こんにちは。
今日はNゲージ鉄道模型、入線したKATO 113系(10-1586~1588)、2回目の記事に書いていたように、室内灯入れの前にカプラー周りを弄ってみました。
KATOの製品説明書には、写真のケーブル付ジャンパ開放栓パーツ(3本)を使うと”連結時に干渉することがある”と書かれていますが、連結しています。また連結時には外す胴受パーツと一緒に外れる筈のジャンパ栓も付いています。何をやったか?というと、先頭車クハ111の連結器を、TOMIXのTNカプラーに交換しています。これで併結運転時の連結器と胴受、ケーブルとの干渉をクリアできるんです。
昨年入線したクモユニ74に続いてまたもやTN化 です(笑)。
本記事後半では、KATOとTN、何が違うの?で気づいたことを書いています。
KATOのボディーマウント連結器(右下 以下KATO-BMと略記)と付属のパーツ類です。左下の胴受パーツ(ジャンパ栓付き)を右下の連結器に取り付けるようになっています。付ければ見栄えは良くなりますが、連結器がロックされ左右に振れなる製品仕様。したがって併結運転時、連結面に来る胴受パーツをいちいち外さなくてはなりません。
DCCで個別でも併結でも運転できるのにこれはイマイチ・・・。なので瞬間接着剤による接着という”荒業”ですが、先頭車の運転台側のみTOMIXのTN化を行います。
113系はスカートが付いているので、これに干渉しないよう右のカプラーを左のように削ったり切り落としたり..結構キワドイ小型化加工をしてから瞬間接着剤貼付けです。
胴受パーツに付いていた左右ジャンパ栓は、必要な部分を切り出してゴム系接着剤で接着しています。こうすることでジャンパ栓やケーブルフル装備でも干渉したり、パーツを取り外したりすること無く、そのまま併結運転が楽しめます。TN化による大きなメリットです。
そもそもKATO-BM(左)とTOMIXのTN(右) 何が違うのよ?と考えてみました。
写真は連結器パーツをバラして本体を比較していますが、大きな差は矢印 連結器至近に長い横棒があるかないか? ではないかと。KATOはこの長い棒が左右に振れるので干渉が起こるんだと思います。TNにはこれが無い、連結器を左右に振る機構が奥まったところに作られています。
これがあるからKATO-BM(左)は連結器に胴受を表現できない、左右に棒が振れたら真っ先に当たりますからね。なので胴受パーツを付けるときはカプラーをロックする必要があったんだと思います。一方TN(右)は棒が無いので矢印の胴受がカプラーに表現できています。これに干渉しなければその外側に付くジャンパ栓ケーブルにも干渉しない・・・大きな差です。
前から書いていますがKATOの併結運転を行う電車編成は全てTNカプラー化しています。201系、455/457系、285系、クモユニ74も・・・ すべてそうです。今回もまた..でした。胴受をセットすると連結器が固まっちゃうタイプは初めてだったかも(笑)..細かいジャンパ栓貼付けに苦労しました。私はDCCをやる都合もあって、車両自体はKATO製を選ぶケースが圧倒的に多いですけど、先頭車カプラーに関してはTNがいいと思っています。
KATO-BMの左右に長い”棒”を短くした”勝手に試作品”(笑)を作ってみました。写真右のもの、余っていた1世代前の密連下にカギ状のフックが付いているタイプです。
短くして、切った部分にグラインダーを入れてラウンドコーナー化することでどうやら作動に問題ないような気がしますが、短くなった棒はやはり左右に振れるので、胴受の位置をクリアできるかできないか?位と思います。これが上手くいけば瞬間接着剤貼付けをやらなくて済むんですが..試運転等やっていないので今回はTN化で行きます。胴受パーツのジャンパ栓を既に切り出しちゃいましたしね。
ただ、TN(左)は前後方向の長さが長い、なので車両によっては台車と干渉することがあったりします。前述クモユニ74ではこれで苦労しました。GM(グリーンマックス)の西武2000系でも、中間車でTNが入らず、KATO-BMを使った例もあったと思います。KATOのコンパクトサイズ、これはこれでメリットかも とも思います。
113系の編成中間はKATO-BMのままです。無理に変える必要もないですしね。車体サイズなどにもよるでしょうけど、KATOの胴受パーツを付けると連結器が振れない 先頭車仕様は何とかならないものかなー と思います。
ジャンパ開放栓無し、穴が3つ空いた状態で試運転はなー..と思いこの作業を先行させました。まだ一部ですが、写真のように室内灯を入れ終えた車両もあります。
この先も整備を進めたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。