ありがとう101系多摩湖線ラストランWeek① | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

始まり来たらば、終わりも必ず来たる。

どれだけの人がそれを肝に銘じて、日々記録を積み重ねてきたのだろうか。
もちろん仕事など日常生活での物理上、どうしても、って人も多いのもわかる。
それにしても、最近なんだかなぁという事案に複数接していてとても気掛かりで。

そんな中で。

およそ四半世紀近くの活躍を経て、7日に定期運行を終了したはずの西武多摩湖線新101系。
その本当に最後のラストランが、唐突に発表された。
発表が割と直前だったからかなり面食らったが、やはり西武鉄道社内でも惜しむ声は相当にあって
せめてもう一度定期運行に組み入れて、ささやかながら名残を惜しもうという意図だったのか。
そのご厚意には、乗れるのなら乗っておこうと改めて考え直した。

だが。
このご時勢もあるし、そもそも今回はこれまでの351系や旧101系の時とは明らかに情勢が違った。

本線系から新101系は引退しない。

ショートリリーフ的な401・701・801系の時と同じく、まだ本線系に新101系が残る。
だからか今回は、ヘッドマークも無いし記念乗車券など記念グッズ類の発売もない。
しかも、今回ラストラン編成になった259Fの運転台仕切りガラスには、こんな貼り紙が。

今後は、多摩川線および西武園線などでの運行…

やっぱりか!

うすうす予想はできていたが、多摩川線はともかくとしてまだ西武園線でも走ると。
これで、今回の最終的な自分のスタンスも確定することとなった。

①基本的に昨年秋1月に集中的に撮影した場所は極力避け、極めてフランクに臨む。
②仕事の予定上撮影は21日の一日、それも他線の撮影も兼ねるため昼〜夕方までのみとする。

したがって撮影場所は、今までの傾向や体力等も勘案してほぼ青梅街道〜萩山間のみに限定。
最初に迎えたのは、昨日21日昼の青梅街道駅ホーム上からになった。

ここは線路脇からは撮っていたが、意外にも萩山方ホーム先端で構えたことが無かったので。
しかし同業氏はまた意外なほど少なく、自分以外には一人だけ。
まあ、ラストランWeekが5日間あったから、うまいこと分散してくれたのだろうか。
少しだけ雑談をしながら出迎え、そしてここでは乗らずに一度見送る。
昨日は10〜15時台は萩山折り返し運用に入っており、捕捉は比較的容易だったからだ。
改札を出て、沿線を少し南に向けて歩き出す。

ここは昨年秋に263Fを撮影した時にも来ているが、改めて再履修。
定番撮影ポイントだから三脚・脚立を構えている人がそれなりにいたものの、どこかよりは遥かに
雰囲気は穏やかで、やはり会話する余裕もありながら穏やかかつ確実に往復を捉えた。

結局青梅街道駅から一橋学園駅まで歩き、国分寺駅から折り返してきた新101系を出迎えて乗る。
実際の乗車は約3週間ぶりになった。
先頭こそそれなりに賑やかだが、それ以外は極めてほぼ日常の雰囲気のまま走る。

萩山では折り返しのために引き上げる時間。
引き上げシーンも漏れなく。
ただし今回は、西側の大踏切や電留線には行かなかった。

代わりに、希少な6000系未更新車や代走中の新2000系4両編成の姿も。

そして、3番線へ入線するさまを定番ポイントで。

それなりに人出はあったけど、終始穏やかで撮れたのはありがたかった。
もしも、があったらすぐに打ち切り、とまで考えていたので。
それくらい、これまでの記録の蓄積はできていたとの自負はあった。

一歩引きつつ最後の姿を存分に収めて、まだもう少し先に歩みを進める。