2021年3月6、7日 七尾線415系800番台堪能の旅 ~その1 新大阪>小松>七尾 編~ | koseiji活動記録ブログ

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撮り鉄やら旅行やらで撮影したものを色々と

 

2021年3月6日と7日にいよいよ3月13日のダイヤ改正で新型・521系100番台に完全に置き換えられ現役を引退する415系800番台の最期の姿を拝もうと七尾線へ行ってまいりました。

 

今回の「その1」では七尾到着までの様子をお伝えします。

 

221系

いつもは京都から・・なのですが、今回は新大阪から乗車。

湖西線の始発で山科、そこから快速で向かいました。

 

117系7000番台「WEST EXPRESS 銀河」

この日は山陽ルート運転日だったそうで、ちょうど大阪駅へ送り込まれる「銀河」の回送列車がやってきました!

実車は今まで車窓からチラ見しかできませんでしたが、今回やっとしっかり見ることができました!

 

最後尾に回ってもう一枚。

 

細部を色々見て行きましょう。

まずはスカート。電連が撤去され、スカートも新しいものになってますネ。

 

前面幕を埋めてHMを固定している箇所

 

あえて残されたらしい運転席直後の窓

 

屋根は張り上げ雨樋でさながら40N体質改善車ですね。

 

側面車体ロゴ

 

半自動ドア押しボタンです。

他の117系にも付けてほしかったものですね(苦笑

 

側面表示機

液晶画面方式でしょうかね

 

運転席上部のライト

すごく小さいですが、存在感があります。

 

ライト

前照灯・尾灯ともに前照灯だけがあったところに収められています。221系更新車などと同じく尾灯が端にくるタイプです。

 

クーラーです

 

屋根は紫色なのがなかなか異彩を放ちますネ

 

新大阪駅から「サンダーバード3号」でまずは小松駅へ

 

小松駅から歩いて数分「土居原ボンネット広場」へ行きました!

ここには京都鉄博で保存されているクハ489-1の反対側・EF63が連結する側のクハ489-501が保存されています。

 

屋根のない保存形態ですが、全体的には綺麗な感じです。

定期的に修繕がされており、この時も一部が修繕途中でした。

 

-501ならここを見ておきたいですよね!

碓氷峠区間でEF63を連結するための連結器です。

 

特徴的な連結器が目立つほかの485系列とは違う風格がある如何にも489系な顔をしている方ですね。

 

 

この日は内蔵幕の「白鳥」でした。

 

妻面表記も非常にこだわったものになっています。

 

貫通扉

 

トイレタンク

普段はまじまじと見れない部分を見れるのも保存車両の楽しみ方ですね。

 

小松駅まで戻ってまいりまして・・駅のもう反対側には建設重機を手掛ける「小松製作所」の施設があり、主に鉱山で活躍する巨大ダンプとショベルカーが保存されています。

この日は保存されているあたりが工事で近くまで行けませんでしたが、遠くからでもわかる巨大さです・・。

 

小松駅も北陸新幹線敦賀延伸時に新幹線駅となります。

在来線の横で新幹線駅の建設工事がされています。

 

特急の乗車位置案内もあと数年で見納めですね・・

 

521系0番台(3次車)

小松駅から「サンダーバード5号」で金沢駅へ

 

415系800番台

金沢駅からは今回の旅の主役・415系800番台に乗車します!

言わずと知れた七尾線電化に合わせて導入された113系に485系の183系化で発生した交流機器を載せて交直流電車にしたというなかなか見ない改造で誕生した車両です。

種車となった113系は初期型・0番台を福知山線向けに改造した800番台が主体なので、車齢もなかなかなものです・・。

 

 

乗車している車両の窓の隅にまさかの草が生えていました・・・(

 

しばらく乗って本津幡駅で対向列車行き違いのため10分停車

ここで乗車しているC09編成を観察することにしました。

 

クモハ415-809

元クモハ113-806、元々モハ113-175

 

モハ414-809

元モハ112-168

 

クハ415-809

元クハ111-458

 

最後尾から編成全体を。

七尾線へ3両編成を送り込むために「Tc-M'-M-Tc」の4両と福知山の「Mc'-Mc」の2両を使って「Tc-M'-Mc」「Mc'-M-Tc」にしたのでMMペアの元番号が合わないという事になっています・・。

なお、福知山に残った片割のクモハ112を含む「Mc'-M-Tc」の大体はなんやかんやあってあの113系3800番台になっています・・。

この編成のクモハ415-809、モハ414-809の元相方・クモハ112-806、モハ113-168も共にクモハ112-3806、クモハ113-3816になっています。

 

クモハは先頭車化改造車ですが、クハの方はオリジナルです。

運転台窓と乗務員扉の間にもう1枚窓のない姿が如何にも113系0番台です。

 

交直機器が鎮座している部分です。

113系の丸まった屋根を平面にして機器を載せています。

 

車内からでも屋根が平面になっているのがよく分かります。

七尾線には断面の小さいトンネルがあり、こういったところでは直流電化の方が都合がよいらしく、そうなると交流電化の北陸本線と直通するには交直流電車が必要になり・・こうなったという訳です。

 

金沢駅から1時間半ほど、七尾駅に到着

土曜日という事もあり、415形狙いの同業者の方が多くおられました。

 

到着直後に車内を撮影しました。

 

シートピッチを広めに確保するために用意された他にはあまり見ない形状の特別仕様な座席。運転開始当時は急行「能登路」の運用があり、そのために採用した・・とも言われているそうな。

かつては北海道のキハ54や広島支社の115系でも似たような形状の座席が見られましたが、最後まで残ったのは七尾線の415系800番台となりました・・。

 

福知山時代からの半自動用の大きな取っ手

2000年から各編成に半自動ボタンが設置され、手動式ではなくなりました。

 

反対側に回って乗車してきたC09編成をもう一枚

 

キハ48形「花嫁のれん」

乗車した415系が発車した後に七尾線の観光列車「花嫁のれん」が入線してきました!

JR西日本では数両しかいなかったキハ48形の最後の生き残り車両を改造した車両です。

 

キハ48-1004

こういった一般車から大胆に観光列車化された車両では少し珍しく、改造による車両形式の変更はされておりません。

 

NT300形「のと里山里海号」

こちらは のと鉄道の観光列車です。

 

少しの間ですが、七尾線の2つの観光列車が顔合わせです。

 

七尾駅には珍しいレールも保存されていました。

 

 

 

今回はここまでといたします。

次回は七尾駅出発から旅初日の最後までをお送りいたします。