さて、昔の写真をスキャンしたら出てきた写真です。撮影したのは1991年9月上旬で、奥鬼怒に行った帰り、残った青春18きっぷ消費のため日光線経由で帰った時に撮影しました。青春18きっぷが残っていなければ東武で帰っていたでしょう。ちょうど日光線、日光駅のホームに立つとクモハ107, 106のトップナンバーが入線していましたので、写真を撮っておきました。
旧型国電ではありませんが、もはやクモハ107, 106も歴史の一コマとなってしまいましたし、日光線のNをあしらった初期の塗装も記憶の中の存在となってしまいましたので、ここで蔵出し公開します。クモハ107-1に禁煙車のステッカーが貼ってあるのも懐かしいです。
ちなみに日光線にはかつてスカ色のクモハ41の一党がいたはずですが、撮り損ねてしまいました。クモハ41の一党が165系にとって代わられ、さらに2扉車で乗降が不便だったため、107系の導入となったようです。しかし2013年3月のダイヤ改正で205系の導入となり廃車となりました。
この当時 (というか1960年代以降) の日光線は、東武にお客をすっかり取られ、観光客の姿も少なくガラガラでした。しかし、数年前にやはり青春18切符を使って久しぶりに日光を訪れた際には、外国人観光客呼び込みキャンペーンもあって外国人観光客で非常に混雑しており、非常に驚いた覚えがあります。ジャパンレールパスを使って、新幹線から日光線に乗り継ぐのが、外国人観光客にとっての日光訪問のメインルートになっていたのでしょう。
おそらくまた今回のコロナ禍で、元の姿に戻っていると思いますが...
ちなみにWikipediaの情報によりますと、本編成は1988.5.19に大船工場で製造され、2013.6.5付廃車となっているようです。配置は継続して小山電車区(→小山車両センター)でした。車令25年での廃車ですのでちょっと早すぎるような気もしますが...