京都鉄道博物館特別展示・117系 T01ー④ | 安芸もみじ / Historys, Trains, Townbikes - Hiroshima JAPAN

京都鉄道博物館特別展示・117系 T01ー④


2月20日から、JR四国の"藍よしのがわトロッコ"が、京都鉄道博物館で特別展示されている最中ですが。

昨年11月7~10日に特別展示された、117系 T-01編成の続き・・・・最終回です。

まぁ、よくここまで引っ張りましたと言う感じですけど、実車の室内と企画展の車内セットで、ラストは〆ます。



まずは地上から、客室と運転室の間仕切を見上げて、車やバイクではなく徒歩で踏切を待っている時に、このように見えるはずではありますが。

高速で通過するので、脳裏へインプレッション的に記憶はありますけど、それをイメージ化して撮ってみました。

運転席は屋値上見学通路の階段から、ちょっとムリな姿勢の中、スローシャッターと悪戦苦闘した成果です。



客席ですが、車内への立ち入りはできないようになっていて、見学用に設けられた車外ステップから写真を撮りました。

前々回の117系 T-01 ー②で、『クーラーの両横には新鮮外気導入装置が付いていましたが』と書いてしまいましたが、UP後に良く見たら新鮮外気導入装置は搭載されたままになっているようで。

117系の冷房装置は113系・115系と同様に、屋根上室外機の換装が順次行われ、新製時のオリジナル AU75Bを搭載したままの車両や、新型 WAU709Aに換装された車両が存在しています。



なぜ換装する必要があったのかと言うと、新型冷房装置はマルチセンサーシステムによって、従来の各温度の他に、湿度・乗車率・ドア開閉信号なども室温に反映されて。

ファジー・ロック温度制御によって、人間的な判断に近いファジー推論を温度制御に用いることで、従来の制御方式より応答性が早く、乗客の快適体感温度に応じて安定性の高いシステムを制御可能としています。

また軽量化・省エネ・低振動・低騒音の空調システムとなり、密閉度向上によって大気中への冷媒漏れ防止、定期点検時の冷媒や潤滑油の追加などの保守が不要・・・・となっています。



省エネ化によって冷房装置の消費電力も抑えられますが、軽量化によって電車が走るための電力消費も抑えられます。

メンテナンスフリー化によって、環境保全やコスト削減に繋り、人件費も抑えることが可能となり、生産性の向上へと繋り、車両の使用耐年数を考慮すると、莫大な予算をかけて新型に換装しても利益率は上りつつ、利用者への快適性も向上できる故でした。

117系では新型 WAU709Aに換装した折りに、新鮮外気導入装置を取り外して、新型冷房装置の性能を最大限発揮させるようにしました。



基本的に関西地区で換装されている車両は、岡山地区や下関地区からの出戻り組の車両が多数となっており、出戻りによって関西地区の若番は廃車されています。

そう考えると、トップナンバーがほぼ原形を留めて現役でいることは奇跡、またはJR西日本の誇りと言っても良いでしょう。

さて、クーラーについて語っている内に、写真は本館2階の企画展で組まれた、クハ116-308の室内セットへと移っています。



117系電車の特別展示の後は、12月に443系電車の特別展示があり、サロンかーなにわとの抱き合せでなかったら、間違いなく12月に訪問したところではありますが。

401系・421系電車から始まった国鉄近郊型電車の1つの集大成であり、52系電車と80系電車が築いた大阪急電の正統な後継車である117系電車を、細かい所まで観察できたのは、とても貴重な体験でした。

ラストの写真は、T-01編成ではありませんが、京都駅で以前撮影した営業中の117系電車の再掲載でした。

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新聞読んでる?

the evening edition  of a newspaper day,報紙日的晚上版


今日は夕刊紙の日。

と言いますが、夕刊の廃刊が続く昨今ですけれど、2021年現在で夕刊を発行している新聞社って、どのくらい残っているのでしょう。

2021年1月のデータですが、数え間違いが無ければ、日本の一般紙とスポーツ紙の新聞社は238社で、その内・・・・。

夕刊を発行しているのは、読売新聞・朝日新聞・毎日新聞・日本経済新聞・産経新聞・北海道新聞・中日新聞・西日本新聞の全国紙及びブロック紙の他。


河北新報・新潟日報・信濃毎日新聞・静岡新聞・北國新聞・京都新聞・神戸新聞・熊本日日新聞の地方紙と。

夕刊フジ・東京スポーツ・日刊ゲンダイなどとその他に県内紙を合計して31社でした。

ところで日本史的には夕刊にまつわる日付けは、1月か10月が多いのですが、それがなぜ2月に記念日があるのでしょうか。

それは1969(昭和44)年2月25日、日本初の駅売り専門の夕刊紙として、夕刊フジが創刊されたというものでした。


新聞名はフジテレビジョンに由来し、産業経済新聞社が発行している夕刊フジは、国鉄各駅にある鉄道弘済会の売店 キヨスクや大手私鉄の駅売店などで販売され、今年で52周年だそうです。

もちろん、国鉄時代は新聞輸送列車で配布されましたが・・・・全国紙ではなかったんですよねぇ。

ちなみに日本初の夕刊は、1877(明治10)年11月12日から発行された『東京毎夕』でした。

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