皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

いつもはほぼ気動車のネタしかないのですが、今日は珍しく貨車ネタになります。と言っても実車の知識は殆どありませんのでご了承願います。。。 昨日届いたKATO新製品のタキ25000を早速整備してゆきます。なおこの整備で机が散らかっているので今日届いたキハ58 7301の整備はおあずけです・・・。

 

↑出たてのタキ25000です。実は以前に飯田線貨物列車セットで発売されていたのですね。知りませんでした。

 

では早速出してみます。

 

↑最近のKATO製貨車はスケールも的確でプロポーションも良いので楽しみです。今回は日本石油輸送と日本陸運産業の2つが発売されましたので、両方買ってみました。ちなみに背後に霞んで見えるのはTomix製のタキ25000です。後で比べてみたいと思います。

 

まずはこのアーノルトカプラーを何とかしようと思います。

 

↑裏返してみます。意外とあっさりな構造ですね。

 

↑台車はスナップオン式になっています。最近では貨車でもこうなのですね。

 

↑カプラーの類はウチに沢山ストックがあるので、色々試してみようかな。

 

↑試しに左から「かもめナックル」、「車間短縮ナックル」、「KATOカプラーN」、「EF66ナックル」を出してきました。

 

これらを比較しながら遊んでみたいと思います。

 

↑まずはアーノルトカプラーそのままです。下の工作マットが10mm方眼ですので、車間が完全に10mm以上ありますね。

 

続いてかもめナックルです。

 

↑普通のかもめナックルです。これはアーノルトカプラーの代わりに無加工で取付できる筈です。

 

↑普通にアーノルトカプラーをかもめナックルに交換しました。本当はピンを挿すようになっているのですが、カプラーポケットの形状が客車等と違うのでこれが使えません。なのでカプラーが開きがちです。結構カプラーが前に出ています。

 

↑車間は10mmくらいに縮まりましたが、まだちょっと広い感じですね。

 

↑カプラーの高さは問題なさそうです。

 

交換は簡単でしかも高さも問題なし、突き当てて連結も出来ますがちょっとまだ車間が広く、またカプラーが開きがちになり自然開放しそうです。

 

では続いてKATOカプラーNを付けてみます。

 

↑息の長い製品であるKATOカプラーNです。ただ安定性には定評があります。

 

↑客車に着けると効果てきめんなKATOカプラーNですが、ボギー貨車の場合まだ出が長すぎる印象ですね。

 

↑車間は10mmを少し超えるくらいです。先のかもめナックルとほぼ同じか少し広い印象です。

 

↑高さは問題ないようです。当然でしょうが…。

 

こちらも突き当て連結が可能で走行安定性にも優れているのでしょうが、もうちょっと車間を詰めたいのが正直なところです。

 

では次に車間短縮ナックルカプラーを試してみます。

 

↑アップの写真を撮り忘れました…。コレですね。ナックル部は固定されており可動しません。

 

↑「車間短縮」というだけあって、カプラーの出は最小になっており、非常に良い印象です。

 

↑方眼目盛からすると6mmくらいでしょうか。かなり縮まった印象です。

 

↑ちょっと高いような印象ですが、カプラー高さがあるので外れることは無いでしょう。車間はかなり縮まっており好印象です。

 

しかし・・・

↑このカプラーはナックル部が可動式ではないので、突き当て連結は出来ません。片方を持ち上げて嵌めるしかないです。編成の短い客車列車などでは良いですが、2軸車も含め何十両も連なる貨物列車でこれはちょっと微妙ですね。

 

この点は他の貨車ユーザーさんでも意見の分かれる所のようで、片側を普通のナックル、片側を車間短縮にしてなんとか突き当て連結可にするという工夫もあるようですが、なかなか面倒ですね。貨車なのに向きが決まってしまうというのも考えものですし。

 

では最後にEF66ナックルカプラーを使う荒業を試してみましょう。

 

↑お馴染みのEF66ナックルカプラーです。これはこのままでは当然アーノルトカプラーポケットには入りません。

 

↑そのため、後部をこのようにスッパリ切断します。ただこれでカプラーの強度は大幅低下しバラバラになりやすくなりますので、切断は自己責任でお願いいたします。

 

↑かもめナックルやKATOカプラーNよりはマシかな。

 

↑「車間短縮ナックル」よりは広いですが、それでも10mmは切るようです。だいたい8mmくらいでしょうか。

 

↑カプラー高さは問題ないようです。車間は、まぁこれくらいで良しとします。

 

ということで、ウチではKATO製ボギー貨車は、EF66ナックルカプラーを加工して組み込むことにしています。これならば突き当て連結も出来ますし、車間もかもめナックルやKATOカプラーNよりは縮まりそうです。その代わりカプラーの寿命が気になります。まぁ壊れたらまた次のカプラーを加工して取り付けると割り切っています。

 

この辺りは各ユーザーさんの好みの分かれる所でしょう。「やはり車間に拘りたい!」「安定性重視」など、色々な意見があると思いますので、自分の納得のゆく選択をするのが良いかと思います。

 

それではTomix製品と比較してみます。

 

↑奥の「ニヤクコーポレーション」がTomix製です。言われないとどれも同じメーカーに見えてしまいそうです。

 

↑Tomix製(左)もナックルカプラーが入っていますね。何を入れたんだっけ?(汗)忘れました。 Tomix製にナックルカプラーを仕込んだ方が若干出が短い印象です。あと、手すりはKATO製の方が細くて好印象です。

 

↑左Tomix、右KATO。 KATOの方が線が細いですね。表記類は両社互角かなと思います。

 

KATOさんこんなに細い手すり再現できるのに、なんでキハ58系のステップはあんなにごついのでしょう!? あとTomixさんはちゃんと貨車の細かい表記できるのに、気動車HG製品には一切何の表記もありませんね…。高いのに。

 

↑側面の印象です。Tomix製です。ちなみに車輪は黒車輪に交換してあります。

 

↑今回のKATO製です。KATO製は台枠部にも積空表記や検査表記がありますが、上のTomix製品はここの表記はありません。台車は両社甲乙つけがたいでしょうか。

 

↑ハッチ部の手すり関係です。奥がTomix製ですがKATO製の方がチェッカープレートの表現が実感的でしょうか。しかしTomix製もいいセンいっています。手すりの線はKATOの方が若干細いでしょうか。しかしTomix製は既に何十年も前の製品なので、十分な出来と言えるでしょう。

 

ということで、KATOさんの最近の安定したクオリティーを感じるとともに、Tomix製も気づけば古い製品ですが決して見ていて衰えを感じないと思いました。正直言って両社甲乙つけがたいし、言われないとメーカーが違う製品だと分からないくらいです。

 

これに対しキハ58系はTomix製とKATO製で随分印象が異なると思いました。どちらが正しいとかいうより、印象というか好みの問題に近いのかもしれません。ウチでは全車TN化され仲良く手を繋いで走っていますが。

 

ということで今回は新発売のKATO製タキ25000のご紹介でした。巷では月末発売のTomix製E235系横須賀線・117系福知山線や、KATOの京急230形で盛り上がっていましたのでこのタキ25000なんて見向きもされていない感がありましたが、折角仲間入りした新製品でしたのでここでご紹介しました。というかすぐ整備しないと忘れ去られてしまいそうでしたから。

 

これで次はキハ58 7301の整備に取り掛かれる!? しかし昨日ご紹介したキハ40系もあるし。どれを先にやろうか悩ましいところです。

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!