KATOから2021年1月に発売された特急「はと」の7両基本セット(10-1659)ですが、念願の展望車のASSYパーツ一式を入手するとことが出来ました。早速組み立ててみたのですが、そこには予想外の結末が待ち構えていました。

 

ASSYパーツを組み立てた特急「はと」の11号車 マイテ58-2です。

 

マイテ58-2「はと」の、ボディ(5131-2A),床下セット(5131-2C),台車TR73ビス止(5073D)と、右下がテールマーク(5073-2E3:2組入 600円+税)は半分の1組を、税込定価4,290円で入手できました。

 

5分もあれば完成するだろうと、意気揚々と組立開始。

ボディに床下セットを組み付けようとして、展望デッキに阻まれます。

 

展望デッキの床板上に構成されたテールマーク・テールライトの大きな遮光カバーが、ボディの展望デッキの手すりの内側に入りそうにありません。展望デッキの手すりを外して作業をすれば良いのでしょうが、如何せん外し方が判りません。

 

KATOのホームページの特急「はと」の製品紹介のページ(→KATO鉄道模型ホームページ | 製品詳細 | スハ44系 特急「はと」 (katomodels.com))にあるASSY表を開くと、3ページに室内灯の取り付けについての記述があり、図解付きで展望デッキの手すりの外し方が書かれていました。

デッキ窓ガラスの上方の天井部分に穴が開いており、デッキ手すりの上部後方が挿し込まれている構造と判明。デッキ手すりは柔らかな材質で出来ており、解説に従って、奥側を上方に持ち上げながら軽く水平に引くことで、簡単に外すことが出来ました。これで一安心と思ったも束の間でした。

 

組み付けの邪魔になる展望デッキ側のダミーカプラーを引き抜いてから、デッキ手すりを床板デッキに被せて試行錯誤するも、とても嵌りそうにありません。仕方なくネット上で他の方の記事を見てみると、床板先端で梁が左右に出ており、これに引っ掛かって大変嵌り難く、デッキ手すりを壊れない位まで押し広げて取り付けたと書かれていました。

 

片側のテールライト迄は嵌るのですが、テールマークの台座と残るテールライトがどうしても嵌りません。着脱を繰り返す内に、とうとう床板先端で左右に張り出した梁の片側が折れてしまったところで漸く嵌りました。折れた破片は、すべての組み立てが完了した後で知れッと接着しておきました。

 

次はネジ止め式の台車を装着します。連結面側はネジ止めするだけですが、展望デッキ側にはダミーカプラーがありますので、台車に付属しているKATOカプラーNJP・Bを取り外してから、装着することになります。

カプラーを外しても、台車側の一部分がダミーカプラーのケースに乗り上げてしまいます。

 

カプラー取付用の穴が開いた箇所が乗り上げているので、段差のある長方形になった箇所の右側で枕木方向に切り落とすことにしました。

 

カプラーを外し、カプラー取付部の先端を切断した台車を、展望デッキ側にネジ止めします。

 

漸く完成しました。予想外に梃子摺って2時間近く掛かりました。

 

ところが、予想外の出来事はこれだけでは済みませんでした。Twitterでこんな情報が飛び込んできました。

マイテ58 2 茶 | KATO京都駅店 (katomodels-kyoto.com)

 

えっ! なんと、スポーク車輪を履いて価格3,850円(税込)で3月19日発売予定。絶賛予約受付中とのこと。今迄の苦労は、いったい何だったのでしょうか・・・。