どれだけの人がそれを肝に銘じて、日々記録を積み重ねてきたのだろうか。
もちろん仕事など日常生活での物理上、どうしても、って人も多いのもわかる。
それにしても、最近なんだかなぁという事案に複数接していてとても気掛かりで。
そんな中で。
およそ四半世紀近くの活躍を経て、7日に定期運行を終了したはずの西武多摩湖線新101系。
その本当に最後のラストランが、唐突に発表された。
せめてもう一度定期運行に組み入れて、ささやかながら名残を惜しもうという意図だったのか。
そのご厚意には、乗れるのなら乗っておこうと改めて考え直した。
だが。
このご時勢もあるし、そもそも今回はこれまでの351系や旧101系の時とは明らかに情勢が違った。
本線系から新101系は引退しない。
ショートリリーフ的な401・701・801系の時と同じく、まだ本線系に新101系が残る。
既に狭山線に電撃移籍した263Fもいるし、先日武蔵丘に入場した241Fもいる。
だからか今回は、ヘッドマークも無いし記念乗車券など記念グッズ類の発売もない。
しかも、今回ラストラン編成になった259Fの運転台仕切りガラスには、こんな貼り紙が。
やっぱりか!
うすうす予想はできていたが、多摩川線はともかくとしてまだ西武園線でも走ると。
これで、今回の最終的な自分のスタンスも確定することとなった。
②仕事の予定上撮影は21日の一日、それも他線の撮影も兼ねるため昼〜夕方までのみとする。
したがって撮影場所は、今までの傾向や体力等も勘案してほぼ青梅街道〜萩山間のみに限定。
最初に迎えたのは、昨日21日昼の青梅街道駅ホーム上からになった。
しかし同業氏はまた意外なほど少なく、自分以外には一人だけ。
まあ、ラストランWeekが5日間あったから、うまいこと分散してくれたのだろうか。
少しだけ雑談をしながら出迎え、そしてここでは乗らずに一度見送る。
昨日は10〜15時台は萩山折り返し運用に入っており、捕捉は比較的容易だったからだ。
定番撮影ポイントだから三脚・脚立を構えている人がそれなりにいたものの、どこかよりは遥かに
雰囲気は穏やかで、やはり会話する余裕もありながら穏やかかつ確実に往復を捉えた。
実際の乗車は約3週間ぶりになった。
先頭こそそれなりに賑やかだが、それ以外は極めてほぼ日常の雰囲気のまま走る。
もしも、があったらすぐに打ち切り、とまで考えていたので。
それくらい、これまでの記録の蓄積はできていたとの自負はあった。