長崎地区「キハ200系」3月11日ラストラン 大村線「シーサイドライナー」で活躍



JR九州は3月1日、長崎本線・大村線・佐世保線のキハ200系気動車(キハ200形・キハ220形)が3月11日にラストランを迎えると発表した。車両は他の地区に移って引き続き運用される。

長崎地区で運用されているキハ200系(キハ200-1012+キハ200-12)。写真の2両は3月11日のラストラン列車で使われる。【撮影:草町義和】

3月11日のラストラン列車は、長崎22時04分発の早岐行き。キハ200-1012+キハ200-12+キハ220-209+キハ220-1101の4両編成で運転され、先頭の行先表示器に「ありがとう」と表示する。

車内には、これまでの利用に対する感謝を表したポスターを掲示。長崎駅と諫早駅では、ラストラン列車の見送り客に「★ありがとうキハ200形・キハ220形オリジナルポストカード」をプレゼントする。

キハ200系は1991年から2009年にかけ製造された気動車。長崎地区には1994年に6両の新造車が導入された。その後、他の地区から転属してきた車両も含め、現在はキハ200形8両とキハ220形4両が長崎~佐世保間の快速「シーサイドライナー」や大村線の普通列車で運用されている。

今後は大分・熊本・鹿児島の各地区に転属し、久大本線・豊肥本線・三角線・指宿枕崎線で引き続き運用される。