不思議と切ない気持ちになる廃線跡【高千穂線 吾味駅付近】 | 鉄道模型なまけ日記

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鉄道趣味だけじゃなく、釣りに行ったり、温泉に浸かってみたり、知らない土地に行ってみたりと日々を楽しく過ごしてます。

今日は少し日之影町方面へ用事があり、車を走らせました。実は天気が悪いタイミングで訪れたい場所を撮っておきたかったんですよね。

青森の八戸まで来ました…。
ではなくて、日之影町八戸(やと)地区 笑。
すでに高千穂線廃線跡の橋脚が出迎えてくれています。
高千穂方面へ旧道を走らせるといきなり現れる巨大な橋
霧に浮かぶ第三五ヶ瀬川橋梁です、国鉄~JR時代はキハ20やキハ52が轟音を立てながら渡っていたんでしょうね。

水面に映り込むコンクリート橋脚が幻想的
対岸の吾味(ごみ)駅跡に到着しました。
ホーム上にはかわいい駅舎があり、レールは撤去され遊歩道を兼ねた道路になっています。
駅舎内に残されている時刻表
接続列車に当時485系を使用した「さわやかライナー」の記載があって懐かしくなります。
この駅に停車しないトロッコ神楽号は現在「海幸山幸」として復活したキハ125 400番台ですね。
奥の建物は駅舎のデザインと統一化された公衆トイレです。それにしてもホームも道路も苔で滑りやすい…。


吾味駅の駅名標
お隣は行きつけの日之影温泉駅、イラストは八戸ダム湖にカニとウナギ。
木々の間から見える吸い込まれるようなグリーンの水面があの台風当時どう豹変したのか考えてみる。


廃園になった遊園地のような、時代が止まったと言うか、似たような感覚に陥ります。

それにしても鋼製トラスとコンクリートの複合橋梁は不思議な形をしていますね。
実はこの橋梁、上面が整備されていて森林セラピー遊歩道として歩く事ができるみたいです。雨なので今回はやめておきました。

高千穂/日之影温泉方面への眼鏡橋
本当は遠く高森まで続く予定だった線路。今は列車が走ることなく静かに佇みます。

雨が降る中訪れてみたかった理由がおわかりになる方いらっしゃいましたか?
ここは快晴の日に訪れるより、ラピュタの遺構のような橋脚や駅を寂しいシチュエーションで見たかったから。

です 笑 

一通り見ることが出来たので吾味地区をあとにしましょう。次の駅に続きます。

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