SN総合車両所です。

当車両所に在籍する広島地区の105系は今のところ6編成ありますが、可部線用4ドア車が3分の2を占めています。その中でK-14編成はスカートの破損により長期の運用離脱をしており、工場内で長らく部品待ち状態でしたが、今回部品が届き修理が出来ましたのでご紹介します。
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使用したのはバルディローズのスカートパーツです。鉄コレ加工用に製品化されたものと思われますが、今回はマイクロ製品に使っていきます。
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ご存じない方もいらっしゃるかと思うので一応解説しておきますが、105系K-14編成のクハ105はこのように特徴的な強化型スカートを付けていました。他の105系とは全く違う形状で、自作や改造での再現は至難の業です。

マイクロエース製品でK-11+K-14編成のセットがあり、当車両所でもこれを導入していますが、この製品ではK-14編成クハのスカート作り分けが見送られており、鉄コレ製品でもこのスカートは存在しません。バルディローズが現状唯一の選択肢となっています。
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元々平らなエッチングパーツですが、折り曲げてスカートの形にしていきます。この後プライマー処理と灰色塗装をします。
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車両に取り付けた様子です。分解を考えて少し奥側の取り付けになりましたが、特徴的な前面は再現できたのではないかと思います。K-14の編成表記も拘って富士川車輌製のものにしているので、この編成ならではの特徴を余す所なく再現出来ているかと思います。
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この間ついに消滅した地下鉄顔のクハ105、かつては可部線の主力車両でもありました。マイクロエースと鉄道コレクションから製品に恵まれてもいる車両ですね。
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パンタグラフ塗装やクハのトイレタンク取り付けはこの車両を入線させた時に行っていますが、この度クハの台車をTOMIX製に交換し、信頼性を向上させました。またクモハはこれまでトレーラー車でしたが、今回の入場中にジャンクのクモハ119の動力ユニットを使ってM車化し、単独で運用出来るようにしました。
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これまでずっとT車だったので、初めての自走出場回送となりました。模型の世界ではこれからもまだまだ頑張ってもらうつもりです。

今回はバルディローズのスカートパーツを使用した加工(修理)を行ってみましたがいかがでしたでしょうか?特徴的なスカートをつけた可部線105系を再現するには打って付けの部品ですので、広ヒロK-14編成の製作時に使われてみてはどうでしょうか?

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