NO.2445 3月12日で開業から10年になります、鹿児島線で2番目新しい駅、富合駅構内撮影記 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 去る2月8日、以前の長崎訪問でもありましたように、普通・快速列車を使いまして熊本訪問を行いました。
 
 今回の往路では、上の画像にありますように817系電車VT13編成に乗車しましたが、画像のように2両ワンマン列車による運行でありまして、同じく運行されております815系電車とともに、特に鹿児島線荒尾駅以南ではかつての特急列車が運行されていた頃としますと大きく様変わりしている事も伺わせております。
 
 そんなこの電車の車内です。画像は福岡県内での車内の姿でありますが、熊本県内に入りまして、途中駅より学生さんが乗車して来るまでは画像のようにガラ~ンとした姿が見られておりまして、この姿からも大動脈としての姿は伺う事ができませんでした。それでも、熊本県内に入りますと乗客の姿が多く見られておりまして、途中大きな駅もある事から運行区間の鳥栖→八代間でも途中乗下車の流れが激しい事も伺わせておりました。
 
 
 私は、熊本駅を過ぎまして、これからご紹介します駅で下車しておりましたが、途中熊本駅の次の駅には、鹿児島線で最も新しい駅でもあります西熊本駅にやってきます。私自身も以前この駅に下車しまして駅構内の撮影を行っておりましたが、この駅自体は平成28年に開業した駅でもありまして、画像のように2面2線のホーム配置の駅でもあります。
 
 (ホーム)
 
 そんなこの駅の周囲には、西熊本駅の前に「イオンタウン西熊本」と呼ばれますショッピングセンターが、鹿児島線を挟んで両側に設けられておりますし、駅近くに大手の家具店であります「ニトリ」がありますし、駅から2キロ圏内には済生会熊本病院や「アクアドームくまもと」もありまして、「東バイパス」沿いと言う事もありまして、住宅地である中にも様々な施設もありますので、それらへ行かれる方の利便性にはかなり適しているようでもあります。
イメージ 6
 
 さらにこの「イオンタウン西熊本」は開業年であります平成28年11月に鹿児島線・九州新幹線を挟みました東側に増床を行っておりまして、それが画像の部分であります。ここには、スポーツ店であります「スポーツオーソリティ」、100円ショップであります「ダイソー」さらにはスイミングクラブや学習塾などが設けられておりまして、まさにいろいろな商業施設が交じり合った場所となっているのが特徴でもあります。
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 そして、西熊本駅を出ますと川尻駅を経ました次の駅がこれからご紹介します富合駅であります。この富合駅は、今からちょうど10年前の平成23年3月に開業しました駅でありますが、今回ここからは、その富合駅に関しまして訪問を行っておりましたので皆様にご紹介してまいります。
 
 
 この富合駅は、熊本市南区に属しておりまして、川尻~宇土間に開業した駅でもありまして無人駅であります。ホーム配置は、以下画像でもわかりますように2面2線のホーム配置となっておりまして、鹿児島線・三角線の普通列車は全列車停車する駅でもあります。尚、線路の有効長は先述の西熊本駅と同様4両分のみでありまして、これは熊本地区の普通列車が最高4両しか設定されていないためでもあります。したがって、日中は西熊本駅と同様815系・817系各電車、キハ40系気動車の2両編成の列車が主となっております。
 
 (ホーム)
 
 (817系電車、銀水行き)
 
 
 また、この富合駅は西口と東口と分かれておりまして、西口は1番ホーム側に、東口は2番ホーム側にそれぞれあります。画像は西口になりますが、西口には県道297号線沿いにあたっておりまして、住宅が見られておりますし、広い駐輪場もありまして、「西口駅前広場」と称する所もみられております。
 
 (駐輪場、「西口駅前広場」)
 
 (国道3号線へつながる道路)
 
 尚、この西口には、九州産交バスの最寄りバス停として国町駐車場バス停もあります。このバス停は、「駐車場」からもわかりますようにバス車庫も設けられておりまして、そんな車庫がある所に駅が設けられております。
 
 
 一方、東口には駅の近くに九州新幹線の熊本総合車両基地が存在しておりまして、その姿からも車両基地への最寄り駅である事も伺わせております。またさらに進みますと国道3号線の通りへと進む事もできております。ちなみに、トイレは東口に設けられておりますし、列車利用されない方も西口と東口との通り抜けも可能になっております。
 
 (九州新幹線熊本総合車両基地)
 
 (東口に設けられているトイレ)
 
 
 そんな富合駅でありますが、私自身も駅舎・ホームがなかった頃から撮影しておりまして、画像は平成22年12月訪問時のものでありますが、既に一部では工事が始まっていた部分が見られてはいたものの、まだ完全には駅の姿は明らかにされておりませんでした。ただ、この頃には既に九州新幹線の試運転列車が運行されておりまして、画像のようにN700系新幹線電車の熊本総合車両基地を出区するする姿を撮らえる事もできておりました。
 
 
 以下画像の奥あたり、その下の画像が富合駅にあたる部分であります。この時点では一部では工事が行われている箇所も見られておりまして、ホームになる部分も見られておりましたが、まだ全体的には工事が行われていなかったのも見ていてわかるのではないでしょうか。
 
 (ホーム工事が一部で行われていました)
 
 
 こんな中でも、画像のように815系+817系電車4両編成が富合駅となる場所を若干速度を落としまして(駅工事により若干減速がかかっていましたので)通過して行っておりました。これら電車も、現在はこの駅を停車している訳ですので、速度をそんなに落とさずに通過する例は特急列車・回送列車、そして後述の貨物列車のしかない事を思いますと、まさにこの時までの姿であったのではないかと言えるのではないでしょうか。
 
 
 さて、これからその富合駅を通過する列車であります貨物列車を私は収めておりましたのでご紹介します。今回撮影しますのは、熊本貨物駅から八代駅までの短区間を運行します4099レでありまして、富合駅1番ホームから収めておりました。
 
 所でよく見ますと、階段は錆が見られておりました。この姿からも、開業から10年経過しようとしている事を伺わせる姿が見られておりましたが、それでも階段自体はボロボロになっていると言った姿は見られておらず、今後階段部分を塗り替えを行うなどして見た目を良くしてくれればなとも思ったほどでもありました。
 
 
 さて、ED76 1017号機が牽引します4099レが富合駅を通過します。この4099レは熊本~八代間の短区間の運行ではありますが、それでもその前に運行されております名古屋貨物ターミナル駅発熊本貨物駅行き1063レの延長として運行されておりまして、編成全てが熊本貨物駅発ではない事も伺わせております。
 
 このED76 1017号機は、昨年12月に小倉車両所を出場しておりまして、そう言った事から車体はきれいな姿を見せておりました。考えてみますとこの機関車も昭和54年製と今年で42年になる訳ではありますが、これでもこのように一線で運行されている訳でもありますし、こんな長い編成をつないで運行されておりますので、まだまだ元気だよと言う事をアピールしているようにも思いました。
 
 この日の4099レは、ほぼ満載で運行されておりました。現在「新型コロナウイルス」の影響で旅客需要は大きく減っておりますが、貨物需要に関しましては逆に伸びているそうでもありますので、この積載量を見ましてもそれだけ需要はある事もわかるのではないかと思います。
 
 
 今回は、開業から10年になります富合駅に関しましてご紹介しましたが、私自身、最初富合駅が完成しました際にどこにできたのだろうと地図で見た時に驚いたほどでありましたが、まさかこう言った所に完成していたというのが驚いた所であった事を覚えております。現在は駅周辺の住民や新幹線車両基地の職員の方が利用されているこの富合駅ではありますが、冒頭にご紹介しました西熊本駅も開業しておりまして、考えてみましても熊本~宇土間におきましてはこの数年の間に2駅も開業している事もありまして、その分この鹿児島線沿線の宅地化が進んでいる事が伺えますが、これからも様々な姿を見せていただきたいものであります。
 
 (注)NO.2444は忌番のため省略しております。