銚子から今度は成田線の列車に乗って佐原駅で下車しました。
 JR東日本・佐原駅
 成田線はちょっと変わった路線とでもいうのか、ふたつの路線で成り立って(?)います。
 ひとつは総武本線の佐倉駅から分かれて成田駅を通って銚子駅の手前で再び総武本線に合流して総武本線に至るルートで、こちらが東京駅方面からやってくる列車のルートで、成田空港へ向かう特急「成田エクスプレス」や横須賀線と直通運転する快速列車などが通ります。
 もうひとつは成田駅と常磐線の我孫子駅を結ぶルートで、こちらは常磐線や上野東京ラインの品川駅や上野駅と取手駅を結ぶ快速電車と直通運転したり成田駅と我孫子駅の間を区間運転する列車が通っています。
 使用される車両形式も運転体系も全く異なるふたつの路線が成田線となっています。地元の人でなければちょっとややこしいかもしれません。

 佐原駅前には伊能忠敬の像があります。


 佐原は利根川流域にあり、かつては水郷による水運が盛んな町で、現在でも古い町並みにその名残を偲ぶことができます。





 伊能忠敬旧宅も保存されています。



 忠敬もこの地に住んでいた頃は邸宅の敷地を流れるこの水路を生活用水として使っていたものか…。


 佐原の町を歩いていると日が傾いてきて西日が優しく古い町並みを包み始めていました。


 中には入らなかったけれど、ここは喫茶店だったように記憶しています。
 いまの若い人たちは喫茶店とは言わないのかな?カフェか…。

 京浜東北線にデビューしたときは寿命20年の電車なんて言われていた209系…既に30年近く走り続けて房総各線のローカル列車で活躍を続けていますが、新型車両の導入も始まっており、近い将来引退することになりそうです。


 向こう側に停車中の横須賀線直通運転の快速列車のE217系も新型のE235系への置き換えも始まっており、一部の車両は廃車、長野総合車両センターへ回送されて解体が始まっています。

 成田線でも成田~我孫子間は常磐線のE231系を走るE231系が走ります。

 ここから我孫子駅経由で帰路につきました。