引退?存続?700系B4編成の現状(2021.3.2現在) | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

※当ブログの内容は今後の車両のうごきにより大幅に変更する可能性があります。免責事項もお読みください。

※車両のうごきにより記事内容を更新しました(2021.5.18)


2020年3月1日、JR東海の700系C編成が事実上のラストランを迎えてから1年が経過しました。

 

(乗車記はこちら)

 

C編成は残存していた2編成が2020年3月中に浜松工場へ廃車回送され、一部の車両を残して解体されましたが、JR西日本所属の16両編成であるB編成のうちB4編成は2020年5月に全般検査を施行。5月15日に本線試運転を行いました。

波動輸送用に残された同編成は2020年8月8日の「こだま782号」(博多→小倉)、8月9日の「こだま770号」(小倉→新山口)、「こだま777号」(新山口→博多)で営業運転を行った後は博多総合車両所で待機する日々が続いていました。

 

そんな中、2021年2月28日に衝撃の内容がTwitterに投稿されました。

それは、同日をもってB4編成の編成名削除(=廃車確定)が行われたというもの。

 

本当とすれば最後の全般検査から9ヶ月あまりで引退ということになります。

 

しかしながら、この投稿は個人によってなされたものであり、本当に引退となったのかは不明な状態です。

ということで、今回は博多総合車両所に留め置かれているB4編成が現状どうなっているかを確認してみることとしました。

 

2021年3月2日。

やってきたのは博多総合車両所の東側。

 

B4編成は道路から一番近くにいました。

 

見慣れた700系の顔。引退するとはとても信じられないです。

 

せっかく近くに止まっているので様子を観察すると…

 

わかりにくいですが、車内のシートにはシートカバーがかけられたままとなっており、すぐにでも営業運転ができそうな雰囲気。

 

車内灯や表示器こそ点灯していないものの、パンタグラフは上がっており、通電していました。

 

さらに廃車予定車に通常貼られる「用途廃止」の紙も存在しませんでした。

本当に廃車なのでしょうか……?

 

 

一方で、廃車説が荒唐無稽かと言われるとそれも違います。

全般検査から9ヶ月しか経ってはいないものの、すでに製造から18年が経過しており、一般的な新幹線車両の寿命が13年程度であることを考えると引退してもおかしくはありません。

また、COVID-19のため臨時列車の設定が軒並み消滅していること、N700SのJR西日本所属車(H

編成)が試運転を開始したことから、B4編成の必要性は低下しています。

 

 

果たして真偽はいかに…?

これからも注目していきたいとと思います。

 

 【追記】

「鉄道ダイヤ情報」2021年6月号に、B4編成が2021年2月28日付で廃車されていたことが記載されていました。

残念…(2021.5.18)

 

【おまけ】

博多総合車両所には100系V編成(グランドひかり)で使用された2階建て食堂車(168-3009)、および2階建てグリーン車(178-3009)が保存されています。

道路上からも容易に見え、食堂車のほうは時折イベントで公開されているようです。

グリーン車も公開されるといいのですが…

 

 
それでは。