本日2月25日は、3月ダイヤ改正の時刻表発売日です。

北海道は物流の関係で、全国版が書店に並ぶのは2日程遅くなってしまうのですが、交通新聞社発行の『北海道時刻表』については道内で印刷・発行されているので、その日に書店に並びます。

 

 

 

 

かつては日本交通公社(現JTB)『交通公社の北海道時刻表』(後の『JTB北海道時刻表』)、弘済出版社の『道内時刻表』(当初は『北海道全線時刻表』)、そして北海道ジェイ・アール・エージェンシー(現・JR北海道ソリューションズ)の『北海道ダイヤ時・刻・表』(当初はJR北海道自ら編集発行していた『北海道ダイヤ』)と、3種類あった道内限定版の時刻表は今や『道内時刻表』から改名された『北海道時刻表』のみ。

 

3つはそれぞれの特色があり、JTBは駅そばのある駅に「そ」の表記をしていたり、かつての『道内時刻表』は各車両基地の形式別配置両数や硬券入場券発売駅、廃止路線データなどといった鉄道ファン好みの内容、そして『北海道ダイヤ時・刻・表』はJR北海道自ら編集である事を活かしたおトクなきっぷや旅の情報、おすすめスポット紹介などといった具合でした。

私が初めて購入した時刻表が1986年11月ダイヤ改正の『道内時刻表』で(残念ながら親に勝手に処分されてしまい現存しない…)、その後『北海道ダイヤ時・刻・表』派に移行したものでした。

下写真に写っている中で私が当時実際に購入したのは左上のJR北海道発行『北海道ダイヤ』1987年10月号のみで、表紙の折れ目に年季を感じます…。

残り2冊(『交通公社の国鉄監修北海道時刻表』1986年10月号と『道内時刻表』1988年11月号)は某鉄道関連の古物商で昨年購入したモノです。

 

 

 

かつては乗り鉄をする度にその月の号を購入していたモノでしたが、現行の『北海道時刻表』になってからは一部の例外を除き臨時列車が本文に掲載されなくなった事から、道内版に関しては毎年のダイヤ改正時の前後にしか購入しなくなり、JTBパブリッシング発行の季刊(全国版)『小さな時刻表』を持ち歩く事が多くなりました。

JR北海道は特に臨時列車の設定が少なくなり、本文に掲載する必要性がなくなったからなのか理由は不明ですが、別ページの臨時列車情報にしか載らないのは乗り鉄にしてみればやっぱり不便です。

 

 

さて…巻頭に掲載されている路線図ですが、上写真が昨年3月ダイヤ改正号、下写真が本日購入した2021年3月ダイヤ改正号で、毎年の恒例行事となってしまった『ご利用の少ない駅』廃止に伴い、特に宗谷本線は駅間がスカスカになっているのがお解りかと…。

(ピンボケ気味の写真ですみません…)

 
 
 
スカスカといえば北海道の鉄道路線もそうで、手持ちの道内版時刻表で最も古い『弘済会の道内時刻表』1982年5月号(コチラも鉄道関連の古物商で購入)にはこ~んなに沢山、国鉄の路線網が張り巡らされていたのですが…。今は見る影もありません…(涙)。
当時は石勝線開通間もない頃で、なおかつ特定地方交通線廃線第1号となった白糠線がまだ生きておりました。
車両も本線筋では旧型客車、ローカル線ではキハ22がまだ幅を利かせており、特急列車は新型183系と食堂車付きの80系が混在し、夜行を含めて急行列車も各地に運転されていました。
この時代こそ、思う存分乗り鉄がしたかった!!
 
 
 
そして今回購入した2021年3月号。
来る3月31日限りを以て、2015年に発生した災害のため長らく不通のままになっていた日高本線の鵡川~様似の間が正式に廃線となり、翌月号からの路線図からは消える事になります。
数年後、この巻頭の路線図は一体どうなっているんだろう…。