2月24日は、山陽新幹線で世界最高速度を記録した日ですが、今回はこの日にデビューした相模鉄道10000系のほか、山陰本線全線開通・北大阪急行が開業について紹介させていただきます。
1972年2月24日に、山陽新幹線 新神戸駅~相生駅間で行われた速度向上試験で当時の世界最高記録286km/hを達成しました。

では本題に入ります。

【相模鉄道10000系】
2002年2月24日に、相模鉄道(相鉄)10000系の営業運転が開始しました。
製造から30年近く経過し老朽化が進む、2100系、新6000系、5000系、旧7000系を置き換えるため導入に至りました(写真は旧7000系)
イニシャルコストの低減を図るため、JR東日本のE231系と共通設計で、前面のデザインなど細かい設備を除き、ほぼE231系と変わらぬ設計で製造されました
JR東日本E231系

今までの相鉄の車両と違う点は、側窓のパワーウインドウを採用せず手動になった、連結部に傾斜式戸閉装置(自然に閉まる扉)の貫通扉を採用した点などが挙げられます。
2007年から車体帯を現行のものに変えたり、搭載しているATS(自動列車停止装置 )と列車無線を相鉄型からJR型に更新するなど、導入から数年で各所に変化が現れ、JR埼京線との直通運転で新宿などに現れるのでは?と期待してましたが・・・
2019年に登場した相鉄12000系が、2019年11月30日に開業された相鉄・JR直通線に乗り入れ用となり、本題の10000系や11000系は乗り入れに使用されませんでした。

【北大阪急行南北線・会場線】
1970年2月24日に、北大阪急行電鉄南北線・会場線(廃線) 江坂駅~万国博中央口駅(廃駅)間が開業しました。 
開業と同時に大阪市営地下鉄(現在のOsaka Metro)御堂筋線との相互直通運転も開始しました。

御堂筋線の延伸線と日本万国博覧会(大阪万博)会場への路線として計画された北大阪急行電鉄南北線は、大阪府吹田市の江坂駅から大阪府豊中市の千里中央駅を結ぶ4駅5.9kmの路線です。

1970年9月14日に、大阪万博閉会に伴い会場線 千里中央(仮駅)~万国博中央口間が廃止。現在地の千里中央駅に乗り入れるようになりました。
1986年7月1日に、8000形ポールスターの運転が開始
2014年4月28日に、9000形ポールスターIIの運転が開始、8000形を置き換えた南北線は、2023年度中に千里中央駅~箕面萱野駅間が延伸開業する予定です。

【山陰本線】
1933年2月24日に、鉄道省(現:西日本旅客鉄道)が、山陰本線 須佐駅~宇田郷駅間を開業させ、全通となりました。 

山陰本線については2月15日の記事で紹介しているため割愛させていただきます。

今日はこのような出来事がありました。
この数日が春の陽気だった関東地方は、また徐々に冬に逆戻りとなりそうですが、寒暖差で体調を崩さぬよう皆様もお気をつけ下さいピンク薔薇

今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

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