前代未聞だった「強制送還」から、はや一ヶ月。
その間に多摩湖線からは撤退し、本線系では西武園線と狭山線が主な働き場所になった新101系。
多摩川線に行くはずだった245Fは、ずっと甲種輸送装備のまま小手指車両基地で休車状態。
かたや多摩川線から出るはずだった251Fは、装備を解いて一度は営業復帰。
対照的なこの一ヶ月だったが、そのリベンジが果たされる時がやっと訪れた。
昨日2月27日から今日28日にかけて、再度甲種輸送の予定が組まれたことが数日前に判明。
先月のこともあり一時躊躇したが、記録遺して不足なし。
(スギ花粉の懸念はあれど)天気予報も良好だったので、時間の間隙を縫って撮影を敢行した。
2月27日土曜日、245F甲種輸送(小手指→武蔵境)
昨日2月27日は小手指発。
一週間で疲弊しきった身体の調整に時間を要し、新秋津駅付近の連絡線から最初に迎撃。
ここで多摩川線行きの甲種輸送を出迎えるのは、意外にも初めてだったりする。
ちなみに所沢までは、前回のダイヤを踏襲して11時台に回送運転されたそうだ。
東京メトロ17000系試運転云々ではなく、終電繰り上げや保守作業の都合で変わったのだろうか?
…しかし昨日は、秋津連絡線内は普段の輸送より20分程遅れての走行に。
なかなか来なくて焦りが生じたが、ここではいつもより少し速めの速度で無事に通過していった。
陸橋で待っていた少しのギャラリーとJR線内に駆けて行く姿を見送り、移動。
今回の牽引機はEF210-133[新]で、これを知った一部撮り鉄は撮影を回避したようだ。
何でなのか、ある一人に聞いたら
僕は(EF65)PFが好きだから
と仰る。
まぁ、気持ちはなんとなくわかる(自分もPF好きだから)
でも、それだからとみすみす撮影機会を逃すのはどうなのかなと。
数十年も経てば、それすら貴重だからと撮り鉄が群がるのは容易に想像できるのだからね。
ちなみに四半世紀前は、EF65でもP形とかEF64が重連で入っていたりもしたもんだが…
今思えば、もっと腰を据えて撮っておけば良かったなと自分でも思うので。
後からああだこうだと嘆く前に、先に手を打っておきたいという思いはその頃からなのだ。
これは、新秋津駅から2つ目の陸橋上から撮影。
ただ、府中本町側が完全な逆光なのと、架線柱の処理に若干課題を残す形に。
ただ、やはり光線状態がよろしくないのと、少しばかりアクセスに難あり。
また金網の多さも、撮影に難儀に難儀を重ねることとなった。
それもあって、昨日はここで撮影を打ち切ることとなった。
2月28日日曜日、251F甲種輸送(武蔵境→小手指)
10:10過ぎに八王子駅に着くと、すでに中線に引き出されていました。
以前撮影中に会った方と偶然再会し、しばらく立ち話していたりしたのだった。
ずっと八王子駅構内にいたのに動きが遅かったのは、手配の都合からだったのだろうか?
次に向かったのは…
いつもならホーム上だが、前日の撮影を参考(反省)に、もう少し国立駅寄りの定番ポイントへ。
定番と言いつつも、ここでの撮影は意外にも自分自身は初めて。
既に先客はそれなりに居つつも、下り被りをギリギリかわしつつしっかり押さえられた。
後追いは、なかなか体勢がキツかったけどw
続けては、また新秋津の授受場所。
…ここで発車を待たずに昼食。
少しでもホームドアに近づくと、警備員や駅員から頻繁に注意が飛ぶようになった。
それがあるのでこちらはギリギリ撮っていたのだが、案の定自分だけ、少しくらいの勝手ルールを
標榜する一人が警備員の制止を聞かず線路側で撮りだし、一時騒然となる場面があった。
少しばかり、不穏に気持ちになり始めたが…
最後は、小手指の池袋側で出迎えた。
…しかしこの時も、直前に真横で踏み台を使おうとしたのがいて苦言。
一応収めてはくれたものの一言も謝りもせず、苦々しい気持ちだけが残った。
ちょうどこの撮影直前に、南東から北西に向けて強めの風も吹き始めていたのが感じ取れていたし
ここでもし万が一突風が吹き抜けて、横に倒れかかられてこられたらひとたまりもないからだ。
その危機感、危険度を、どれだけの人が解っているのだろうか?
まして、小手指駅にはまだホームドアが無い→線路転落のリスクが高い場所。
鉄道会社の厚意を無にしないように、今一度行動を見直していく時だ。
なにはともあれ、おかえり、251F!
1ヶ月遅れの帰還、まずは本当にお疲れさま。
これから先、どう活躍していくのだろうか。
西武園線?狭山線??それとも武蔵丘入場???
まだまだ目を離すには早い、HOT SPOT西武鉄道である。
まだまだ目を離すには早い、HOT SPOT西武鉄道である。