NO.2436 表記も変わりました、長崎バス「エアポートライナー」専用車の変化&過去の塗装も紹介 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 長崎の空の玄関口でもあります、大村市の長崎空港は、メイン路線としまして東京(羽田)方面や、大阪・名古屋などの路線が運航されておりまして、これまでも多くの方々が利用されております。

 

 昨年2月までの時点では、多客期などには多くの利用者も見られておりまして、特にお盆・正月の利用者は多くの方が見られていたほどでもありまして、便によりましては満席となる便も見られていたほどでもありました。

 

 

 しかし、以降は現在まで「新型コロナウイルス」によります需要減による影響が見られておりまして、先述のようにメイン路線であるはずの東京線など多くの便で欠航便が見られておりまして、実際にフライト情報をご覧いただきますとわかりますように、運航便に関しましても非常に少なくなっているのが現状でもあります。

 

 現在は、長崎県内にあります五島(福江)・壱岐・対馬と言った離島便がメインで運航されるほどでもありまして、こう言った路線では島民の足としても活用されておりますのでそんなに多く欠航便は見られないのが現状でもあります。それでも、メイン路線が欠航となっている事もありまして、利用者は非常に少なくなっている事が伺わせております。

 

 (オリエンタルエアブリッジ、ボンバルディアDHC-8-Q400型機)

 

 

 そう言った事もありまして、長崎市内から長崎空港へ運行されておりますバスの本数も現在は非常に少なくなっているのが現状でもあります。現在は、以下画像の長崎県営バス運行で「空港リムジン」が運行されておりまして、ココウォーク茂里町発着、長崎駅前・新地ターミナル・長崎出島道路経由の系統、そして長崎駅前発着、浦上・(一部住吉・)昭和町・長崎バイパス経由の系統が運行されております。

 

 (0E52・三菱BKG-MS96JP)

 

 (4E56・三菱KL-MS86MP)

 

 

 一方、長崎自動車(長崎バス)も、「エアポートライナー」の愛称で運行されておりまして、先述の長崎県営バスと共同で、ココウォーク茂里町発着、長崎駅前・新地ターミナル・長崎出島道路経由の系統が運行されております。尚、昨年まではココウォーク茂里町発着、道ノ尾・打坂・川平経由便も運行されておりましたが、残念ながら現在は1系統のみが運行されるに至っております。

 

 (令和元年撮影、長崎出島道路・新地・長崎駅前経由ココウォーク茂里町行き行先)

 

 現在は、運行本数も長崎出島道路経由で10往復のみの運行となっておりまして、うち4往復が長崎バス担当便となっております。やはり本来の本数としますと非常に少ない本数でもありますが、折り返しの際には以下画像のように大村市内にあります大村営業所で休憩するようになっておりまして、実際に休憩する姿も見られているようであります。

 

 

 さて、そんな長崎バス「エアポートライナー」では、このほど変化が見られておりまして、今回の訪問時に所属先の大橋営業所などでその姿を見る事・収める事ができておりました。今回は、これまでの塗装の変化とともに、今回変わりました変化の部分に関しまして皆様にご紹介してまいります。

 

 (1741・いすゞQTG-RU1ASCJ)

 

 

 長崎バスの「エアポートライナー」専用車では、令和2年に開催する予定でした「東京オリンピック」・「東京パラリンピック」の通称「オリパラ」ナンバーが平成29年に交換されておりまして、これまでの緑ナンバーから白地のナンバーに交換されておりました。尚、これまでも当ブログでもご紹介しましたように、高速車や一部の一般路線車にもその「オリパラ」ナンバーが採用されております。

 

 (1210・いすゞQRG-RU1ASCJ)~上の画像6も

 

 

 ここからは、塗装の変化に関しましてご紹介してまいります。かつては濃い青地に赤・白のラインが入りました「トリコロールカラー」を採用しておりまして、現在のカラーとしますと大きく異なっている事がお分かりいただけます。尚、この当時は長崎出島道路1系統(平成16年~)のみでありましたが、それ以前の長崎バス参入時(平成14年~平成16年)には西山トンネル・長崎バイパス経由で運行されていた事もありました。

 

 【掲載車両、4501・日野KL-RU4FSEA 2503・いすゞKL-LV781R2】

 

 (4501)

 

 (2503)

 

 

 その後、平成23年に導入されました後述のいすゞガーラの導入に伴いまして、既存車両もデザインも白地に赤・青が入った現在のカラーに改まりました。それに伴いまして、既存車両も以下画像のように塗り替えられておりまして、上の画像の頃からしますと大きく変化が生じた事がお分かりただけるのではないかと思います。

 

 (4501)

 

 (2503)

 

 尚、掲載車両はいずれも長崎バスからは姿を消しておりますが、日野セレガRに関しましては1台がこのカラーで島原鉄道(島鉄バス)に移籍しまして貸切車(主にスクールバス)に、もう1台は塗装を変えまして「Vファーレン長崎」の選手専用車として現在に至っておりますし、いすゞガーラも2台が九州産交バスに移籍しまして、熊本市内~熊本空港間の「熊本空港リムジン」に使用されておりますし、画像の2503が長崎バス観光に移籍しまして、貸切車として使用されております。

 

 

 ここまで、現在までの長崎バスの「エアポートライナー」の塗装の変化をご紹介しましたが、ここからは今回訪問時(訪問日、2月2日)の模様をご紹介してまいります。画像は、長崎電気軌道大橋停留場の近くにあります大橋営業所でありますが、ここには画像のように多くの一般路線バス車両の姿を見る事ができております。

 

 また、こちらは中型車両向けの車庫でありまして、こちらは大橋停留場の所にあります。ここはかつて長崎電気軌道がバス部門を行っていた際に設けられていた車庫でもありまして、長崎バスに譲受しましてからは長崎バスの車庫として現在に至っております。ここには、中型向けの長崎~立山線や、コミュニティバスに使用されている車などもこの車庫内におきまして見る事ができております。

 

 そんなこの時も、車庫から出庫する車あれば、大橋営業所最寄りのバス停でもあります下大橋バス停へやってきていた姿を見る事ができておりました。この中には、画像にもありますように多くのラインナップがありますいすゞLVキュービックやエルガの姿を見る事ができておりまして、上の画像の多く駐車している車とともに見ましても、割合がある事が伺えるのではないかとも思います。

 

 【いずれもいすゞ車です】

 (1731・KC-LV380N)

 

 (2215・KL-LV280N1)

 

 

 そして、大橋営業所の道沿いにありますのが、いすゞガーラばかりでもあります、「エアポートライナー」向けの車庫でもあります。この時には、最後の画像にもありますように以下画像の3台+1台の計4台の姿がありまして、この昼間にそれだけ駐車する姿も普段見られない事もありまして、それだけ「新型コロナウイルス」によりまして航空機が欠航しているからこそ見られる姿が見られておりました。

 

 ((左2台のみご紹介)左、1209・QRG-RU1ASCJ 中央、1853・2TG-RU1ASDJ)

 

 そんなこれら車、よく見ますと、「Nagasaki City Liner」と表示が変わっておりまして、これまでの上の画像のような「Airport Liner」としますと表示も大きくなっておりまして、これまでとは違った姿が見られております。

 

 (1210・QRG-RU1ASCJ)

 

 (1568・QRG-RU1ASCJ)

 

 実際に、アップした画像が以下の通りでありますが、「City Liner」の間にも書かれている事がお分かりいただけます。私自身詳しくはわかりませんが「happily」とも書かれてありますので、まさに幸せに特化した意味合いがあるのではないかとも思われます。

 

 

 こちらは、「みらい長崎ココウォーク」内にあります車庫であります。現在大橋営業所内だけではなく、この「ココウォーク」内にも留置された姿が見られておりまして、それだけ稼働していない車が多く見られている事がお分かりいただけます。よく見ますと、こちらの車も「Nagasaki City Liner」と表示が変わっておりまして、稼働していない間に全車表記を変更する事ができたようでもありました。

 

 このうち、いすゞガーラの中では最古参にあたります平成23年式1101(LKG-RU1ESBJ)であります。こちらも表記が変わっている事がわかりますが、変わりましても稼働する機会がないというのは正直残念かなとも思う所ではあります。

 

 (アップ)

 

 

 今回は、長崎バスの「エアポートライナー」専用車で見られている変化に関しましてご紹介しましたが、最初に情報を聞いた際には塗装はそのままとはいえ随分様変わりしたなと思います。やはり、これまでの「Airport Liner」からしますと字体も大きくなっている訳でもありますので、大変目立っていいのではないかとも思う所でもありましょうか。しかし、このように変化が見られているとは言いましても稼働する本数が減ってしまっている事に関しましては正直残念ではないかとも思います。とにかく、元に戻るまではしばらくかかる事にはなるようですが、それでも全ての車が大きくなりました字体が見せられるように願いたい所ではあります。