残存率100%シリーズ第②回:西武鉄道6000系電車
1992(平成4)年〜1995(平成7)年製造(全車東急車輌《現・総合車両製作所》製)
※1996(平成8)年以降は日立製作所製のアルミ車(50番台)
1992(平成4)年6月1日運転開始
営団地下鉄(当時)有楽町線への直通用として登場。
初の10両固定編成・オールステンレス製に青帯の車体や、営団地下鉄に倣った車号の付番方式など
当時の西武鉄道での慣例をことごとく打ち破った車両として、登場当時は大きな注目を浴びた。
後の20000系に通ずる礎を確立した車両である。
ここでは1996(平成8)年以降のアルミ車(50番台)を除くオールステンレス車の0番台全170両を
対象にしますが、更に絞って現在新宿線系統に残っている6101・6102Fについて書いていきます。
現状6101・6102Fは新宿線・拝島線全線が運用範囲。
当初は池袋線系統に配置された6000系電車でしたが、その変遷はなかなかに激しく、ここではその
細かいことは敢えて省略しておきます。
その変遷の結果、特に2008(平成20)年の副都心線開通に前後して、そもそも試作要素の強かった
6101・6102Fが副都心線への直通対応工事から除外され、また機器更新工事も行われずに今もなお
新宿線系統この2編成が原型に限りなく近いオリジナルスタイルで運用を続けています。
見たことは無いが、行先幕には池袋線・東京メトロ有楽町線のコマも残されているらしい。
これは、先日引退した9000系のものと共通の幕が使用されている。
1月22日金曜日…小川にて
10両固定編成のため、ホーム有効長の関係で西武新宿〜上石神井間の各停には運用できません。
このため、西武新宿発着の電車は全て優等種別になります。
そんな運用制約があるからなのか、最近は終日運用に入る姿が少なくなりつつある印象が…
この写真をたまたま撮った1月22日は、機器調整目的なのか試運転が全線で行われていました。
西武鉄道でGTO方式のVVVF制御装置を搭載しているのは、現在この2編成のみです。
2月4日木曜日…武蔵砂川にて
9000系10両固定編成が消え、順当にいけば次は2000系が淘汰されるんだろうが…
2000系グループは更新車も残っていて、今のところどうなるかまるで先が見えない。
気がついたらいなくなっていた…なんてなる前に、前のめりで記録を重ねていこう!
100%シリーズ第①回は↓こちら↓