっています。
この日はJRの寝台特急「サンライズ瀬戸」に、始発駅の高松駅から乗車予定で、その乗車までの時間で温泉へ向かいました。
高松築港駅の窓口にて、うちわの切符を購入。
面白い切符、ことでん初乗車、わくわく!!
交通費+入浴料+特典
温泉があるのは、仏生山駅(ぶっしょうざんえき)。
うちわの切符を持っていれば、仏生山駅から330円区間が乗り降り自由です。
JR高松駅から乗り換え、ことでんの高松築港駅から仏生山駅の往復運賃は660円。入浴料は700円。そこに仏生山温泉オリジナルタオルとうちわが付いて、企画切符なら1,200円。
とてもオトク。
※料金と情報は、2021年3月時点のものです。
仏生山駅から徒歩8分
仏生山駅から仏生山温泉は、徒歩約8分。駅を出て左、踏切を渡らない方向へ、道に沿って真っ直ぐまっすぐ歩くと、右手側に温泉の建物が見えてきます。
新しい施設なのか、外見も内装もとてもきれい。迷子にならないか不安だった気持ちは飛んでいき、テンションが上がります。
靴を下駄箱に入れ、受付にうちわの切符を見せます。キャリーバッグは施設内を引きずってはダメとのことで、受付で預かってもらいました。
受付の際にタオルがもらえます。
施設内の食事処へ
夕方の訪問だったので、まずは腹ごしらえ。
飲み物の他、うどんやかき氷があり、割と軽食メニュー豊富。私は肉うどんを注文。お出汁がいい感じ、甘すぎずいいお味!私好みでした。さすが香川県、うどん県!思い出しただけでお腹が空きます。笑
仏生山温泉
お腹を満たしてお待ちかねのお風呂!
更衣室のロッカーは横並び。ガラス張りで、露天風呂のあるお庭から丸見えです。ちょっと落ち着かない感じかも。
お湯がヌルヌルすべすべ
お湯はとろみがあり、ぬるぬるした肌触りで、びっくりしました。
そのうえ、一番目に入ったのはどうやら、ぬるま湯の炭酸泉だったらしい。低温…というより、ぬるい水風呂って感じ。ほんのりとした温かさしかないし、ぬるぬるだしで、自分の感覚がおかしくなったのかと思ったな。笑
炭酸泉はどこの銭湯に行っても結構な人気ですよね。ここのも入ってるうちにどんどん肌に気泡がくっついてきました。温度は低すぎるけどまぁいい感じです。
湯舟が小さい
露天風呂は4つ。そのうち、一番温度が高い湯船が一番小さかったです。新鮮なお湯に入れるよう小さくしている、とのこと。
でもそれなら、小さな湯船でいいから、数をもっと増やしてほしいなぁ。先に2人入っていたら、そこに一緒に入るのは気まずいくらいの狭さ。
熱い温泉の湯船と比べ、先ほど水風呂かと思った湯船の方が、倍くらい大きいサイズ感でした。いつもなら炭酸泉が人気だから広くしているのか?
屋内のお風呂は、長方形のものが1つ。平日にも関わらずまぁまぁの人の入りで、ゆったりできるとは、少し言いにくいかな。でも照明は薄暗くて、雰囲気は良い感じ。ガラス張りで、庭と露天風呂を見渡せます。
お庭はとても大きいのに、お風呂が小さくて、残念感。
サウナ?岩盤浴?
浴室の奥に扉があり、気になって見てみると「サウナ」でした。せっかくだし入ることに。
サウナというより、岩盤浴?
全面が石でできた室内に、木の枕が4つ、2人×2列で並べてあるだけの空間。
空気は熱くない、けど、床が激熱!!素っ裸で寝転ぶのはムリ。初めは何も敷かずに座ろうとしましたが、熱すぎました。
全身をカバーできるサイズのタオル必須!それも、ふかふかのタオルがいい。あとは、床以外は温度が高くないから、掛け布団的な掛けタオルもあった方がいいかも。
となると、気軽に入れるサウナではないな…。
難易度高し。
とはいえ私は、サウナ番組を観てサウナに憧れ始めた頃だったので、分厚めのタオルをロッカーに取りに戻り、しばらく過ごしてみることにしました。
座っているとお尻だけ熱いけど、木枕に頭を置いて寝転がっていると、じわじわ熱を感じられてきました。
そこに常連らしきお婆さんが登場。
…初めは他愛もない会話をされたのですが、どんどんプライベートを聞き出そうとしてくる。しかも「なんでこんな場所にいるのか」「女一人旅は恥」だとか、「親不孝者だ」とか、お説教的な話……。初対面の人になぜそんなこと言われなきゃいけないのか。
残念。
設備にも人にも、もやもや。
水風呂は無かったので、先述のぬるーい炭酸泉で体を冷まし、温泉に入りなおして退出。ドライヤーは無料で使えました。
(ちなみに、親には、女一人で旅行する親不孝者でごめん、と謝ったら、「何言ってるの。昔と今の価値観は変わってるから。好きなことして健康に生きてくれてたらいい。」と言われました。感謝。)
風呂上りに牛乳
施設内には、ゆっくり休めそうなスペースがありました。温泉をあがったら瓶牛乳を飲むのが、雰囲気あっていいよね!ということで、牛乳自販機で購入。「らくれん」のフルーツ牛乳。
休憩スペースは空いているうえ、大きな窓や照明でいい雰囲気でした。
感想
うちわ型切符というレアなものへのワクワク感、ことでんにお得に乗れて、キレイな温泉施設に行ける、という点では、とても楽しい切符でした。食べ物も美味しかったですし。
ただ、仏生山温泉は、お風呂でゆっくりくつろげる、とは言えなかったのが少し惜しいですね。入浴料的に考えると、銭湯の方が安いし、スーパー銭湯の方がゆったりできるかも、と思いました。
建物自体はとってもオシャレです。
ことでんに乗ってみたい!温泉にサッと入りたい!そんなときにはピッタリの楽しい切符だと思います。
サンライズ瀬戸の乗車前後の寄り道には、ちょうど良いのではないでしょうか。
面白いポスター
最後に。ことでんと仏生山温泉のコラボ、ポスターが面白いのでご紹介。(過去の記事のため料金は変わっています。)
銭湯のような電車と、温泉に制服のまま入る乗務員さん達。笑
電車と温泉このふたつを 心地よいひとつの場所に 見立てて楽しむ ことでんおんせん 改札口が番台です 「竹製うちわ」が乗車入浴券です 運賃+仏生山温泉入浴券+タオル+うちわで、1,000円 ...
仏生山温泉さんの投稿 2013年5月31日金曜日
電車と温泉このふたつを 心地よいひとつの場所に 見立てて楽しむ ことでんおんせん 改札口が番台です...
仏生山温泉さんの投稿 2013年2月24日日曜日
↓ポスターは、こちらの記事でも紹介されています。
琴電と温泉が最強コラボ!珍ポスターが話題騒然 - Yutty!【ユッティ】
詳細情報
↓ことでん「うちわ型企画切符」の詳細情報
ことでん温泉乗車入浴券継続販売のお知らせ
↓仏生山温泉の営業時間・入浴料などの情報
仏生山温泉 天平湯 香川県高松市仏生山町乙114-5
訪問時期
2020年10月