昨夜は私の住む札幌でもしばらくの間揺れていたので、もしや遠くで大きな地震でもあったのでは…と思っていたら宮城や福島で最大震度6強という、10年前の東日本大震災を思い起こさせる大きな地震でした。

鉄道でも、架線柱の倒壊で東北新幹線が不通になっており、コロナ禍で乗客が減っているとはいえ、首都圏と東北の大動脈がマヒしてしまうのは赤字決算のJR東日本としては大きな痛手ですね…。一日も早い復旧をお祈りすると共に、被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

さて今回は、昨年のうちに途中まで執筆しておきながら、諸事情でなかなかアップできなかった『はまなす編成』初乗車時のブログです。ちょっと話題が古いかもしれませんがご了承ください。

 

JR北海道ご自慢だったリゾート列車の後継車両として製造されたキハ261系5000番台車のうち『はまなす編成』が営業運転を開始し、10月17・18日の『炭鉄港を巡る旅』ツアーの団体臨時列車に続き、翌週の24・25日の特急オホーツク1号/大雪4号で一般の乗客が乗れる定期列車への投入が始まりました。

『北海道鉄道140年記念』として道内各方面の特急列車の車両を『はまなす編成』で運転するという企画の第1弾である石北本線特急への投入ですが、従来キハ183系のみで運転されてきただけに新型車両の注目度は高く、また同線でイベント列車が走るというのは久しぶりという事もあり、特に10月24日のオホーツク1号の指定席は早い段階で満席になっていました。流石に『瞬殺』という程ではありませんでしたが、人気の高さが窺えます。

 

 

その、オホーツク1号が運転初日となった10月24日早朝の札幌駅7番線ホーム。

5両編成中自由席は1両しかないため、早くから乗車待ちの列ができていました。

停車中の列車は6:18発の東室蘭行普通2724D。オホーツク1号はこの列車の発車後約20分後に入線します。

 

 

 

6:38頃、いよいよ『はまなす編成』が入線してきます。

 

 

 

はまなす編成による石北本線特急の編成は下記の通り。

自由席は⑤号車1両のみと通常より少なくなっています。何といっても石北本線にキハ261系の営業列車が初入線するという事で人気集中が予想されたためか、指定席の席数を多く設定しているからです(おおぞらと北斗は自由席と指定席2両ずつ、宗谷/サロベツはオホーツク/大雪と同様に自由席1両)。私が今回乗車したのは④号車指定席です。

遠軽←①(はまなすラウンジ)キハ261-5101 ②(指)キハ260-5101 ③(指)キハ260-5301 ④☆(指)キハ260-5201 ⑤(自)キハ261-5201→札幌、網走

 

 

 

はまなす編成は他のキハ261系(1000番台6次車以降)と同様川崎重工業製。

同社は733系電車やH100形電気式気動車も製造しており、JR北海道の車両を一手に引き受けている感がありますが、はまなす編成の製作費は20~25億円ともいわれています。同じく同社で製造しながら一度も営業運転に就かないまま廃車解体となってしまったキハ285系はハイブリッド車体傾斜+MAハイブリッド駆動の新機軸を盛り込んだため3両で25億円でした。それよりは1両あたりの単価が安く車体構造が一般のキハ261系と同様で車体傾斜装置も付かないはまなす編成ですが、北海道特有の耐寒耐雪装備を付加しているとはいえ、1両あたり約3億円ともいわれるJR四国の新型特急気動車2600・2700系から見てもかなり割高に感じます。

気動車製造がメインだった富士重工業(現・SUBARU)の鉄道車両部門撤退は痛かったですね…。

 

 

 

普通車の車内は一般のキハ261系の標準だった『デンマークデザイン』は払拭されて独自のカラーデザインとなっており、ガラッと雰囲気が異なっています。座席は『グレードアップ指定席』のインアームテーブル付仕様(※キハ260-1100に設置の車椅子用1人掛け席の後になる背面テーブルのない箇所用)を改良したモノで、座面に角度が付き、腰回りにカラフルなパッドが付いて従来より座り心地が改善されています。表地は、平織物がスタンダードであるJR北海道の特急車両としては珍しくモケット生地を採用。

石コロ模様の床は電気式DCのH100形と同じ柄の敷物です。

 

 

 

座席にはモバイル用コンセントを装備し、車内Wi-Fiも完備しています。

 

 

 

今回の指定席はえきねっとの『セルフ10時打ち』で何とか確保。

乗車券は毎度おなじみ『HOKKAIDO LOVE!6日間パス』(※9月29日で発売終了)です。

 

 

 

最後尾自由席⑤号車のキハ261-5201。遠軽からは先頭車となります。

何かと物議を醸したこのカラーリングですが、JR北海道は何かと暗い話題続きだっただけに、そのイメージを吹き飛ばすにはもってこいの色調ではないでしょうか?アクセントとして貫通扉を塗分けしているのもアリだと思いますよ。

 

 

 

ただ…ヘッドマークはLEDではなくシール貼り付けによる表示となっていました。かつての併結ブルトレを彷彿とさせる2列車を併記したデザインで、石北本線特急用のLEDが用意されていないのでしょう。これは、同線に将来キハ261系が入る可能性を否定する事にもつながりかねません。キハ183系の全廃と共に特急廃止…という最悪な事態は避けて頂きたいですね!

(個人的な意見として、大雪のヘッドマークが急行時代そのままなのだから、オホーツクのヘッドマークを1992年以前の流氷の海デザインに戻して欲しい!!)

 

 

 

側面の行先表示もLEDではなく、やはり2列車併記のシール貼り付けです。

国鉄書体風の文字がマニア心をくすぐりますね。

 

 

 

発車時刻までの間、先頭車の周りは撮影者がひっきりなしに取り囲んでおりました。

イベント列車という性格上、乗客の大半はテツでしたが…。

 

 

 

ヘッドマークや行先表示に石北本線系統の特急のLEDが入っていないという事は、当然自動放送やインフォメーションボードにもセットされておらず、車内放送は自動放送用の電子音チャイムと肉声放送の併用でした。

 

 

 

指定席は1ケ月前の時点で全て売り切れており、運転日近くに若干のキャンセルが出たりもしましたが。結局各車両ともほぼ満席という状況で、大半が『テツ』でしたがもちろん一般の観光客らしき方もいらっしゃいました。

1両しかない自由席も全ての席が埋まっていて立ち客もいましたが、通路までビッシリという程の状況ではなかったです。

コロナ禍で乗客減で苦しむJR北海道にとっては嬉しい事ではありますが、残念ながらマスクなしで乗車していた人も少なからずいたのは事実で、旅客機のようにマスク着用拒否する者は乗車拒否できるようにして頂きたいのですがねぇ…。

(旭川発車後の④号車車内)

 

 

 

①号車はキロ261-1100と同様の車体構造を持つキハ261-5101『はまなすラウンジ』。

他の車両とは照明の使い方が異なり、なかなか良い雰囲気を醸し出しています。座席は4人掛けBOX席と窓向きの1人掛け席のレイアウトで、『北海道鉄道140年記念』の各列車運用ではイベント列車的扱いだったのでフリースペース(区間によってツアー客の『ダイニングカープラン』専用席)となっていますが、その後11月28日以降特定日に投入される宗谷/サロベツ他、一般の特急列車として運用される際は『増①号車』として自由席扱いで、「乗客ならどなたでもご利用できる」との事なので他の車両の乗客が気分転換にフリースペースとして利用する事が可能です。

 

 

 

この日は石狩・空知・上川地方は雲の多い天気で時折晴れ間が見られる程度でしたが、深まる秋の風景を車窓から見る事ができました。

(石北本線将軍山駅付近)

 

 

 

古くから撮影の名所である中愛別~愛山の第五石狩川橋梁では、石北本線では珍しいイベント列車を撮ろうと撮り鉄達が訪れていました。

ここの他にも、沿線各地の駅や踏切でも撮り鉄の他に『非鉄』と思われる一般の方もカメラやスマホを構えたり、列車に向かって手を振る姿を多く見掛け、関心の高さを物語っていました。

 

 

 

やがて列車は北見峠の山奥深くに入り、道内の標高最高地点の停車場である上越信号場を通過後石北トンネルへ。

その際、滅多に聴く事のできない北見峠と石北トンネルの解説放送が車掌の声で流れました。私も一度183系の大雪1号で聴いた事があります。以下はその全文。

「列車は今、北見峠を進んでおります。ここは、冬の北海道でも最も列車の運転環境が厳しく、雪が3メートル程も積もり、5月でも残雪が車窓から眺める事ができます。先程通過した上越信号場は標高634メートルもあり、その先、石北トンネルを通過中です。石北は、石狩の国と北見の国の境を意味しているといわれ、トンネルの長さは4356メートルあり、通り抜けるのに4分程掛かります。しばらくの間ご辛抱ください。」

尚、この解説文は自動放送でお馴染みの大橋敏夫氏(英語版はジーン・ウィルソン氏)による録音音声もあり、車掌が携行するタブレット端末に収録されています(帰路で乗車した翌日の大雪4号ではその録音版が流されていました)。

 

 

 

ちょうど石北トンネルを通過のタイミングで、北見市の『石北沿線ふるさとネットワーク』による車内販売が回ってきました。

①号車にある販売カウンターでは飲料やお菓子、おつまみ類の他に沿線の特産品が販売されていますが、それとは別に特定日に石北本線特急で行われている取り組みで、今回は留辺蘂の白花豆プリン、網走のプレミアムスコーンや鉄道グッズを取り扱っていました。

私は今回しか買えないはまなす編成の特製ステッカーの他に、特製缶バッヂを購入しました。

 

 

 

石北トンネルを抜け北見峠を越えると、湧別川沿いに走行します。

 

 

 

丸瀬布駅では82D大雪2号と列車交換のため運転停車しますが、オホーツク1号のドアは開きません。

せっかく停車するのなら客扱いしても良さそうですが…?

 

 

 

進行方向が変わる遠軽を出て、湧別川とはお別れ。

 

 

 

紅葉の山と牧場。

(安国~生野)

 

 

 

常紋峠を越えると北見盆地に入り、網走管内の中心都市である北見を出て、端野~緋牛内で常呂川を渡ります。

オホーツク1号の旅も終盤になりました。

 

 

 

緋牛内~美幌で常呂川水系と網走川水系を分ける分水嶺を越え、美幌平野に出ると遠くに藻琴山と斜里岳が見えてきます。

右が藻琴山、左奥にちょこんと頂上が見えているのが斜里岳です。

 

 

 

美幌発車後に、はまなすラウンジの販売カウンターに乗務しているアテンダントによって記念の乗車証明書が配布されました。

 

 

 

女満別から先はいよいよ網走湖が見えてきます。

湖の風景が終わり、網走川の流れと並行するようになると『アルプスの牧場』電子音チャイムが流れ、終着駅を告げる車内放送が流れます。

「本日は、北海道鉄道140年を記念致しまして、特急オホーツク1号、キハ261系5000番台『はまなす編成』で運転致しました。はまなす編成でのオホーツクの旅、如何でしたでしょうか?」

 

 

 

12:17に終着・網走駅に到着です。

車両は清掃作業後に12:35発の84D大雪4号として旭川へと折り返しますが、混雑対策のためか当駅としては珍しくオホーツク1号到着前の時点で既に改札が始まっており、各車両出入口付近では乗車待ちの列を成していました。

 

 

 

この日は運行初日という事で、ホームでは横断幕を持ってのお出迎えと、網走のご当地キャラ『ニポネ』が登場しました。

何故か横断幕には釧網本線の文字がありましたが、いつかはまなす編成も釧網本線の観光列車として走ってくれたらいいですね。

ちなみに釧網本線への乗換は15:10発の4729Dまで3時間近く待たなければなりません。2016年~2017年のダイヤ改正で、網走に到着した特急列車から釧網本線知床斜里方面への乗継は非常に不便になってしまいました。「どーにかならんのかねェ!?(西部警察の二宮係長調で)」

 

 

 

駅コンコースでは下車客への『ちょっぴりプレゼント』として、観光パンフレットなどが入った袋と流氷飴が配られました。

 

 

 

私はこの後レンタカーを借りました(JR北海道ソリューソンズが運営する駅レンタカー北海道の『HOKKAIDO LOVE!駅レンタカープラン』は6日間パス利用客対象に24時間¥2970の激安で借りられた)。列車では買いに行きづらい清里町駅の『北の大地の入場券』を買いに行くためです。

本来借りられる車種はSクラスなのでヴィッツやノートなどのコンパクトカーと思いきや、車両のやり繰りの都合上カローラフィールダー(カローラとしては先代モデル。現行のカローラツーリングと併売)となりました。本来のプランなら借りられない車種なので料金がグッと上がってしまうのですが、無料アップグレードみたいで借りる側にしてみれば嬉しい誤算です。

本当はレンタカー借受後に大雪4号のはまなす編成を呼人駅で撮り鉄しようと思っていたのですが、駅レンでレンタサイクルを借りる先客がいたためコチラの手続きまで時間が掛かってしまい間に合わなかったため、流石に諦めました。

 

 

 

清里町へ行く前に、ちょっと遠かったですが摩周駅にも行く事に。

先日川湯温泉延長運転のノロッコ号に乗車した際、停車時間中に1枚しか買う事ができなかったため買い増しするためです。

窓口営業は15:10までですが、何とか間に合いました。

 

 

 

次は清里町駅の分を買いに行くのですが、一旦素通りしてちょっと寄り道。

網走を15:10に発車した釧路行普通4729Dを南斜里駅(16:06発)停車中と、発車後に夕焼けに染まる斜里岳をバックに走行するシーンを撮り鉄。

この日はオホーツク1号のはまなす編成充当と連動して流氷物語車両のキハ54 507の白色ラッピング車による運行でした。相棒のキハ54 508の水色ラッピング車は不幸にもこの5日前に清里町内で大型車との踏切事故に遭遇してしまい、その影響で2021年シーズンの流氷物語号はキハ40『北海道の恵みシリーズ』2両による編成に変更されています。

 

 

 

撮り鉄を済ませ、清里町情報交流施設『きよーる』に立ち寄り、『北の大地の入場券』を購入します。

入場券の図柄は斜里岳をバックに単機で走行するDE10形ディーゼル機関車。

 

 

 

入場券購入後に、清里町駅に出向いて駅舎を撮影。

国鉄末期に駅員が引き払った後は簡易委託駅(当初は窓口発券)となり、その後電器店が事務室スペースに入居した事もありましたが現在は完全な無人駅です。

 

 

 

すっかり夜の帳が降りた網走に戻ってきました。

レンタカーは借りたまま(※元々24時間借りられるプランのため)本日の宿である『東横インオホーツク・網走駅前』にチェックイン。

 

 

 

チェックインを済ませ部屋に荷物を置いた後、74Dオホーツク4号の発車に間に合いそうだったので、再び網走駅に出向き、北見まで乗車する事にしました。

大雪の不定期化はキハ183系にも何らかの変化が予想されるため、とにかく乗れる時にできるだけ乗っておきたいのです。

 

 

 

前日のオホーツク3号→この日の大雪2号→大雪1号と運用し、再び札幌へ戻る編成は下記の通り。

①(指)キハ183-1555②(G)キロ182-7552③(指/自)キハ182-507④(自)キハ183-4558(普通車座席のタイプは①号車は元サロベツ用青、③④号車はR55茶)

今回乗車したのは③号車(自由席区画)のキハ182-507。9月12日の宗谷/サロベツ代走時に入っていた車両で、その乗車した時のブログ記事で「オホーツク・大雪の運用には滅多に入る事はありません」と記したのですが、その後になってオホーツク/大雪の運用に頻繁に入るようになりました(冬期に入り再び運用離脱した模様)。

車掌は往路に乗車したはまなす編成のオホーツク1号に乗務していた方で、発車後の車内放送でオルゴール版の『アルプスの牧場』が鳴り、12気筒エンジンのサウンドも相俟って『音鉄』にとっては嬉しい列車でありました。

 

 

 

北見駅には18:15に到着。

 

 

 

北見からは19:03発の4673Dで網走へ戻りますが、時間があるので待合室で一休み。

 

 

 

待合室設置のTVでは、網走駅に到着するはまなす編成の話題がニュースとして流れていました。

 

 

 

4673Dは下りではただ1本のみ存在する釧網本線へ直通する列車で、キハ40 1735(旭アサ)単行による運行。

乗客は部活帰りの高校生が多かったです。

 

 

 

網走駅は20:09に到着。

下車後、駅前のすき家で夕食を買い、ホテルに戻りました。

 

 

 

そして…翌25日。

ホテルを出て、レンタカーにガソリンを入れて返却し、網走駅へ。

 

 

 

網走からの帰路として前日に引き続きはまなす編成での運用となる84D大雪4号に乗車するのですが、ホテルチェックアウトからの時間があるのでヒマつぶしの乗り鉄として10:20発遠軽行普通4658Dで北見へ向かい、11:24に到着後、交換列車として3分後に到着する71Dオホーツク1号のはまなす編成に乗車する事にしました。

4658Dは時刻表上では遠軽行ですが車両そのものは4622Dと列車番号を変えて旭川へ直通する列車です(但し直通する乗客は遠軽で一旦降ろされる)。通常なら2両ともキハ40ですが、今回はキハ40 830+キハ54 528(元急行礼文用)の組み合わせ。キハ40のほうは原番号が初期車の105、車齢43年という長寿車で、旭川運転所へのH100形の運用開始後に廃車されると思われる同車に乗車しました。

 

 

 

北見駅に到着後、跨線橋を渡りオホーツク1号が発着する1番線ホームに移動します。

はまなす編成の試乗や見物目当てでしょうか。ホームには通常より明らかに列車を待つ人が多く、新型車両への期待と関心の高さを物語っておりました。

 

 

 

各車両乗車口には特製の乗車口札がセーフティーコーンに取り付けられた状態で置かれていました。

網走までのチョイ乗りですが、私は指定席の3号車に乗車します。

 

 

 

はまなす編成のオホーツク1号が到着します。

普段ではなかなかお目に掛かれない列車だけに、入線時にカメラやスマホを向ける人が多かったです。

 

 

 

3号車キハ260-5301の車内。

やはり満席に近い状況でしたが、北見や遠軽などで下車する乗客もいたため空席を拾う事ができました。

 

 

 

12:17、網走駅に到着。再び戻ってきました。

前日に引き続き、ホームは乗客やはまなす編成を見に来た人達で大賑わいです。

 

 

 

私は改札を抜けず、大雪4号折返し準備までの間2番線ホームに廻り編成写真などを撮影。

 

 

 

大雪4号は12:35に発車。

相変わらず乗客は多いですが、オホーツク1号程の混雑ではありません。ただ、特に乗客が少ない網走~北見にしてはかなり乗っているほうでしょう。ちなみに私の隣の席には旭川まで誰も乗ってくる事はありませんでした。

 

 

 

網走~呼人の網走湖。

残念ながらこの日は網走管内も雲が多い天気で、所によって小雨がパラつく事もありました。

 

 

 

私は、網走発車前に買い求めた駅弁・かにめしを昼食として車内で頂きました。

 

 

 

1号車のはまなすラウンジ車両にある販売カウンターのメニュー表。

せっかくなので何かお土産でも買おうと思って行ってみたのですが、販売されていた特産品の中にラインナップされていたお目当ての銘菓『ほっちゃれ』(北見市の菓子處・大丸謹製)は残念ながら売り切れていました…。

 

 

 

それでも、北見~上川の間では前日に続いて『石北沿線ふるさとネットワーク』による車内販売が行われるため、私は『白花豆プリン』と『あばしりプレミアムスコーン』(前日網走駅到着後に頂いた『ちょっぴりプレゼント』の中にも同封)を買い求めて旅のオヤツにしました。

 

 

 

進行方向が変わる遠軽駅を出た後で、販売カウンターのアテンダントが乗車証明書を配布しに車内を廻ってきました。

北見→網走で乗ったオホーツク1号でも頂いているので、結局私は計3枚入手した事になります。

尚、6日間パスの指定席発行回数を示すが4つとも埋まりましたが、今回乗車したはまなす編成の3本の他に、この後旭川から乗換予定だった特急ライラック34号の分も予め指定席券売機で受け取ったからです。

 

 

 

白滝を出発した後、私は①号車のはまなすラウンジにお邪魔して1人掛けのカウンター席に座っていたのですが、隣に座っていた鉄ヲタに絡まれてしまい、しばらく彼の話し相手になってあげましたが、私の逆側の隣にいた男に話し掛けたタイミングで逃げてきました…。

彼はイベント列車が運転される度に出没し(私も人の事は言えないが…)、やたら同業者や非鉄の方々にまで絡んでくる人物で、前日オホーツク1号に乗った時も私の隣にいた若い男に話し掛けてSNSのアカウントを聞き出していました。お友達を増やしたい気持ちは解らなくもないですが、誰彼かまわず絡むのは却ってウザいと思われるので程々にしておいたほうが良いと思いますよ…。

 

 

 

終着・旭川駅3番線には16:19に到着。2日間に及んだ石北本線特急運用が終わりました。隣の4番線に停車中の16:30発3034M特急ライラック34号(789系HE-103/HE-203編成、SOYAラッピング車)と並びます。

 

 

 

はまなす編成は乗客を降ろした後、先行のライラック34号が発車して数分後に札幌へ向けて回送されます。札幌への直通客限定でも良いのでそのまま乗せて欲しい処ですが。

回送列車を見送るため、私は予め指定席を取っていたライラック34号に乗らず後続の17:00発ライラック36号に乗る事にしました。

 

 

 

ちなみに、本来大雪4号の折返し列車である17:05発網走行83D大雪3号は、はまなす編成が札幌(苗穂運転所)に戻るために回送されてしまうため、わざわざ苗穂からキハ183系を回送させて対応する事になり、はまなす編成と入れ替わりで3番線に入線しました。

編成は、前日に網走→北見で乗車したオホーツク3号と同じでした。

 

 

 

それらを見届けた私は、先述した通り3036Mライラック36号で札幌へ戻ります。

編成は789系のトップナンバーであるHE-101/HE-201編成(OKHOTSKラッピング、未リニューアル車)で、私は自由席⑥号車の先頭車クハ789-201に乗車しました。

 

 

 

17:32着の滝川では、先行していたはまなす編成の回送列車に追い付きました。

私は純然たる撮り鉄ではないため詳細なダイヤは解りかねますが、この後17:45発のフラノラベンダーエクスプレス4号のスジで回送されたのでしょうか。

 

 

 

ライラック36号は18:25に札幌駅2番線に到着。2日間の旅が終わりました。

 

 

というワケで、私のはまなす編成初乗車のブログでした。

その後11月1日のおおぞら3号に充当された時にも乗車し、釧路からは花咲線運用に入ったキハ40 1779『道東 森の恵み号』に乗って根室まで足を延ばしたのですが、その時の事もいずれ紹介したいと思います。