キハ53-200番台の両運転台のライト点灯対応と光漏れに対する恒久対策を施すと共に、下回りに追加加工を行いました。

 

前回検証した光漏れに対する恒久対策を施しました。

 

ヘッドライト用LEDをハウジング内に後退する改善は、両運転台とも同様にライト基板でLEDを付け直しました。ハウジングの外壁を覆っていたアルミテープは、ハウジングの内壁側に施すこととし、アルミテープをT字状に切ったものを準備して対策します。ハウジング内で、ヘッドライトLEDの下側に挿入していた反射板は、上面に貼ったアルミテープが奥側でLEDのリード線と接触すると電気的に短絡する危険があるため、プラ板の奥側ではアルミテープを剥がしたものに交換しています。

 

ハウジングの内壁には、ヘッドライト用LEDに沿う形で上部分を斜めにアルミテープを貼り付け、背後だけ全面に貼り付けています。

 

ヘッドライト用LEDの下側に挿し込む遮光板は、先に挿し込む側(奥側)だけは、上面に貼るアルミテープを止めて短絡事故の防止を図っています。

 

最終的な遮光対策の形です。斜めに挿し込む遮光板は、接着せず着脱可能としてあり、ライト基板が載った床板に、座席パーツを装着してから斜めに挿し込みます。座席パーツを取り外す際は、先に斜めの遮光板を抜いてから作業します。ハウジングの上面の反射機能が無くなりましたが、この部分にアルミテープを貼ってしまうと内部メンテナンスが出来なくて困りますので、以下の様に対策を変更しました。

 

ハウジングの上面がボディの天井に接することから、ボディの天井下面にアルミテープを貼ることで同等効果を確保しています。

 

ハウジングと黒色の遮光板はピタリと接触していることから、ハウジングの先端でハの字形に開いた背の低い壁の嵩上げ遮光は、省略することにしました。

 

前位運転台の運転席側窓下のバランサー点検蓋の部分は、内側から蓋の穴を塞ぐように切り出した0.3mm厚のプラ板を嵌め込み接着してから、アルミテープを貼って遮光対策を完了しました。

 

運転席側窓下のバランサー点検蓋下部の隙間は、裏打ちした板により貫通状態から塞がった状態になりました。

 

遮光の恒久対策が完了しました。ここで一寸気になったのが、後位運転台側(右側)のライト基板のカバー部分で、客室側の座席背ずりがモールドで表現されていますが、背ずりの位置と窓柱の位置とが一致していません。これも修正することにしました。

 

背ずり部分を糸鋸で削ぎ取り、客室側に2mm移設して接着しておきました。手前側は、室内設置のトイレ用水タンクの収容箇所になりますので、1mm厚のプラ板で囲い壁を作りました。壁が少し曲がって付いてしまっていますので、後ほど修正しておきます。

 

ところで、当初の目論見であるTOMIX製の東北地域本社色のキハ40に連結して走らせるには、現状ではカプラーが異なっていて連結できません。

キハ58用のボディマウントTNカプラー(JC6356)を2個準備しました。

 

TNカプラーの両側にある固定用爪を切断し、薄手の両面テープで床下に貼り付けました。台車のカプラーホルダーを切除しておく必要がありますが、TNカプラーのこのような装着はしたことがなく、上手くいかなかった時にも戻せるよう、カプラーホルダーの付いていない類似台車を代わりに装着しています。

 

カプラーの高さもピッタリで上手くいきました。カプラーの取付には両面テープを使用していますが、キハ40の1両~2両編成に連結するだけですから、強度的にも特に問題ないと思います。これで安心して台車のカプラーホルダーを切断できます。また、スノープロウも装着する予定です。

 

キハ58旧製品からキハ53-200番台への加工作業が終わりました。後は下地処理を済ませて塗装するだけです。

 

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