2月13日(土)に発生した福島県沖を震源とする地震で、東北新幹線では那須塩原〜盛岡間で運転を見合わせています。

福島県沖で発生した地震による東北新幹線の被災状況と今後の見通しについて|JR東日本

上記発表資料によると、被災状況については確認中ですが、新白河〜古川間で土木航続物の損傷や電柱の折損等が発生していることから、東北新幹線の全線運転再開までには概ね10日前後要する見込みとのことです。

なお、JR東日本管内の在来線は2月15日(月)から全線区で運転再開の予定となっており、また東北新幹線の運転再開までは、仙台方面へは常磐線の臨時列車を、秋田方面へは羽越本線での臨時列車運転を行うとともに高速バス事業者及び航空会社に協力を依頼しているとのことです。

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▲2月13日福島県沖地震における被災状況
(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2020/20210214_ho01.pdf)より引用)

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



昨日(2月13日(土))の夜に発生した福島県沖の地震では、東北地方で大きな被害が発生しました。
幸いなことに、犠牲者は発生しなかったものの、各所で家屋の損壊や土砂崩れ等が発生しています。

鉄道事業者においても、2月14日(日)は多くの線区で運転見合わせとなりましたが、そのうち東北新幹線に関しては、上述のとおり設備に大きな損傷が見られたため、復旧作業に10日前後を要することとなっています。


そのため、迂回ルートとして、仙台方面へは常磐線、秋田方面へは羽越本線での臨時列車を運行することが既に発表されています。

仙台方面への常磐線については、昨年3月のダイヤ改正で9年ぶりに全線での運転が再開されたところですが、再開後1年を待たずして、奇しくも地震による被害で今度は同線が代替輸送としての機能を果たすこととなりました。


品川・上野〜仙台を通し運行する特急「ひたち」は3往復と本数は限られていますが、一方で10両編成での運転であることから、決して少なくない輸送力であるかと思います。

上述で協力を依頼しているとおり、高速バス事業者では臨時便の運行及び新型コロナウイルス感染症の影響で運休している路線の臨時運行を、航空事業者では臨時便の運行を既に決定しています。
とはいえ、これらに加えて在来線ではあるものの、鉄道としての迂回ルートが機能するのは、心強い限りです。


常磐線、羽越本線では臨時列車の設定が予定されているとのことですが、どのような列車が運行されるのか、気になるところではありますが、折からの新型コロナウイルスの感染拡大の観点から、必要至急の方々がこれらの臨時列車を利用できるよう、ファンとしては十二分に配慮したいところでもあるな、と感じたところです。




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