前回
その高松駅から高松築港駅まで移動しました。この駅は、JRの高松駅に対して、私鉄であることでん側のターミナルです。
この駅のホームは、かつての高松城のお堀に面して築かれています。このお堀は海とつながっているため、以前訪れたときはクロダイなどの魚影を見ることができました。
香川県の木に指定されているオリーブも植えられていました。始発駅であるこの駅だけでも、香川の空気を感じられる工夫がされていています。
さて、琴平線の列車が入ってきたので、これに乗ることにしました。琴平線はことでんの核となる路線で、運行本数も充実しています。
三条という駅で降りました。ここでは、東京ではほぼ見なくなってしまった構内踏切が現役です。
駅舎はシンプルな形です。駅前には、自転車が大量に止めてあり、地元の人にとっても欠かせない交通機関であることがわかります。
雪が強まってきたので、屋根があるホームへ戻りました。
そうすると、ちょうど上り列車が来たので、これに乗ることにしました。この赤い塗装は、この車両がかつて京浜急行で活躍していたときの塗装を再現したものだそうです。どこか懐かしい感じがします。
どこか途中の駅でこの列車を降りようと考えていたのですが、混雑が激しかったため、高松築港まで戻ってきてしまいました。ここで大量の乗客を降ろし、ゆとりを持って下り列車となりました。
そしてこの列車の終点である一宮駅まで来ました。
列車の接近を知らせる装置も、内側から照明で照らすだけという仕組みのものです。
駅舎もレトロな感じで素敵です。ここはことでんの拠点となる駅のようですが、このときは私のほかに数名降りただけでした。
線路沿いを歩いていると、先ほどの京急カラーの車両が車庫に向けて走り出しました。悠然とした香川の風景の中を京急の電車が走っているというのは、面白い光景です。
さて、朝ラッシュが一段落ついたので、今度は長尾線のほうへ行ってみることにしました。きた列車は、これまた京急の塗装ですが、これは京急電鉄が広告として出しているものだそうです。こちらは最近の京急車両と同じで、前面の窓周りは黒く、側面の白い部分は拡大されている塗分けになっています。
瓦町駅に到着。この駅は、数年前にも訪れたことがあるうえ、今夜はここで宿泊する予定なので、今回のブログ記事では紹介しません。
つづく
参照資料