毎度お騒がせなナハ39+34編成
12連復帰に際し方転しましたね
このところジョグジャネタが続きましたのでジャカルタネタに戻ります。1月上旬頃より車輪限度値割れの為にサハ204-114,サハ204-124を欠車していたと思われていた、205系南武線ナハ39+ナハ34編成ですが、2月中旬に12連復帰しています。しかし、注目すべき点はこの12連復帰時にサハ204-114を組み込まず、新たにサハ205-144が組み込まれています。このサハ205-144は2021年1月時点では横浜線H27+H14編成に挿入されていた車両ですが、2019年12月末まではナハ39+ナハ34編成に入っていた車両であり、この12連復帰で元の鞘に収まった感じです。
2019年12月末頃から翌1月にかけて、南武・横浜・武蔵野編成、さらに埼京H24編成を巻き込む大規模な組成変更が実施されていましたが、その理由は謎のまま1年以上が経過し、今回再び元の組成に戻るという、これまた意味不明な動きをしています。しかし、今回の元組成復帰には理由があり、2021年2月のデポック電車区の全検(P48)入場編成と関連しています。現在、デポック電車区には205系横浜線H27+14編成が入場中であり、検査期限の都合から、元H27+H14編成の車両を今年入場予定のない編成に入れたままにしておくことは出来ず、一旦元の編成に戻す必要が生じています。一昔前なら、そんなのお構いなしに検査していたと思いますが、このあたりは教育されたというか、考えられるようになったというのは一歩前進です。編成間を渡り歩いてしまうと、5年近く検査を受けないなんてこともかつてはありましたからね・・・。
同時に車輪交換が実施されたサハ204-124
後ろのサハはH27+H14から戻ってきたサハ205-144
MM’69も車輪交換実施
そんなわけで、H27+H14編成の12連復帰が長引いた訳がようやく答え合わせすることも出来ました。もはや現場も混乱するような複雑な組み替えをしてしまった手前、全検入場のタイミングで元の編成に戻すしか、もう方法はなかったのかもしれません。なお、サハ205-144の車輪は肉厚でしたが、今回交換されたものではないようです。ナハ39+34編成の新組成は以下の通りです。これで6ドアを2両組み込む南武編成は消滅しました。
◆ナハ39+ナハ34の12連復帰(6ドア1両化)
・204-23, 204-69, 205-69,205-23+204-18, 204-54, 205-54, 205-144,204-124,204-52, 205-52, 205-18
H27+H14の出場後、再び組成変更が実施されるのか注目です。
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結局、出場と同時に12連復帰になりましたね
8M2T化されたM62編成
さて、そうなればもう1本。H27+H14から車両を組み込んでいる編成があります。そう、武蔵野線M62編成です。この編成、12連化当初は10M2Tというとんでもない組成で営業入りしましたが、すぐにH27+H14から中間運転台を組み込む形で8M4T化されています。今回、この中間運転台を欠車し、2月中旬頃から暫定10連化されています。とはいえ、今でも8M2T、そして今後クハ205-30,クハ204-74が戻らなかった場合、再び10M2T化せざるを得ないという点です。しかし、現時点でMM’399が組み込まれていないことを考えると、H27+H14編成の出場後、クハ2両は再びM62編成に戻って来るのでしょうか??でも、そんなことをすればP48入場のたびに編成バラすというのを永遠に続けなければなりません。
◆M62編成の暫定10連化
・204-146,204-397,205-397,204-400,205-400,204-396,205-396,204-395,205-395,205-146
一つ気になるのは武蔵野線M52編成が2月上旬からサハ204-30,サハ204-121を車輪限度値割れで欠車しているということです。この2両は2018年にP48を受けていますので、まだ検査期限までに猶予があります。MM’399をM52に差し出し、サハ204-30,サハ204-121をM62に組み込めば、お互いに8M4T組成になりますが、どうでしょうか?検査期限的にも大きなズレはありませんから、M62編成を前倒しで来年末にでも入場させればちょうど良いのではないかと思います。
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