【初の全面ラッピング】JR西日本323系「スーパー・ニンテンドー・ワールド」が運行中

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1月27日、JR大阪環状線、JRゆめ咲線を走る323系にラッピング電車「スーパー・ニンテンドー・ワールド」が登場しました。

今回は「スーパー・ニンテンドー・ワールド」ラッピング編成の見どころを紹介します。

大阪環状線、JRゆめ咲線のエース、323系

323系は2016年にJR大阪環状線、JRゆめ咲線の専用車両としでデビューしました。車内はロングシートですが、扉はホームドア設置に合わせて3扉となっています。従来、国鉄・JRの通勤電車は「4扉・ロングシート」が主流でしたが、旧来のイメージを覆す車両となっています。

車体のデザインは広島地区や和歌山地区を走る227系と類似していますが、列車の分割・併合が必要ないため、先頭部の転落防止幌は省略されています。標準色は大阪環状線のシンボルであるオレンジ色が採用され、先頭には大阪環状線改造プロジェクトの円形のロゴが加えられています。

323系は吹田総合車両所森ノ宮支所に配置され、大阪環状線とJRゆめ咲線の運用に就いています。2019年までに計168両が投入され、103系や201系といった国鉄型電車を置き換えました。JRゆめ咲線の運用増加分をあわせ、LS01編成〜LS22編成の8両22編成=174両の布陣となりました。

なお323系は専ら普通列車の運用に就くため、「関空快速」や「大和路快速」には使われません。

まるでIRいしかわ鉄道な「スーパー・ニンテンドー・ワールド」

JR西日本は1月27日から「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のラッピング列車の運行を開始しました。「スーパー・ニンテンドー・ワールド」はユニバーサルスタジオジャパン(USJ)に設置される予定の大規模エリア。

任天堂のキャラクターとその世界観が表現されています。当初は2020年の東京オリンピックの開幕に合わせてオープンする予定でしたが、社会情勢により延期。2021年2月オープンの予定も大阪府の緊急事態宣言の発令により再延期となってしまいました。2月20日現在、オープンの予定日は発表されていません。

このように「スーパー・ニンテンドー・ワールド」自体はオープンしていませんが、JR西日本とUSJはラッピング列車の運行開始により「皆様が笑顔で『スーパー・ニンテンドー・ワールド』を楽しめる日が来てほしい」という願いを込めたとしています。

「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のラッピング列車323系LS15編成を天王寺駅で撮影しました。ラッピングは全体的に水色を基調としています。そのため先頭車はIRいしかわ鉄道(金沢~倶利伽羅駅)の521系によく似ています。

両者が並ぶ機会はないため見比べることは出来ませんが、窓下の黒縁塗装の有無が最大の差異でしょうか。

側面のラッピングはまるで任天堂マリオワールドの世界をそのまま再現。テレビゲームのシーンがそのまま再現されています。任天堂ファンやゲーマーにとってはたまらないデザインなのでは。

側面のラッピングデザインは各車両により異なります。1号車・第二扉ではピーチ姫に出会えます。

歴代の「スーパー・ニンテンドー・ワールド」でおなじみの「?」ブロックもドア横にさりげなく再現されています。

2号車にはいろいろなヨッシーが見られます。いずれのキャラクターも発色がよく、くっきり鮮やかに見られるのがいいですね。

いろいろなキャラクターに出会えるので、あまり「スーパー・ニンテンドー・ワールド」をプレイしたことがない方も楽しめると思います。ぜひ先頭車だけでなく側面にも注目してください。

「スーパー・ニンテンドー・ワールド」はいつ見られるのか

2021年2月現在、ラッピング列車「スーパー・ニンテンドー・ワールド」は「当面の間」運行される、とのことです。また固定運用ではなくJRゆめ咲線、大阪環状線の普通列車に就いています。

そのため、USJに向かうゆめ咲線で必ずラッピング列車「スーパー・ニンテンドー・ワールド」に出会えるわけではありません。323系は22編成ですので、単純計算であれば1/22の確率です。

社会情勢により、ラッピング列車の話題すら少なくなっている昨今。まだオープンしていない施設にも関わらず、先行してラッピング列車の運行開始を決めたJR西日本の英断にエールを送りたいと思います。早く「スーパー・ニンテンドー・ワールド」がオープンして、ラッピング列車と共に盛り上がることを期待しています。

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