西武鉄道が誇るレストラン列車『52席の至福』乗ってきた! | 乗り鉄パウエルの気ままなブログ

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年が変わり2021年

年明け早々に緊急事態宣言が発出されまして、当初1月は僕自身の誕生月ということもあり結構遠征予定とかも入れていたのですがそれがことごとく中止になりまして...1/2のSL/DLぐんまよこかわ号乗車以来ほとんど乗り鉄ができていなかったのですが、2月にやっとこさ久しぶりの乗り鉄をしてきました!

 

今回はだいぶ前から気になっていた西武鉄道のレストラン列車『52席の至福』に乗車してきました!

当初はディナーコースを1月に申し込んでいたのですが催行人員不足で運休となりまして今回の2月のブランチコースに再度申し込みをしてようやく乗車という流れになりました。この手の列車にしては珍しく各コースとも20名集まらないと運休になるそうで特にディナーコースは運休となることが多いようですのでこれから乗車される方は気をつけてください。(そもそも緊急事態宣言中はディナーコース運休扱いとなっています。)

 

いつも通り前置きが長くなってしまってますが乗車録の前に軽く列車の紹介でも...

関東の大手私鉄の中で唯一となるレストラン列車でもある『52席の至福』

都心と秩父を結ぶ観光列車で週末に1往復運行していて往路西武秩父行きがブランチコース、復路西武秩父発がディナーコースとして運行されています。都心での発着駅は2駅あり西武池袋駅か西武新宿駅となります。

価格ですがブランチが¥10,000。ディナーが¥15,000。

レストラン列車の中では結構手の届きやすい良心的な価格だと思います。というか都心部という立地やアクセスのしやすさを考えると安いとも捉えられるかなと。またこの料金の中には西武鉄道一日フリー乗車券も含まれていますので帰りも西武鉄道を使うのであれば交通費はほぼかからないということにもなりますのでやはり安いですね!(特急券は別途購入必須)

 

さてそれではやっとこさ本題へ!

 

今回僕らが乗車したのは西武池袋駅発のブランチコース。

発車は10:53 入線が10:45頃

ただこのご時世なので乗車前に検温等がありますので15分前には受付を済ませる必要があります。

 

まずは事前に送られてきた西武鉄道1日乗車券で改札内へと入り発車となる7番ホームへ。

7番ホームにスタッフの方おられていてヒアリングと検温を済ませ入線を待ちます。

 

10:45 52席の至福入線

 

ターミナル駅からの出発。それだけでテンションが高鳴ります♪

 

入線後乗車口前には赤い絨毯がセットされます。

 

乗車口傍にいるアテンダントに代表者名の記載された行程表を見せると車内テーブルまで案内されます。

今回アサインされたのは2号車の4名用テーブル【♥4】

 

 

ちなみにこの52席の至福は座席数の52に掛けてトランプのマークがロゴとなっています。

そして座席番号もよくある1A,1Bという振り方ではなくテーブルごとにハート、スペード、クローバー、ダイヤに分けられています。2号車の4人テーブルはその中の“ハート”なようです。またこのテーブルのマークと同じマークがデザインされたコースターが座席に用意されています。(上の写真中央上部にある白いのがそれです)

このコースターは記念に持ち帰れますので2号車2人テーブル・4人テーブル、4号車2人テーブル、4人テーブルすべて乗ると4種デザインコンプリートできるわけです!(まぁ車内販売で4種セット売ってますからそっち買うのが手っ取り早いですけどw)

 

さてそうこうしてると列車は定刻で西武池袋駅を発車!

発車後早速ですが乾杯を。

 

車内ではソフトドリンク類は飲み放題となりますが、今回はせっかくですので満場一致で乾杯はスパークリングワインで♪

注文したのは“グランドインペリアルブリュット”

 

目の前でグラスに注いでくれるのもしっかりとしたレストラン列車としての風格を感じさせてくれます♪

 

乾杯が済んだところで前菜が運ばれて参りました。

前菜“秩父の食材が彩る冬の前菜4種盛り”と題し右上から時計回りに

イチローズモルト仕上げルビーチーズとボンレスハムのクロスティー二

マグロスモーク乗せルッコラ

ジャンボなめことしゃくし菜漬けソットアチェート

新玉ねぎ製のズッパ

 

個人的には右上のクロスティーニが好みでしたがどれも絶品でした!

 

ちなみこの前菜をいただいてることはまだ全然都心部といった車窓で副都心線直通のメトロ車などもすれ違いますので乗り鉄的には行き交う都心の列車を眺めながら本格的な料理をいただけるというのが新鮮でした!

 

前菜が終わるとパンとパスタへ...

パスタは“ジャガイモのニョッキ ゴルゴンゾーラチーズのクリームソース 黒トリュフ添え”

 

黒トリュフが惜しみなく添えられたニョッキ。味はもちろん美味しいのですが個人的にこの器がとても綺麗だったこともあり視覚でも楽しめた一品でした。

 

パスタを食べ終えた頃、列車は小手指駅を通過

小手指駅を出てすぐのところの乗務所では運転士さんや車掌さんらによるお見送りがありました♪

 

そしてメインの肉料理

“仔牛肉のカプネット〜イタリア風焼きロールキャベツ〜”

 

お肉料理を食べ終え、デザートを待っている頃列車は飯能駅に到着

飯能駅からは西武秩父線へと入り進行方向も逆向きになります。

 

またこの飯能駅では乗務員さんの交代も行われるようで、池袋から飯能まで乗務された方々が敬礼にて列車をお見送りしてくれました!こういった列車で敬礼でのお見送りというのは結構レアだと思いますがやはり鉄道員はこの姿が一番締まっていてかっこいいですね!

 

そして最後のデザート

“トリノ名物ボネ イチゴと濃厚ミルクジェエアートを添えて”

 

また52席の至福では月替わりでオプションメニューとして至福の特別スイーツを頼むことができます。今回せっかくの乗車でしたのでこちらも注文。乗車した2月のスイーツはイチローズモルト「52席の至福」プライベートボトル2020を使用した『至福のPBショコラ』

 

せっかくですので一ローズモルトのロックと一緒にいただきました♪

ちなみにこちらのスイーツが入っている52席の至福のオリジナルグラスは降車時に記念品としてプレゼント!

グラス付きで¥1,350ですから結構お得ですね♪

 

食事も一通り食べ終えたとこで列車は西武秩父駅の少し手前、芦ヶ久保駅に到着

ここで列車は30分ほど停車し、各自駅周辺の散策を楽しむことができました。

芦ヶ久保駅には駅を出てすぐのところに道の駅もありそこで買い物などができました。

 

駅周辺の散策を終えて車内に戻ってくると温かいお茶がいただけました。

 

結構観光列車系乗ってきましたが寒い時期に散策をして車内に戻ったタイミングでお茶を出してくれるという列車はほとんどないですね。それこそ同様のサービスを以前体験したのはTWILIGHT EXPRESS瑞風でしたから52席の至福のサービス水準の高さが伺えます♪

 

 

芦ヶ久保駅を発車すると進行方向左側には有名な氷柱を見ることができます。

列車はここを通過時は減速して車内からゆっくりと見られました〜

 

氷柱を見終えるとしばらくして列車は終点の西武秩父駅に到着。

芦ヶ久保から秩父までは本当すぐでしたw

 

向かいのホームには6000系がいまして同系列の原型と改造車の並び。

西武には詳しくないのですが数年前はこの6000系が都心部まで入線していて秩父まで特急以外でも乗り換えなしで来ることができたみたいですね。なんかそのあたり東武に通ずるものを感じましたw

 

さてこれにて52席の至福の乗車は終了!

かなり前から気になっていた都心部から一番お手軽に体験できるレストラン列車。その実態は予想していたよりもはるかにサービス水準の高いかなり良質な列車でした!

これは是非ともリピートしたいとそう思える列車ですので皆さんも是非乗ってみてください。

 

最後に簡単に52席の至福乗車感想のまとめを...

・サービス水準が高い(クルーズ列車並といって過言ではないですね)

・車内のインテリアが各号車異なっていて面白い(注目は天井です!)

・食事が美味しいのはもちろんですが食器もこだわっているので味覚視覚の2つで楽しめる。

・最低催行人員が20名なので運休になる場合がある。特にディナー。

 

 

それではご覧いただきありがとうございました〜!