バカ殿様スペシャル~西武トム301晩年仕様の模型制作中 | 書斎の汽車・電車

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 マイクロエースからも新製品のアナウンスがありました。

 

 私鉄の車輛があれこれ出るようですが、その中に西武E31形電機の再発売がありました。晩年仕様とのことですが、西武ファンとしては注目といえるでしょう。

 同時に、西武のトム301形も再発売となります。前回の発売時は、吾野からの砕石輸送全盛期を思わせる黒塗装(つまり一般的な貨車)でしたが、再発売では、晩年の保線用、白い車体に緑色の帯という仕様で製品化されます。E31の晩年仕様にもぴったりの製品といえるでしょう。

 

 というご紹介だけでは、わざわざ当ブログで採りあげるまでもないかも知れません。模型の新製品をご紹介するブログはあまた存在するわけで、そちらをご覧くださいということになります。

 実は、今回の製品化、私は少々複雑な気持ちでおります。前回の製品化時にはトム7輛+ワフ1輛のセットで販売されました。このトム7輛というのがどうも物足りなくて(何しろ実物は100輛を超える大所帯ですから)、もう1セット購入してしまいました。追加購入分のうち、トム3輛はナンバーを変更の上、最初に買った7輛と組み合わせました。また、1輛は同じ武蔵野鉄道出身の「トム31形」に改造しています。

 

 さて、残ったトム3輛については、晩年の保線用に塗り替えようと思いました。(ワフについては別途活用します)そこで、車体をファレホのアイボリーで、下回りをグレーに塗ったのが、ご覧いただく写真となります。

 

 実はこの工作、ここまででストップしたままです。緑色の帯をどうするのか、青色のナンバーをどこから調達するのかといった課題が残ったままなのです。こうした問題を解決できないまま、見切り発車をしてしまったというわけです。

 そのため、これらの貨車は「白塗り」のまま放置され、まるで「バカ殿」か、前衛舞踏のようです。そうこうするうちに今回の製品化発表、発売は夏ごろとのことですが、こうなったらその前に何とか完成に持ち込みたいものです。