基本は日帰り・ご近所さんへの旅鉄訪問記

確認より発見が目標の旅鉄と気まぐれ街歩き薄口日記の2本立てですよ〜

1986夏休み「国鉄」旅鉄。第2幕・4「最果てローカル線花咲線」

第4日目 7月31日
こんばんは。1986北海道乗り潰し、何度でも行きたくなる道東の素晴らしい車窓の旅です。
例によって写真が行方不明なので、借り物です。


根室玉屋YHを8時半くらいに出て、東根室10:02の根室ゆきに乗るたため。東根室駅は根室駅から1.5knしか離れてないからYHから直接駅に行ってしまおうと。
東根室駅は言わずと知れた日本最東端の駅。根室本線が市内を回り込むように通っているため、根室駅よりも東にある。

それはよかったが、ガイドブックの根室市内の地図でアタリつけといた。
そこまでは良かったけど、市内の道を歩くとどこにも表示がない。


最近の東根室駅の様子を見たら、「西大山」のように公園っぽくなっていた。
けど、この時は根室本線の橋梁の上に長い階段で上りホームがあるだけ。

したは住宅街の中にある駐車場のような空き地。
どう考えても旅行者が行く場所じゃない。

根室本線を探しながら歩いていったので、「変な人」に見えたに違いない。


駅そのものは築堤の上に板張りの簡素な駅。駅というより仮乗降場のよう。
結構高い階段を登るとあたりの眺めはいい。

柵に掲げられてる「日本最東端の駅」が誇らしい。
周りは根室市内の住宅地だけど。

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やがて2料編成の普通列車がやってきたので乗車。窓から写真に撮ってる人が多数いた。
やっぱり乗るか降りるかしたかったので、

なんと、根室までの乗車券をかったらパンチで穴を開ける車内補充券ではなく、手書きの切符。
とても嬉しかったです。


釧路へ向かう急行のノサップ2号までは時間があるので、付近を散歩。
その間は列車がないので直接東根室に行くことにしたのです。


7月31日
東根室10:02-根室10:05 265D キハ22ー316
根室10:57-釧路14:12 急行ノサップ2号 キハ27ー206
釧路14:04-北浜18:04 634D キハ22ー276
原生花園YH(泊)


駅に戻るとすでにノサップ2号を待つ列ができていた。YHで一緒だった人もいる。お互い見つけて話を。
彼はこれから標津線に降りに行くというから、私が昨日きたルートと逆を辿るのでしょう。

実は4往復しかない厚床中標津間に臨時列車が出ていたのです。

また、意外な再開があったのです。函館で別れた山内さんが宮山にも列の中に並んでたのでした。
根室に来ると言ってたので、昨日のノサップに乗ってると思ったらいなかったので意外でした。

聞けば、夜に根室について、朝一のバスで納沙布岬に行ってきたとか。そして今日は摩周湖へ行くというので途中まで一緒に行くことに。

急行のサップ2号はさらりと座席が埋まる超いい乗車率で発車。根室を出てすぐさっきの東根室を通過。住宅地を出ると車窓は原野に。くるときと同じ海岸段丘が落ち込む風景はダイナミック。

山内さんと話をしてたらあっという間に厚床についてしまった。
ここも粋で書いたように原野の中の駅。丘陵地に入り軽い山越えを和ると、また海岸沿いの湿原地帯と車窓はすばらしいし飽きない。

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やがて厚岸湖が広がり、別寒辺湿原の原野を走る車窓は一軒のかちがあると思う。
やがて街になり「かき飯」で有名な厚岸。観光駅らしく飾り付けをしてあるが、人はまばらだった。


厚岸を出て内陸の丘陵地を超えまた現やの車窓となる。先の方淡々と原野の中を走ってかなりの時間がたったところで街が見えてきた。釧路の街。住宅地に入って陸市釧路を通過、釧路っ川を渡るとこでスピードが落ち久々の大きい駅だなと思う釧路に定刻到着。

急行ノサップの旅は内容が濃くてまた乗りたい列車だ。

今度も車窓がいいという釧網本線。楽しみです。

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追伸:今回は根室から釧路の「最果てのローカル急行」の旅でした。日本離れした車窓が素晴らしいところです。
また、本文中にありましたが、北海道を旅行してると途中であった人と思わぬ再会をすることが度々ありました、別に示し合わせてないし、別々の旅なのにです。これも楽しみでした。
特にローカル線の乗り潰しあるある。本数が少ないので似たコースになるので、大体同じ顔ぶれってこともありました。話はしないけど、「またあいつが乗ってるよ」ってお互い思ったと思います。

 

今回も読んでいただきありがとうございます。