2020/12/20 TWILIGHT EXPRESS 瑞風 山陽下りコース 試運転 | 金屋代かずおのお部屋

金屋代かずおのお部屋

周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(営業運転休止から1年)

 

本日は2/23,「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」山陽下りコースの最後の営業運転からちょうど1年になります.まさか,このような事態になるとはどなたも想像していらしゃらなかったと思います.

 

「瑞風」の本来の営業運転再開は2/17(山陽下りコースは2/27)ですが,運行再開延期が決まっています.しかし,運行再開延期になった期間には,現代のJR西日本を象徴するシーンが含まれていました.約2ヶ月前の光景を再紹介することは異例ですが,「瑞風」の試運転で唯一みられたこのシーンについて,このタイミングで書いておくことにします.未公開画像・新規画像も用意しています.

(2/28前後はダイヤ改正の時刻表発売,鉄道模型製品を多数導入する関係で記事が逼迫しています.)

10ヶ月ぶりの山口県入り

2020/12/19〜20にかけて,「瑞風」山陽下りコースの試運転が行われていました.食堂車の利用を停止するなど,「瑞風」はサービス内容を大幅に変更しており,お客様に安心に旅を楽しんでいただけるように,そのサービスが実施できるかどうかの試運転が行われています(2021/1〜2月は一時的に行われていません).それは,実際に乗客役の社員を用意する,実際の運行と全く同じサービスを提供するという本格的なものでした.

 

7:30ごろ,キイネ87系にとっては久しぶりの明るい大島大橋です.

以前と同様,少しでも景色に良い路線で食事を楽しんでいただけるよう,柳井駅に入線します.「WEST EXPRESS 銀河(WE銀河)」向けの金魚ちょうちんが飾られています.

各部屋で食事をされている一方,6号車のカーテンはかたく閉ざされていました.何かしらの形で有効活用されると良いです.

実は柳井駅跨線橋からの姿を撮影していました.次にキイネ87系が柳井に停車する時には,この跨線橋は使えなくなっているはずです.

意外と少ない車両の変化

「瑞風」の試運転は複数回予定されていたこともあり,今回は車両を中心に見て回るため,由宇駅に行きました.

搭載されているATSは「P」「S」の2種類のみです.あと一つ取り付けられるスペースがあることには変わりありません.現実的には「DWs(D-TAS)」だと思いますが,「DK」ですと面白いことになります(「PT」は「P」があれば必要ありません).

内装の多くも以前とは大きく変わっていないようです.

現在のJR西日本を象徴するシーンの一つ

この日は「WE銀河」が運行されていました.

柳井駅で15分ほど停車し,名産品などの販売,武芸の披露(日曜日のみです)が行われることは変わりありません.その時です.

「瑞風」と「WE銀河」がすれ違いました.

本来は2/27の運行で,両方が営業列車ですれ違う予定でした.

現代のJR西日本を代表する列車が顔を並べるのは今回が初めてです.いずれの列車も幅広い活躍を期待します.

最後に

岩国の街は逃げません.岩国の街は,「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」を1年以上待っています.

と同時に,このような日々が再度過ごせるような工夫を,我々は行い続ける必要があります.

 

「WE銀河」の視点の記事

※この記事につき,当ブログでは通常は使用していない,黄色い点字ブロック(黄色い点字ブロックがない場合は白い線)の外側に撮影入場者(鉄道事業者・警備関係・観光関係者などは除きます)が写っているシーンの画像を収録していることを申し上げます(筆者が「黄色い点字ブロック(ない場合は白い線)の外側で撮影しているシーン」の画像は使用しておりません).それだけ,このシーンは貴重なものです.なお,柳井駅5番乗り場に黄色い点字ブロックが設置されたため,今後のこのシーンが発生した場合は別アングルで撮影する予定です.