流氷物語号に乗ってきました。
【1】流氷物語号とは
JR北海道の釧網本線を走る臨時列車が「流氷物語」です。
2021年は1月30日から2月28日までの、流氷の季節だけの運転となります。
2両編成の気動車が、網走と知床斜里の間を片道1時間ほどかけて走ります。
全車自由席で、1日2往復します。
【2】流氷の恵み&森の恵み
今回の「流氷物語号」は、ディーゼルカーの2両のキハ40です。
2種類の改造された車両で運転されました。
黄色い車両は「流氷の恵み」車両です。
普段は石北本線など旭川や網走周辺を走るそうです。
オホーツク海の生き物が、車体に描かれています。
写真↓は、キタキツネかな。
緑の車両は「森の恵み」車両です。
普段は主に新得~釧路を走ります。
森や川が表現された絵です。
牛やサイロもありますね。
行先表示のサボは、車内販売でも売られている特製品です。
【3】車内の座席
車内は主にボックスシートです。車両の端に、一部ロングシート部分もあります。
私は網走9:45発「流氷物語1号」に乗ろうとしましたが、9:00に改札が開いた時点で20人近く並んでいました。
私はあわてて乗車券を窓口で買って、9:05に改札を入りました。
すると2人がけの席が空いていましたので、こちらを確保。↓
4人掛けのボックスシートは、大きなテーブルもついていて、窓も大きく景色が良く見えます。
ただ、発車30分以上前で多くの人が乗りましたので、相席必至、というより立ち客が出そうな状態でした。
実際、立ち客が10人以上出ました。
海側の柱には、絵が取り付けられています。
車端のロングシートです。
一部は座席が取り外されています。
ここは「大きな荷物置き場」と「車内販売スペース」となっています。
【4】車内販売
車内販売でグッズが売られています。飲み物・食べ物の販売はありません。
今回の車内販売は、網走を拠点に鉄道によって地域おこしを目指す「MOTレール倶楽部」が行っているとのこと。
目立つハッピを着て、頑張っていました。
今回の販売品の多くは、ファミコンソフト「オホーツクに消ゆ」のグッズです。
私はドラクエⅢに熱中した世代ですが、残念ながら「オホーツクに消ゆ」は遊んだことはありません。
買ったのは、「ゆるり旅 釧網本線 手ぬぐい」1000円、
そして「記念乗車証」200円です。
使用されていたサボのレプリカは5000円です。
ちなみに、こちら↓は4000円です。
販売品目一覧です。
【5】出かけた訳
この御時世ですので、自粛するのも考えました。
「流氷物語」と「SL冬の湿原号」には、ずっと乗りに行きたいと思っていました。
ただ、飛行機利用でも、東京から日帰り往復は無理です。冬の北海道ですから、飛行機の欠航の可能性もあります。
日程的に無理か・・・と思っていたら、今回絶好の機会が訪れました。
■エアドゥ往復プラス1泊で26700円と安い宿泊プランが利用できました。
(羽田→女満別、網走東横イン1泊、釧路→羽田)
■今年は珍しく3連休が余裕で取れる日程でした。
ここ3年、私はほとんど連日仕事で、休みがほとんどありません。土曜日曜の休みはほとんどなく、平日の休みも週1回あるかどうかという状態でした。ところが腕を怪我したこともあり、この2月から当面、土曜休日は休み、週休4日です。(SL冬の湿原号は基本的に土曜休日運転) そのため仮に飛行機が暴風で1日半も止まったとしても、問題ないわけで、こんなチャンスは今後あり得ないのです。
こんなわけで、出かけた次第です。