SN総合車両所です。

JR東日本では工事臨時列車で使用している機関車・貨車類の置き換えが進められています。レール輸送用のキヤE195系、バラスト輸送・散布用のGV-E197系などがこの1年で次々と製造され、急速に状況が変化しています。

置き換え対象の機関車(SL保存運転関連・保存車除く)が最近より一層注目されていますが、元々ブルトレ牽引など華々しい活躍をしていた車両も多く人気があるため、Nゲージ車両製品には比較的恵まれています。しかしその中で直接の製品化には乏しい、高崎地区のDD51を知人様へ納入用に製作してみましたので軽くご紹介します。(当車両所では読者の皆様の依頼を承ることは出来ませんのでご了承下さい)
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紹介が軽く・・・なのは、製作を急ぎすぎて途中の写真を撮影出来ていなかったからです(汗)これは完成後の状態です。

製造したのは直接は製品化されていない888、895(897)号機のタイプです。お召し機の842号機は昔KATOから製品化されています。車体形状的に897も仕様は同一ですが、今回はお召し予備機の形態を製作したので括弧で書きました。
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ベースはTOMIXのDD51ですが、複数製品から部品を使用しています。
車体と動力関係は2214 DD51-1000(旋回窓)ですが、窓ガラスは2218新更新色、屋根は2213 DD51-800国鉄色の発生品を使いました。
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手すりや煙突はプライマー処理後銀色に塗装しました。デッキ手すりについてはさらにSGホース掛けなどをマスキングの上で朱色に塗り分け塗装しています。前面エプロン部はねずみ色で、屋根は変な色だったのでダークグレーで再塗装しています。他鉄道納入の為カプラーはTNで、こちらも銀色に塗装しました。

あくまで「タイプ」として手軽に製作したので、ボンネット手すりなどの一部銀塗装や屋根へのアンテナ設置、側面タブレット保護柵設置などはしていません。運用時の線路状況を考慮して腰下げ加工もしていません。さらに、新たな所有者様がどの番号がお好きか分からなかったので、ナンバーは未取り付けで、対応するエッチングナンバーを付属させる形式としました。
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高崎のDD51、これからどうなるか分かりませんが、少しでも長い間活躍してくれることはもちろん祈っています。しかし残念ながら何事もいつか最期の時はやってくるものです。一方で鉄道模型趣味では引退した車両をいつまでも目の前で走らせ続けることが出来ます。模型をひとたび眺めれば、自らの乗車・撮影の思い出に再び浸ることが出来ます。かつて活躍していた車両たちの模型を作ったり、引退間近の車両を模型化したりして、実車を追体験をすることがこの趣味の醍醐味であり原点なのかなと感じました。

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