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こんにちは
 
早いもので2月もあと1週間!お彼岸入りまでひと月足らず
 
相変わらず、時の移ろいは早くて戸惑うばかり
 
 
前回の更新からはや一週間(^^;)あせる
 2月14日の探訪記『一樹、森成す三加茂大楠』から続きます
 
あんなに大きな楠が地元、シコチュー市から僅か50キロ圏内にあったなんて
 長らく地元で暮らしてても知らない事ばかり( ;∀;)
 
次の目的地は阿南市の津乃峰山(^^♪
 
天気予報に逆らって朝の太陽が眩しく降り注ぐ国道192号を吉野川沿いに下り徳島市へ
 徳島市より、国道55号で室戸方面に南下します
 
寄り添う鉄道はJR四国の徳島線から牟岐線に代わります
 
阿南市まで車で来るのはホントに久しぶり、平成14(2002)年以来かも
 19年前も同じパジェロで、しんちゃんと日和佐の薬王寺へ詣でました
 
この間に道路の整備は驚くほど進んでて、バイパスや自動車専用道が至る所に出来ている
 それに伴ってローカル鉄道の役割も低くなっていくのだろう
 
阿南市周辺の国道も海岸線寄りの畑の中を広い阿南バイパスが抜けてすっかり様変わり
 ココから先も日和佐道路など、トンネルで険しい山岳地帯をぶち抜く自動車専用道が延伸中でした
 
鉄道の採算性の目安とされる指標の一つに輸送密度(1キロ当たりの1日平均乗客数)がありますが
 国鉄分割民営化の際には4,000人未満は鉄道輸送に不向きとされ、バス転換の検討対象となりました
 
2019年の秋に牟岐町沖に浮かぶ出羽島を訪れるのに徳島駅から牟岐線に乗継ぎました
 阿南駅までは通学客などでかなり混み合ってましたが、阿南から先は同じ路線なのかというくらいに乗客は減ります
 
愛媛新聞社記事より抜粋
 
牟岐駅からはさらに減って閑散とした状態になりますが、
 更に終点の海部駅から第三セクター鉄道でも最も赤字が酷いと云われた阿佐海岸鉄道(阿佐東線)が続きます滝汗
 
阿佐海岸鉄道では牟岐線の阿波海南駅から先をDMV(デュアル・モード・ビークル)化して
 世界で初めての線路と道路の両方を走る車両を走らせます

 

鉄道とバスが乗り換えなしで利用できるとともに、世界に類のない車両であることから
 車両自体が観光資源となり、地域活性化につながるものと期待されているそうな
 
当初は2020年度中の運行開始を目標にしていましたが
 諸々の事情で2021年の東京オリンピックまでに開業する事に修正したようです
 
アレレ・・・いつの間にか次回の話題に脱線してる( ;∀;)
 
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津峯山へは阿波橘駅付近から登山道がありますが、津峯スカイライン経由で車で八合目まで訪れる事もできます車DASH!
 
スカイラインは旧国道55号を見能林駅を過ぎて右折し、牟岐線の踏切を渡り案内板に従って進むと辿り着けますが、入口の看板が小さく見逃しそう
 
徳島市方面から阿南バイパスを走ってきたら適当な場所で旧国道へ入ってもいいし、合流点から徳島方面へ引き返すのもいいかも
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スカイライン入口まではこの道でホントにいいの?ってかんじですがw
 突然に立派なゲートが現れます (ノ゚⊿゚)ノオぉ~
 
自動車専用道の標識があるので自転車や歩行者は通行禁止かと思われます
 
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津峯スカイラインは全長3.7kmの有料道路です
 
しばらく進むと料金所がありますが、コインパーキングと同じで料金を入れるとゲートが開きます
 
料金は普通自動車で600円、予想は300円くらいかなって思ってましたが、
 民間で参詣客相手に維持管理するのは大変そう
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麓から見上げると尾根上に立派な白い建物が見えていましたが、国民宿舎津乃峰荘だったようです
 残念ながら既に閉鎖されており、営業はされていませんでしたがここからの橘湾の眺めは最高だったことでしょう
 


ドラレコ動画 1分0秒
細尾根を通るスカイラインの正面の小高いピークが津乃峰山(標高284m)
 
尾根上のスカイラインからは東西両側の展望も開けて爽快です
 
 
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スカイラインの終点には広い駐車場があり、
 ここから石段の参道か、参詣リフトで山頂に鎮座されている津峯(津乃峰)神社へ行くことが出来ます
 
 
 
津峯山参詣リフト
 
スカイライン終点の駐車場は八合目で標高は220メートル
 津峯山の標高は284mなので頂上までの高低差は64メートル
 
石段は急ではありませんが、少し距離があるので参詣リフトを利用するのもいいかも
料金は往復500円で上り350円、下り200円だったかな
 
とくに下りリフトは橘湾から鳴門海峡、和歌山まで展望できそうでお奨めですが、乗ってはいません(^^;)
 
周辺には古くから椀貨伝説をもつ家具の窟などの石窟群があって、これを結んで陣ヶ丸に抜ける遊歩道が整備されています
 
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那賀川の支流桑野川周辺にも散策ロードがあるみたい
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周辺の岩窟群は海蝕シーケーブとのこと
 この辺りも大地震で隆起したのかな?
 
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山頂にある津峯神社は、神亀元年(724)国家鎮護のため創設されたと伝えられる古社で、

 延喜式の神、加志波比売大神を祀っており

 

加志波比売大神は、人間の寿命をつかさどる守神として参詣者が絶えないとのこと

 

参道は桜の名所としても有名らしい

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インスタ映えしそうな傘みくじキラキラ
 結ばれたおみくじの数を見ると参詣者は多いみたいですね
 
神社の職員も多く見かけ、境内はきれいに整えられていますが
 昔はもっとすごかったんだろうな感もありました
 
鉄印帳とかのことを考えたばかりに、肝心の御朱印帳を忘れたのが悔やまれまするえーん
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津乃峰山頂上の神社からの眺めは抜群
 
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標高284mの津乃峰山一帯が津峯公園になっていて、室戸阿南海岸国定公園の一角をなす景勝地です
  山頂からは、眼下に橘湾、遠く鳴門海峡、和歌山が展望できます
 
瀬戸内海と太平洋の境界は淡路島という説もありますが
 一般的には眼下の蒲生田(かもだ)岬灯台と和歌山県の紀伊日の御埼灯台を結んだラインが境界とされているようです
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このリフトで降れば、さらに絶景が待っていそうな予感音譜
 
貧乏人は歩いて降りました(^^;)
 
駐車場横には大きな総合結婚式場津峯殿
 閉鎖されてから、もうかなりの年月が経ってるみたい
 
この後も県外ナンバーの車など10台以上がスカイラインを上がって来ましたよ
 
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きれいなトイレも整備されており
 
駐車場から那珂川方面を眺めると鳴門海峡や淡路島も一望出来ます
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駐車場から、那賀川に架かる牟岐線の那賀川橋梁も確認出来ました

 

那賀川橋梁は昭和11年に竣工した10連ワーレントラス桁の橋長472mの鉄道橋で

 終戦直前には、牟岐行きの下り列車が橋上で米軍艦載機の襲撃を受けて多くの犠牲者を出しました

 

その銃撃跡が今も橋梁に残っております

 

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