毎度!〆爺です( _'_ )m

 

 前回,モハ70モーター車の室内灯で様々な制約を乗り越えたので,この勢いで乗り切るぞ!と意気込んでおりましたが,早くも厳しい現実に直面するハメに・・・・

 

 

 スタイル的にモーター車と同じで良いと考えたのですが,T車には座席を表現したパーツがあるんですね。モーター車ではユニットの台座を戸袋で誤魔化せたのですが,T車の中央ドアのその部分には,ロングシートのモールドがあります。前後のドアには戸袋部に台座を配置できそうですが,集電スプリングの圧力を受け止める役目の台座が設置できません・・・・どうしよう?

 前後の2点でユニットを支えるためには集電スプリングの圧力を低減するしかないのですが,そうすると接触不良により集電が不安定になることが懸念されます。もし,強引に設置するとするならば座席間にしかスペースはないのです。台座の幅は3mmに設定しているので座席間だとちょうどピッタリサイズなのですが,窓一面に支柱が見えてしまいます。

 

下手の考え,休むに似たり!

 

 とにかく動きましょう。その結果から何か見えてくるかも・・・・・ということで,支柱を透明プラバンで作ってみましょう!といっても,透明プラバンの手持ちがないため,今回はKATOさんちの2両用箱ケースに付いていた透明プラを使用しました。厚さは実測2.5mmほどですがダメ元です。

 

 通常プラ同士の接着にはラッカーシンナーを使用するのですが,この透明板は素材が不明でラッカーシンナーでは接着できませんでした。元々透明プラバンを使用したことがなく,取り扱いに疎いのとあくまで試作・・・ということで,今回はゴム系接着剤で仮組みしました。

 

 床板からユニットまでの高さは,M車とT車の床板の差から,M車プラス2.5mmにしてあります。台座が完全に固着してから床板にゴム系接着剤で取り付けます。

 

 

 集電スプリングの長さも重要なポイントで,長すぎると圧力が上がり台座が耐えきれなくなる恐れがあり,短いと接触不良の原因になります。〆爺が使用しているスプリングはステンレス製のため調整に苦労しましたが,TOMIXさんちの純正品のようなモノであれば調整も容易かも知れません。素材としては0.2mm位の燐青銅線あたりが良いのでしょうか?暇が出来たら集電スプリングの試作も検討してみたいです^^;

 

 ともあれ,台座が床板に完全に固着してから,長さ調整の済んだユニットを取り付けてみましたが,透明支柱もなんとかユニットを押さえ込んでいます。

 

 

 ユニットは点灯試験済みですが,再度確認します。

 

 

 無事に点灯を確認したあと,いよいよ車体を被せるのですが,さんざん苦しめられた天井の突起物をユニットの欠き取りに通すのがなかなか微妙で緊張します。

 

 なんとか無事に車体がハマりましたので,通電試験をしてみます。透明支柱はどうでしょうか?

 

 

 遠目には支柱は目立たないようです!

 

 

 アップにするとはっきり解ってしまいますが,許容範囲としましょう・・・・妥協は明日への糧です(〆爺流の言い訳ですが^^;) 

 

 透明支柱についてはなんとか目処がついたので,あとは素材の調達と製作方法を確立してもう1両作成すれば7両編成のモハ70の改造は終了します。

 

 残りのクハ76×2両およびサロ46×2両に関しては,当初の計画を変更し,新たな基板と集電方法で行いたいと思います。

 

(また,いろいろな曲折があるんだろうなぁ・・・)

 

 本日もご来店ありがとうございました♪ ご案内は不調のミニルーターを修理に出すか真剣に悩んでいる”〆爺”がお送りしましたm( _'_ )m