こんにちは(*≧∀≦)
季節はもう春
近くのスキー場も3月7日で今シーズンの営業が終了
今シーズンも僅かしか滑れなかったけど・・・
それでもナイター2回滑って意地見せた(^^♪
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ご訪問ありがとうございます
2月14日の厄除け徳島旅も第4回目となりました
前回の「津峯山岩窟群を巡って薬王寺へ」からの続きです(≧∇≦)
ちょうど正午頃に薬王寺の参拝を終えましたが
昼食は牟岐町で摂る事にして道の駅日和佐を出発
国道55号を左折して奥潟川を渡り県道147号南阿波サンラインへ
天羽トンネルを抜けると急峻な崖に這いつくばるように谷を越えながらトラバースしていく南阿波サンライン
急カーブの途中に第1展望台がありました
南阿波サンライン第1展望台
1970年に南阿波サンラインとして一部開通し、1974年に全線開通したが利用が低迷して1988年4月1日に有料道路南阿波サンラインを無料道路化し、徳島県道147号日和佐牟岐線として認定
建設から40年が経過し、樹木による景観阻害、トイレ等施設の老朽化、投棄物など課題が生じておりますが、平成20年7月に地元関係者等による「南阿波サンライン再生プロジェクト委員会」を立ち上げ、平成24年1月には再生委員会を発展的に解消し住民主導による「南阿波サンライン活性化協議会」を設け、活性化への機運が高まってきておりますとのこと
オーシャンビュー 南阿波サンライン・風景街道へようこそ PDF
千羽トンネルからここまでの道中で樹木の間から絶景の浜辺が見え隠れしてた
トンネルを抜けてすぐに道が分岐してたので、その道を辿るとその浜辺まで行けそう
かなり軌跡があばれてるジオグラフィカのGPSトラックログ (乗り物内での精度はガーミンより低いけどアプリとiPhoneどちらの原因なのかな?)
千羽トンネル手前まで引き返して分岐から下る道を進みます
0分59秒♪ 今回からBGM付(^◇^;)
途中で右手に大きな白い建物(うみの株式会社)があってその先の海岸で行止り
間違いなくサンラインから見た絶景の浜辺
海の色が何とも言えず美しいO(≧▽≦)O ワーイ♪
空と水平線と岩に砕ける白い波
さすが太平洋
いつもの見慣れた瀬戸内海とは少し趣が異なってる
湾口にくっきりと見える水平線が何気に外洋の威圧感を醸してる
そうそう
津峯山の岩窟巡りに出発する頃にはポツポツと降りかけた雨も持ちこたえていつの間にか青空になってる!
周りには何もなく、きれいに整地されていて海水浴場でもないみたい
引き波が強くて離岸流が発生している可能性もあります
調べてみると、ここは外ノ牟井浜(とのむいのはま)という海岸らしい
リアス式海岸が波で削られて切り立った断崖になっており、このような海蝕崖を海崖(カイガイ)とも呼ぶそうな
高さ200mの切り立った崖が大磯から外ノ牟井まで2kmにわたって続いてますが
これは単なる波の浸食作用だけでなく、断層によるものと考えられ、
室戸阿南海岸国定公園の特別保護地区になってるそうです
外ノ牟井海岸の右手には海蝕洞もありました
海崖から更に侵食されて海蝕洞へと移行するのかな?
いやいや断層のあるなしで違うのだろう
この屏風のように切り立った高さ250m(最高)、延長2kmにも及ぶ断崖絶壁の海崖は
千羽海崖と呼ばれてる
海岸に出て、周りを眺めていると・・・
同行のしんちゃんが「あれは何じゃろかいな」
さすが、モンゴル生まれでパプアニューギニア育ち(自称)のしんちゃん
10キロ先の羊の顔をも判別可能な彼の視力がとらえたものは・・・
大きな構造物が対岸の山頂の樹木に隠れてる
戦争遺跡かな?砲台でもあるのだろうか・・・
それにしてもいったいどうやって
何のためにあんな場所に造ったのだろう
現地では何も判らず???
帰ってから調べてみると、なんと驚くべき事実が判明
南阿波サンラインが一部開通した1970年頃
現在地の右手からロープウェイが運行されていた (」゜ロ゜)」ナント
そーいえば、みかん県の唐子浜パークが開園したのも1970年だったかな
子供の頃に愛護班の貸切バスで東伊予有料道路を通って何度も連れてって貰ったな~
唐子浜パークも閉園してしまったのは一括りでいうと娯楽の多様化が要因とのこと
千羽ロープウェイも同じなのかな??
地図では展望台直下の標高80m地点に頂上駅があって
海岸駅と(全長434メートルの)ロープウェイが結んでる
謎の構造物は千羽海崖や外ノ牟井浜を俯瞰する展望台でした
この海岸から真直ぐに海を横切るロープウエーが山頂駅に・・・
景勝地の千羽海崖の展望台と結んでいた
1970年12月に運行開始されたロープウェイはいつ頃まで運行されていたのだろうか
調べてみるとネット上では昭和52年と昭和61年と記されたものがありますが
「オイルショックの影響でわずか数年で廃止された」との記事もあり、1977年っぽいですね
フジテレビの「世界の何だコレ!?ミステリー2時間SP」が2018年9月15日に放映され
僅か6年で廃止されたと紹介してたようです
千羽ヶ岳(標高245.3m)から外ノ牟井浜を俯瞰した眺め
当時の外ノ牟井浜は南阿波サンラインの中心エリアで、サンラインまで続く遊歩道もあってこの周辺一帯は公園だったみたい
謎の構造物は上空から見ると八角形に見えるようです
山頂駅は撤去されたようですが、現存する展望台へは外ノ牟井浜から登山道(遊歩道跡)があって
十数分で登る事が出来るそうな
残念!知ってれば登ったのになぁ~
海岸駅跡は2012年頃に撤去されたらしい
現在は更地になっており、案内板ひとつなく、かつてここが賑やかだったころの痕跡は皆無です
僅か6年間の営業とは、娯楽の多様化の時代は未だ先で、オイルショックとはいえ計画の無理が無かったのかなと云う気もしますが…
南阿波サンライン有料道路も全線開通から僅か14年で利用低迷から無料化してるのでとても償還どころではなかったはず
外ノ牟井浜に打ち寄せる波 0分59秒
画面の左に二つのコブになったピークが写ってますが、右が標高245.3mの千羽ヶ岳
この山頂に四国のみちの休憩所があり、眺めは抜群なそうな
(右の方が低く写っているのはドラレコカメラで湾曲してるためです)
四国のみち「千羽海崖を望むみち」
JR日和佐駅からJR山河内駅まで
【コースタイム】 参考
JR日和佐駅・・・・0.7km(20分)‥‥日和佐城‥‥1.5km(35分)‥‥指ノ鼻休憩 所‥‥0.7km(20分)‥‥大磯休憩所‥‥1km(25分)‥‥嵐瀬休憩所‥‥1km (35分)‥‥通り岩休憩所‥‥1.3km(35分)‥‥千羽休憩所‥‥6km(2時間) ‥‥JR山河内駅
計 歩行距離 12.2km 所要時間 約4時間50分
http://www.tokushima-yamatomo.jp/ashiato25/sikoku20.pdf
2014年5月に室戸阿南海岸国定公園指定50周年にあわせて
千羽休憩所から通り岩休憩所の樹木が伐採されて太平洋を望む景観が復活したらしい
今年中にはここを歩いてみたいものです(^^♪
JRで日和佐駅-山河内駅間を片道利用することになるので、時刻表の関係からJR山河内駅スタートの方がいいかも
さてさて、本線に戻って先に進みます
南阿波サンラインを牟岐に向けて進んでいると
また海岸へ下る分岐があったので行ってみます
南阿波サンライン モビレージへの道 0分59秒
美しい海岸に出ました
ダルマ朝日を見ることのできる明丸(あきまる)海岸
石を集めてる方がいましたが、人の気配も少なくてプライベートビーチ感満点🏖
太平洋だからでしょうか、瀬戸内海と違ってゴミが全く漂着してないのも驚き
更に進むとコテージが立ち並んで小さな集落みたいな南阿波サンラインモビレージ
南阿波サンラインモビレージは、国定公園内の原生林と太平洋に囲まれた、静かな場所にあります。
野生のサル、シカ、タヌキやウサギなどに出会えることもあります。
春には桜が咲き、夏にはカブト虫やクワガタ虫の姿も。
秋からはアオリイカ釣りのシーズンです。
冬はきれいな星空とだるま朝日に出会えるかもしれません。
食堂みたいな建物がありましたが、一般営業はしてないみたい(予約のみかも)
施設内でUターンして本線へ
コテージの他にキャンプ場もありました
県道147号に戻ってすぐ第2展望台がありました
駐車場から更に海に突き出た尾根筋に小道が続いてる
この駐車場が第2展望台なのか、それともこの小道の先に第2展望台があってここはだだの駐車場なのか?
有料道路の開通時にはこの駐車場からの展望も素晴らしかったのでしょうが
開通から40年が経過して樹木が大きくなって殆ど展望は望めなくなってる
小道からの展望も無くて樹木のトンネル状態
尾根上の道なので樹木さえ無ければ素晴らしい景観が開ける事でしょう
ここが展望台?たしかにピーク上にあるいので、この樹木さえなければ・・・
ここまで結構な距離があって10分以上かかりました
フェンスの向こうを見ると踏み跡が続いてる
少しばかり踏み跡を辿ってみると
樹木の隙間から太平洋の絶景を垣間見ることができました
踏み跡にはロープも
この下は先ほど通った明丸海岸近くの磯なんだけど
太公望がここから磯を目指すのかな
釣りも命懸けだね~
ここで引き返します
アップダウンを繰り返しながら尾根道を戻ります
この広場には何も無く駐車場があるだけで
道の対岸には民家?が1軒、下の海岸近くには南阿波サンラインモビレージ
まさに大自然の真ん中、夜空はきれいな事間違いなし
南阿波サンラインモビレージと第2展望台周辺のGPSトラックログ
空中写真で俯瞰すると、なるほど釣れそうなポイントへの太公望の道っぽい
あの先の崖を竿とクーラーボックス抱えて、ロープを伝って磯まで降りるのだろうか
磯釣りってチャレンジャーやな((((((ノ゚⊿゚)ノヌオォォォ
さてさて
次は第3展望台
ここも立地はいいのですが樹木が邪魔して展望のない展望台になってる
活性化への機運が高まっているとの事なので、今後改善されるかも
展望台周辺に植えられたヤシの木が瀬戸大橋の与島第2駐車場を彷彿とさせられました
2020年1月1日探訪
第3駐車場には車が2台駐車してましたが、人影は見当たらず
釣りにでもいってるのかな?海岸まで遠いけど・・・
さて、最後の第4駐車場
ここは牟岐の町が近いので沖合の牟岐大島、津島、小津島、出羽島をルート中で最も近く見ることが出来る展望台です
この中で出羽島のみが有人島で常夏の島
2019年10月6日探訪
もう閉鎖されているけど売店跡の建物もあり
綺麗なトイレが新しく作られていました
4つの展望台の中では一番展望が良いです
星座の観測会などもここでよく開催されるみたい
牟岐の市街地に至る前のここを左折すると古牟岐
松ヶ磯の海岸や牟岐少年自然の家、モラスコ牟岐があります
牟岐の市街地でも開いてる食事処は発見できず国道55号を南下
牟岐線鯖瀬駅近くのさばせ大福に寄り道
さばせ大福は1個70円で何個からでも買えます
徳島県牟岐町から海陽町浅川までの約10kmの海岸線は昔から「八坂八浜」と呼ばれる景勝地で岬と浜が交互に続く美しい海岸線が連なります
しかし、風光明媚な景色とは裏腹に、遍路泣かせの場所でもありました
日和佐の23番札所薬王寺から室戸岬の24番札所最御崎寺までの距離は80km、厳しい道中にお遍路さんのおやつを売ろうと約40年前に大福餅の販売を始めたそうな
さばせ大福を出発してすぐ、色とりどりの幟に誘われて丘の上へ
辿り着いたのは海山荘
定食でもあればと寄ったのですが、海賊焼きしかないとの事でアワビ・ホタテ・サザエの海賊焼きをいただきました
海賊焼きを食して国道55号を室戸方面へ向かいます
すぐ左は八坂八浜の風光明媚な海岸線
法生島と思しき岩礁が見えてます
空海はここで塩鯖に加持祈祷を行い海に放ったところ
塩鯖は生き返りました
あと少しで海部郡海陽町のJR牟岐線阿波海南駅に到着です
これまでは海部川を渡った1.5km先の海部駅までがJR牟岐線でしたが
現在今年のオリンピックまでの開業を目指して準備を進めている阿佐海岸鉄道のDMV化によって
阿波海南駅-海部駅間が阿佐海岸鉄道に移管されました
鉄路はここで分断され、牟岐線の終着駅は阿波海南駅となりました
長くなりましたが、最後までご覧いただきましてありがとうございました
では、また