2021年3月1日と2日に関門海峡を尋ねました。
今回も皆様に関門海峡周辺の鉄道遺産について詳しくご紹介できればと思います。
前回までの投稿をご覧になられていない方はぜひご覧ください!
九州鉄道記念館を満喫して、つぎはJR門司港駅を散策します。
★JR門司港駅 駅舎
以前にもご紹介しましたが、関門トンネルが開通するまでこの門司港駅が門司駅で現在の門司駅は大里駅でした。下関駅から関門連絡線(鉄道連絡船)に乗り、ここ門司駅(現在の門司港駅)で鉄道に乗り換えて九州各地に向かっていたのです。
現在の九州の玄関口、在来線は門司駅(昔の大里駅)新幹線は小倉駅ですが、関門トンネルまた新幹線がなく鉄道連絡船が行き来していた頃、現在の門司港駅は重要な玄関口だったのでしょうね。駅舎を見るだけでもよくわかります。外から駅舎を眺めるのも楽しいですが門司港駅舎は2019年3月に復元修繕工事が終わり綺麗に当時の駅構内が復元され、また構内に入ることができますので今回ご紹介します。
★JR門司港駅 構内
改札前だけでも立派なつくりになっていますね!JR門司港駅舎は駅舎として一番最初に国の重要文化財に指定されました。なお現役の駅舎が重要文化財に登録されているのは、ここ門司港駅と東京駅のみと大変貴重です。
★JR門司港駅 きっぷ売り場
昔はここで手売りされていたのでしょう。
現在は自動券売機で自動券売機も導入しており、交通系電子マネーも利用することができます。
★JR門司港駅 みどりの窓口及び観光案内所
旧1等2等待合室がみどりの窓口及び観光案内所になっています。
こんな豪華なみどりの窓口は初めて見ました。せっかくなので中の人は普通乗車券を購入しました。
★JR門司港駅 改札口
みどりの窓口ときっぷ売り場の向かいには、待合室やスターバックスコーヒーなどがありましたが、ここには人がおられたので撮影は控えてました。それらの前を通り抜けると改札口があります。先程も紹介した通り、自動券売機が導入されていますが雰囲気を感じさせるために、有人改札が残っているようです。
★JR門司港駅改札口付近
門司港駅改札前コンコースはとても広いのです。何故でしょうか?
★JR門司港駅 関門連絡船通路跡
何回も紹介している通り、関門連絡船(鉄道連絡船)の乗り換えがあるからですね〜!
下関側にもありましたが、門司側にも関門連絡船(鉄道連絡船)の遺構がありました。
まだまだ門司港駅見どころはたくさんあります!
★洗面所
トイレはまた別にあります。これはなにをする場所なのか?
当時の列車は蒸気機関車でした。乗車すると機関車の煙で真っ黒になります。なので手や顔の洗い場として設置されていたそうです。
★帰り水
洗面所の前に海外旅行帰国者・終戦後の復員や引揚などの人々が安堵の思いで喉を潤したことから帰り水と呼ばれた蛇口が展示されています。現在もこの蛇口はひねると水が出ます。
そして洗面所の向かいには、トイレがあります。
★幸運の手水鉢
トイレの入口に展示されています。
手を洗うためのものであります。
青銅製の手水鉢ですが戦時中の貴金属供出からまぬがれて現在もも鋳造時の形で残っていることから幸運の手水鉢と呼ばれています。
幸運の手水鉢の前には、大正時代の水洗便所が展示されております。
なお現在使えるトイレは2019年のリニューアル工事で綺麗おり現代風になっています。
1階はこのほか、駅務室などがあります。それでは続いて2階にまいりましょう!
★次室
現在は門司港レトロの観光案内マップが掲載されています。
★貴賓室
貴賓室も見ることができます。大正天皇が休憩されるのに使用された場所で有名だそうです。
次室と貴賓室の向かいには、レストランがあります。また注意しないといけないのは、このレストランで団体客がある場合には、上記貴賓室の見学ができません。
2階に行くのは、昔の階段なので少し急ですがエレベーターもあるので安心して見学ができます。
以上!門司港駅舎の紹介でした。
門司港駅前には、もう一つ鉄道に関連する場所があるのでご紹介します。
★旧JR九州本社ビル
三井物産門司支店の三代目の建物として建設されましたが、1953年に国鉄に買収され2001年までJR九州北九州本社として利用していたそうです。竣工当時は九州一の高層ビルだったそうです。
JR門司港駅、九州鉄道記念館、旧九州鉄道本社、旧JR九州本社ビルとレトロな物、貴重な物がたくさん見れました。
関門海峡を散策する⑤は以上になります。いかがだったでしょうか?
門司港駅についてご紹介しました。
続き
ご覧いただきありがとうございました。
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