イメージ 12月26日はJR横浜線103系ラストラン(1989年)、新京成電鉄8800形デビュー(1986年)、長野電鉄2100系デビュー(2011年)、キハ181系ラストラン(2011年)、神戸市交通局2000形と各路線のイメージを変えた車両に纏わる日です。

今回はこれらの車両について紹介させていただきます。


【JR横浜線103系】

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1989年2月26日に、八王子と東神奈川を結ぶJR横浜線で103系が引退しました。

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前年6月26日にJR山手線103系(上写真)が引退しましたが、当時首都圏を走るJR京浜東北線やJR南武線などでは、主力車両として活躍していました。

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早めの引退となった横浜線103系は、1972年10月2日から運用を開始、1979年6月から旧型車両73系を置き換え103系に統一、1980年代前半には103系低運転台車(写真 / 奈良線103系で代用ちなみに湊町駅は現在のJR難波駅)が撤退、1984年には全編成ATC(自動列車制御装置)を搭載した高運転台車に統一されました。

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103系高運転台車

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1988年9月22日からは、後継の205系(写真右側)が運用開始、徐々に103系の置き換えが・・・そして1989年2月26日に103系の「さよなら運転」が行われ引退しました

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横浜線で引退した103系は、JR埼京線(上写真)・JR総武線・JR常磐線・JR京浜東北線・JR青梅線など他路線に転用されました

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2014年8月23日に後継の205系も引退、置き換えた現在のE233系6000番台は、103系らが辿った国鉄時代からのドル箱路線の運用を担っています(横浜線は数少ない国鉄時代からの黒字路線)

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現在の横浜線主力車両E233系6000番台

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横浜線103系のラストランは、当時中学生だった私自身も撮影しに行きましたが、別れの涙雨が降りしきる中、お手製のヘッドマークを掲出した103系も悲しげに見えました。

【新京成8800形】

1986年2月26日に新京成電鉄8800形の営業運転が開始しました。
新京成8800形は、1986年から1991年にかけて8両編成12本96両が製造された、1500V区間用電車としては世界初の本格的な長編成VVVFインバータ電車です。
2006年度に8808編成・8848編成・8872編成の3編成から中間車を抜き取り6両化、抜き取られた2両が先頭車化改造で8804Fとなったほか、8808編成・8812編成・8816編成も6両化で中間車の一部が先頭車改造されました。(写真は中間車から先頭車に改造された現在の8808F)
2013年度に8880編成・8888編成・8896編成の6両化が行われ、8800形の8両編成は消滅しました。
8805編成~8810編成と8813編成~8815編成以外の8800形は、京成千葉線への乗り入れに対応しています。
(写真は非京成乗り入れ車のひとつ8815編成)

【長野電鉄2100系】
2011年2月26日に、長野電鉄2100系の営業運転が開始しました。
JR東日本の特急「成田エクスプレス」で使用された253系3両編成2本を譲り受けました。
長野電鉄2000系(上写真)を置き換えるため導入された2100系は、解体を免れスノーモンキーの愛称が付けられ、長野電鉄の特急車両として第2の人生を歩んでいます。
E2編成のみ長野電鉄オリジナル塗装に変更された
成田エクスプレス時代と変わらぬ車内、特急料金100円(大人)を追加すれば乗れますルンルン
1000系(元小田急ロマンスカーHI-SE)の展望席も100円で乗れます(早い者勝ち)長電はスゴい!
グリーン個室は1室1,000円で利用できる「SPA猿~ん」に
地獄谷野猿公苑の「雪景色の中、温泉に入る猿」にちなみ「スノーモンキー」と愛称が付けられた2100系には、長野電鉄の顔として長く活躍して欲しいと思います。

【キハ181系】
2011年2月26日に、国鉄型特急用気動車キハ181系が引退しました。
国鉄の量産気動車としては初の最高時速120Km / hの性能を誇る、500PS級大出力エンジン搭載車となったキハ181系は、1968年から1972年までに158両が製造されました。

大出力を活かして主に電化前の中央西線や奥羽本線、伯備線、あるいは土讃線など勾配区間が連続する急峻な山岳線区を中心に、特急列車用として投入されました。
最後までキハ181系を使用していたJR西日本では、国鉄色を保ったまま山陰本線などで活躍していましたが、新型車両キハ187系(上写真)が投入され、各列車から次々と撤退し、最後までキハ181系で運転されていた特急「はまかぜ」にキハ189系が投入され引退。車両の一部はミャンマー国鉄へ譲渡されました。
キハ189系
「リニア・鉄道館」でキハ181系トップナンバー(キハ181-1)が保存されているほか、旧津山扇形機関車庫でキハ181-12を保存しています。
(写真は旧津山扇形機関車庫で保存されたキハ181系)

【神戸市交通局2000形】
1988年2月26日に、神戸市交通局2000形の営業運転が開始しました。
1988年4月の北神急行電鉄開業と相互直通運転の開始に合わせて、1988年から1989年に神戸市営地下鉄の西神・山手線用として6両編成4編成24両が製造されました。
北神急行
前面デザインが異なる以外は、車体構造、走行機器や電装品などの基本的な仕様は1000形(上写真)をベースに、電機子チョッパ制御としました。
2013年から製造元の川崎重工業で客室のリニューアルおよび主回路装置のIGBT-VVVF化、補助電源のSIV化が行われました。

2018年度からの6000形の投入に伴い、既存の1000形・2000形・3000形は全車両が5年間で置き換えられる予定となっており、 2021年度に2119・2120編成、2022年度に2121・2122編成が廃車される予定です。

【お知らせ】
約3ヶ月にわたり転職活動に全身全霊をかけて参りましたが、エントリーした企業からの通知で書類選考落選に・・・実際は↑こんなもんじゃ済まない落ち込みようです。
応援して下さった方々には申し訳なく思っております。前を向いて再び頑張ろうと思っておりますが・・・
採用担当は残念とも何とも思っちゃいねーだろイラッこれぐらいは言わせて下さい!!
精神的ダメージを受けてしまったため、誠に勝手ながら精神的に落ち着くまで訪問は控えさせていただきます。
落ちた会社の奴らより優良な会社に入ってやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

長くなりましたが、今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

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